「AB6IX カムバックの日に･･」剥がされない'飲酒運転'レッテル

人気ボーイズグループAB6IXが5月18日にカムバックした。しかし、同日に報じられた芸能人の飲酒運転ニュースの影響を受け、彼らのカムバックではなく、元メンバーの脱退という苦い過去の出来事に関心が集まっている。タイミングの悪い報道に、メンバーには「気の毒でならない」と同情する声が上がっている。

人気ボーイズグループAB6IX(エイビーシックス)がカムバックし、5月18日午後、AB6IXの5枚目のEP『A to B』発売記念のショーケースが行われた。

ファン待望のカムバックに関心が集まっていた矢先、奇しくもあるニュースが報じられたことで、彼らの苦い過去の出来事が掘り起こされてしまう。

カムバックをしたAB6IX。(写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

それは、女優のキム・セロンが”飲酒運転”で摘発されたというニュースである。

AB6IXは、2020年6月に元リーダーのイム·ヨンミンが脱退しているが、その原因となったのがキム・セロンと同様、”飲酒運転”である。

当時、カムバックを目前に控えていた彼らは、日程の延期はもちろん、イム·ヨンミンを除く4人体制での活動を余儀なくされ、大きな打撃を受けたと言われている。

何の因果か、今回もまさかのタイミングでの芸能人の飲酒運転報道で、カムバックという明るいニュースが影に隠れてしまったのである。

そして、皮肉にも過去の元メンバーの飲酒運転騒動が、複数の韓国メディアにより再びクローズアップされている。

カムバックに水を差された彼らには、「なぜこのタイミングで‥残念」「メンバーが気の毒でならない」「4人で頑張ってるのに、またもや･･」と同情する声が上がっている。

脱退した元メンバー、イム・ヨンミン。（写真提供：©スポーツ韓国）

さらに、かつての騒動の張本人、元メンバーのイム·ヨンミンの近況も明らかになった。

彼はグループ脱退後、2020年11月に入隊したが、今もAB6IX同様の事務所であるブランニューミュージックに所属している。

そしてこの度、事務所を通じて、2022年5月2日付で除隊した報告と直筆の手紙が公開された。

この対応に、韓国ネットユーザーは「除隊と同時に芸能界復帰を匂わしているの？」「すでに復帰準備をしているのではないか」と推測しているようだ。

一方AB6IXを応援する韓国ファンからは、「イム・ヨンミンは既に脱退したメンバー」「これ以上、彼のイシューをAB6IXの活動と結び付けないでほしい」という不満の声も寄せられた。

世間の飲酒運転に対する目が厳しさを増している中で、彼の復帰計画はどのように進められるのか。今後の動向に関心が集まっている。

(投稿：酒井知亜)

BRANDNEW MUSIC所属のAB6IX(ハングル 에이비식스)は2019年5月22日にデビューした韓国の5人組ボーイズグループ。

デビューEPアルバム「B:COMPLETE」のタイトル曲「BREATHE」は、すべての抑圧と束縛から抜け出し自由に呼吸し夢を見たい若者たちを歌うと同時に、最近社会的問題になっている微細粉塵に対する両義的なメッセージまで込められているディープハウスジャンルの曲。

メンバーは、イム・ヨンミン、チョン・ウン、キム・ドンヒョン、パク・ウジン、イ・デフィの5人だったが、2020年にリーダーであるイム・ヨンミンが飲酒運転で摘発され、免許取り消し処分を受けたことが判明。本人の希望によりグループを脱退し、現在は4人で活動している。