韓国にて水木ドラマを盛り上げているチャ・ウヌとイム・シワン。アイドル、俳優と多ジャンルに渡り活躍を見せる彼らには、このほかにも意外な(?)、はたまた納得(?)の共通点があった。
新ドラマが続々とスタートするなか、好調な滑り出しを見せている”水木ドラマ”。
今月9日にスタートしたtvN『女神降臨』は、外見にコンプレックスを持ち、メイクをして女神になったジュギョンと、人知れず心に傷を秘めたスホが出会い、互いの秘密を共有しながら成長していく”自尊心回復”ロマンチックコメディーだ。人気ウェブトゥーンを原作に、ASTROのチャ・ウヌとムン・ガヨンが主演を務める。

人気ウェブトゥーンが原作のtvNドラマ『女神降臨』(画像出典:tvN)
一方、16日にスタートしたJTBC『それでも僕らは走り続ける(原題:RUN ON)』は、ZE:Aのイム・シワンとシン・セギョンを主演に迎え、同じ言語(韓国語)を使いながらもコミュニケーションが難しいこの時代。異なる世界に住んでいた人々が、それぞれの言語を使い、それぞれのスピードで愛に向かって走って行くロマンスドラマだ。

イム・シワン、シン・セギョンが主演を務めるJTBCドラマ『それでも僕らは走り続ける(原題:RUN ON)』(画像出典:JTBC)
ともにラブコメ、ロマンスというジャンルから、疲れを感じ始める週の真ん中で、視聴者に無限の”ときめき”を届けている話題作だ。また、チャ・ウヌ、イム・シワンという抜群のビジュアルを持つ好青年が主演であることも人気を集める理由のひとつ。
そんな彼らにはいくつかの共通点がある。
まず1つ目は、2人はアイドルでありながら俳優として活躍する”演技ドル”という経歴を持つこと。2つ目は、学生時代に全校会長(日本でいうところの、生徒会長)として活躍していたことだ。
チャ・ウヌは、中学校時代に全校3位で全校会長を務めている。

自身の学生時代もドラマのように非現実的ビジュアルを誇っていたと言われるチャ・ウヌ(画像出典:tvNドラマ公式Instagram)
“顔の天才”と呼ばれる通り、学生時代から抜群のビジュアルを誇っていた彼は、その容姿に劣らない優秀な成績の持ち主でもあった。同級生たちから一目置かれるほど頭脳明晰で、中学1年生の時には討論大会に出場したことも。
また、韓国の高校の各代表100人が参加するKBSのクイズ番組『挑戦!ゴールデンベル』に出場したことがあり、接戦を繰り広げた末、最後の2人まで勝ち残ったこともある。元々の夢は、ソウル大学に入って判事になることだったそうだ。

チャ・ウヌはデビュー前、クイズ番組に出演したことがある(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:KBS『挑戦!ゴールデンベル』映像キャプチャー)
一方、イム・シワンは小学校時代に全校会長と副会長を経験している。

新ドラマでメロ―職人となるか、期待が寄せられているイム・シワン(画像出典:JTBC)
釜山で名門として知られている中学、高校へと通いながら、常に上位グループの成績をキープしていた。これは実際にテレビ番組を通じて公開された成績表でも証明されており、優秀な成績に加え、皆勤賞、優等賞、善行賞と多くの表彰を受けていた。

イム・シワンの成績表が番組を通じて公開されたことも(画像出典:tvN YouTube動画キャプチャー)
実は頭脳明晰でもあったチャ・ウヌとイム・シワンは、芸能界の代表的な”*オムチナ”として知られている。
*オムチナ‥ルックスが良く成績優秀で礼儀正しい、何でもできる完璧な子。自慢できる息子、という意味
韓国では学生時代に全校会長や副会長など、いわゆる生徒会の役員に選ばれると進学の際に有利に働くため、それを目的に立候補する生徒も少なくない。日本と比べると、韓国の学生の方が立候補したいという意欲を持つ生徒が多いようだ。そのような環境ゆえ、全校会長選挙では学生らしからぬ激戦を繰り広げることになる。
しかしその激戦を勝ち抜くのは、平凡なタイプではなく、成績優秀で人柄も良く、リーダーシップのある、生徒のなかで評判の高い学生といった、いわゆる”オムチナ”なる学生だ。
チャ・ウヌもイム・シワンもともに”オムチナ”と呼ばれる学生時代を過ごしたとあって、人望の厚い全校会長を務めたのも納得だ。
2人のほかにも全校会長を務めた芸能人は多い。
東方神起(TVXQ)のユンホ、俳優のイ・スンギ、歌手兼女優のIU(アイユー)、女優のキョン・スジン、Wonder Girls出身のソンミ、『PRODUCE 101』出身のファン・インソンなど、第一線で活躍を見せる彼らも全校会長出身だ。
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