韓国の演歌とも言われ、根強い人気を誇るトロット。トロット歌手の中でも”トロット界のBTS”と呼ばれているメンバーの1人、ヨンタクが自分の海外進出はBTSのおかげだと語った話が話題を呼んでいる。
元々実力派アーティストとして知られてはいたが、トロット(韓国演歌)歌手のオーディション番組TV Chosun『明日はミスター・トロット』に参加し、韓国でさらに有名になった歌手のヨンタクが、”強制的に”海外進出することになった事情に触れるシーンが登場。
ヨンタクは、今月11日、自身の公式ユーチューブチャンネル「ヨンタクのふらっとTV」に『MMAヨンタク強制海外進出? 完全に”マジだ”』というタイトルの動画を掲載した。
その動画の後半で語られていたのが、自分の海外進出に対する話だ。この海外進出にひと役買っているのが、現在グローバルで活躍しているトップスター、BTS(防弾少年団)だという。

ヨンタクの海外進出はBTSのおかげ!?(画像出典:영탁의 불쑥TV)
BTSが出演するイベントに自分も出演できれば、海外のARMY(アーミー:BTSファンの名称)やK-POPファンがそのイベントを視聴することが増えるため、自然と一緒に海外進出することになるというわけだ。
今回の海外でのヨンタク人気については、特に楽曲のタイトルもBTSの人気に絡んでいた。今月5日に行われた『MMA 2020(メロンミュージックアワード2020)』で、『マジだ(原題:찐이야(チニヤ))』を披露し、海外のARMYたちを虜にしたヨンタク。当時、ツイッターのリアルタイムトレンドに”찐”の英語スペリング「JIN JIN JIN」が上がるなど、大きな反響を集めた。
実はBTSのメンバー、ジンの名前を呼ぶとき、日頃ほかのメンバーがこの楽曲のタイトルも使われている「찐(チン)」という発音で呼ぶ姿がよく知られていたため、この歌が人気を集めたという。

所属事務所がツイッターを通じてジンに感謝を伝えた(画像出典:MILAGRO Twitter)
しかし、この海外進出は何もヨンタクに限ったことではない。ほかのアーティストたちも同じように、BTSの海外人気のおかげで多くの国で出演番組が放送され、今まで知らなかった人たちの目に触れる機会が増えているのだ。
このようにBTSの世界的な人気は韓国出身のアーティストたちにとって、莫大な影響を与えている。それほどBTSの人気はすさまじいものがあるという証拠だ。一体このBTSの勢いはどこまで続くのか、ファンのみならず、実は韓国の芸能人やアーティストたちこそが一番気にしている部分かもしれない。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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