韓国の大手日刊紙であるハンギョレ新聞は「BLACKPINKはTWICEとaespaを狙撃したのか」と題した記事を掲載。オンライン上で巻き起こった議論を取り上げた。果たしてその内容とは・・。
BLACKPINK(ブラックピンク)が、TWICE(トゥワイス)とaespa(エスパ)をディスった?
この議論は8月20日から韓国ネットで広がりを見せていたのだが、今日(8月22日)になって一部のメディアも加勢、報道した。
韓国の大手日刊紙であるハンギョレ新聞は、この日自社の電子版に「BLACKPINKはTWICEとaespaを狙撃したのか」と題した記事を掲載。オンライン上で巻き起こった議論を、詳しく記載している。
同メディアは、BLACKPINKが19日に発表した新曲『Pink Venom』について「彼女たちのファン以外も、その致命的な魅力にきっとハマるだろうという自信を覗かせる。一方で、BLACKPINKこそがK-POPガールズグループの中では、不動のトップだというプライドを示している」と評価。
「自信の表れならば、何ら問題はないのだが、“不動のトップ”であることの誇示である場合、所々“耳障り”な歌詞がある」と、音楽ファンの意見を引用しながら解説する。
その歌詞は、以下のようだ(※一部意訳)。
「ポップコーンでも用意すれば? 頭突っ込まないで」
この歌詞を巡っては「BLACKPINKがカムバックしたから、他のガールズグループは静かにしてろ」という意味で解釈する声もあったといい、特に“ポップコーン”は、名作映画をパロディー化したミュージックビデオを発表した、TWICEを連想させるという意見も。
また「I talk that talk/目を閉じpop pop 見なくてもわかる/One by one then Two by Two」という一節については、「正直言っていい? 目を閉じて銃を撃っても1人、2人と倒れる」という意味で、音楽ファンは、
・ナヨンのソロデビュー曲『POP!』
・TWICEのミニアルバム『BETWEEN 1&2』
・『BETWEEN 1&2』のタイトル曲『Talk that Talk』
を指していると言い、BLCKPINKが「TWICEなんか相手にならない」と挑発していると主張。
そして音楽ファンは「フェイクショーにしては華麗だったね」という歌詞にも着目し、今度はaespaへの挑発と疑っている。
aespaは、去る4月にアメリカ最大の音楽フェス『コーチェラ・フェスティバル』のメインステージに登場。
BLACKPINKは、2019年に同フェスのサブヘッドライナーステージに立ったのだが、“メインとサブ”という言葉の意味によって、aespaがBLACKPINKよりも大きなステージに立ったかのように報じられた。
実は、BLACKPINKのサブヘッドライナーステージの方が規模が大きいのである。
音楽ファンは、BLACKPINKが一連のメディアの報道を“フェイク”として、aespaを嘲笑していると疑いの目を向けている。
最後にハンギョレは、甲論乙駁の意見を抜粋し、
「BLACKPINKとTWICEは、プライベートでも仲が良い」
「(ディスった理由が)こじ付けとしか思えない」
「YGのヒップホップスピリットでしょ」
「ヒットホップ界でディスるのはごく普通のこと!」
「なぜBLACKPINKに文句を言うのか、歌詞を書いたのはTEDDY(プロデューサー)でしょう?」
などの反応があったことを伝えている。
BLACKPINKと新曲『Pink Venom』は、1年10カ月ぶりのカムバックで、世界中にセンセーションを巻き起こしている。
果たしてその“歌詞”は、この記事の解説通りなのか、偶然なのか、それともヒップホップ界に“よくある”ディスりなのか。
BLACKPINK
BLACKPINK(愛称 ブルピン / ハングル 블랙핑크)は、韓国のガールズグループ。2016年にYGエンターテインメントによって結成。
メンバーは韓国出身のジス、ジェニー、オーストラリア出身のロゼ、タイ出身のリサによる4名。公式ファンクラブ名は「BLINK(ブリンク)」。
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