SBS(Netflix)ドラマ『その年、私たちは』は、チェ・ウシクとキム・ダミが主演を務め”かわいい生命体”と呼ばれるほど視聴者を癒した。そんなキム・ダミは、本作で10代のかわいらしい恋愛かから、成熟した大人のメロまで表現し、その実力を改めて証明して見せる。ドラマ終了後行われたインタビューで、彼女は何を語ったのだろうか。

SBS(Netflix)『その年、私たちは』で、キム・ダミは”ごく普通の”人物を見事に演じて見せた。

『その年、私たちは』終映インタビューに応じたキム・ダミ

『その年、私たちは』終映インタビューに応じた女優のキム・ダミ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:ANDMARQ)

これまで際立つキャラクターを演じ、注目されてきた彼女にとって、クク・ヨンスはある種挑戦的役柄だった。結果的に、視聴者からたくさん愛されるキャラクターを作り出し、彼女の演技力がメッキではないことを証明している。

1月27日にオンラインで行われた『その年、私たちは』終映インタビューで、キム・ダミは「撮影が終わって1カ月ほど経ちましたが、最終回が終わってようやく空虚感が湧いてきました。半年間とても幸せな気持ちで撮影して、終わっても記憶に残っているくらいです。そしてこの作品がたくさん愛されて、1年がずっと幸せでした」と率直な気持ちを打ち明けた。

2020年に放送されたJTBCドラマ『梨泰院クラス』の次作ドラマとなった『その年、私たちは』。出演作が連続して、興行的な成功を収めた点について聞かれると「2作品しか出演していないのに、たくさんの愛をいただき、驚くと共にありがたい気持ちでいっぱいです。(『梨泰院クラス』の)イソはイソとして、ヨンスはヨンスとして私の演技とは違った部分があって、様々な部分をお見せできるよう努力したのですが、本当に愛してくださったことに感謝しています」と話した。

「私の違う一面が見せられるか」で作品を決めるという

「このドラマで私の違う一面が見せられるか」で作品を決めるという。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:ANDMARQ)

作品に対するプレッシャーはなかったのだろうか。「これまで出演した作品では、キャラクター性の濃い演技をお見せしてきましたが、ヨンスは世間一般的に存在し得る人という点が、これまでの役とは違いました。撮影現場の雰囲気を、最大限自然に演技に生かそうと思ったし、チェ・ウン(チェ・ウシク扮)とヨンスの10年、愛と別れなどのささいな部分を感じようと努力しました。作品を選択する時、たくさんの方たちが観てくれたらいいなと思うのですが、それを重点的に考えているわけではないんです。興行的な成功を目標に置くよりは、”私の違う一面をお見せできるだろうか”、”楽しく演技できる作品がお見せできるだろうか”と考えているので、作品に対してプレッシャーは特に感じていないです」という。

チェ・ウシクと「今度は夫婦役をやってみたい」

『その年、私たちは』は、Netflix(ネットフリックス)グローバル順位で上位に位置しただけでなく、オンライン上でも話題を集めた。ここまで愛された理由は、どこにあると思うかと尋ねると「ドラマの中に、現実的な部分がたくさんあったからですかね」と返す。

チェ・ウシクとだったからこそできたヨンスだと語る

「チェ・ウシクさんとだったからこそ生まれたヨンス」だと語る。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:ANDMARQ)

「ある意味すごく現実的でファンタジー的かもしれませんが、だからこそ共感できた部分があったんだと思います。それと、このドラマには悪役が出てこないんです。それが多くの人に共感され、愛された理由ではないでしょうか」

映画『The Witch/魔女(2018)』で共演した、チェ・ウシクとの2回目の呼吸は「本当に良かったです。あまりにも知っている関係なので、ドラマの初撮影の時も初めてとは思えない気分で、とてもリラックスした気持ちで撮影に臨めました。ウンがチェ・ウシクさんじゃなかったら、あのヨンスは存在しただろうかと思ったほど、楽しかったです」と、相性の良さを強調する。

(関連記事)キム・ダミの甘いキスで?’その年、私たちは’ チェ・ウシクのうっかりミス

さらに「別の作品で、またチェ・ウシクさんと共演できたら気楽な夫婦を演じ手みたいです。今回以上にリラックスして撮影できると思います(笑)。もしくは『The Witch/魔女』のような、様々な感情のある関係で出会ってもいいですね。アクションや濃厚なメロドラマでもいいし、チェ・ウシクさんとはどんなジャンルも楽しくできそうです」と付け加えた。

20代はやりたいことを一つずつ

『その年、私たちは』は高校時代の初恋から、20代~30代のヒーリングロマンスを描きながら、若者たちの成長物語でもあった。

「20代は知見を広めたい」

「20代は知見を広める時間を持ちたい」(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS、画像出典:ANDMARQ)

キム・ダミはクク・ヨンスの成長を「後半から感情を表現するというか。青春時代の成長を見た時、ヨンスはとげとげしい状態が多いんですよね。社会に適応しながら、そこでは自身の気持ちを隠しながらも、おばあちゃんやウンみたいに自身のそばに頼れる人がいるということを知って、そばにいる人に頼れるようになる。それがヨンスの成長だと思ってます。1人で生きるのではなくて、自分のそばに頼れる人がいるということが、ヨンスを変えたみたいです」と言及。

現在26歳(日本年齢)のキム・ダミが、送りたい20代と30代の姿はどうだろうか。

「まだやりたい事がたくさんあって、20代のうちに一つ一つやっていきたいです。最近は知りたい分野、知識などを勉強したいなと思ってます。30代は、私自身をもっと知って、育てていく時間を過ごすのではないかな」

最後に、キム・ダミは『その年、私たちは』について「ヨンスに近い年齢になって、学生時代から今までをお見せして来た作品があるというのは、不思議ですね。20代の現実的な姿、共感できる姿をお見せできたことは、特別だと思うし忘れられないと思います」と伝えた。




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