“Love Yourself シリーズ”など、アルバムをリリースするごとに意味のあるストーリーを持たせ、多くの共感を得たことで世界的なファンダムを作り上げたBTS(防弾少年団)。彼らの成功に刺激され、最近ではチーム独自の”世界観”アピールするアイドルが増えきた。だが、一部では「うんざりする‥」など指摘の声も上がっているようだ‥
K-POPアイドルグループの中で独特な”世界観”が流行している。
BTS(防弾少年団)の大々的な成功後、K-POPの所属事務所間では、”世界観”が必須項目になっているようだ。ここで言う”世界観”とは、”歌手やグループが持つ連続性のあるストーリーや設定”を意味する。

BTS(防弾少年団)(写真提供:©スポーツ韓国)
韓国メディア・東亜日報によると、K-POPで”世界観”が本格的に登場したのは、2012年SMエンターテインメントがEXOを輩出してからだ。EXOは、太陽系外惑星を意味する”EXOPLANET”という未知の世界から来た新たなスターというファンタジーコンセプトを持って出発し、独自の世界観を構築した。
その後、世界観を現実に導入したBTSが現れ、より注目されることに。”学校3部作”、”青春2部作”、”Love Yourself シリーズ”など、アルバムをリリースするたびにストーリーテリングを形成したことでファンを惹き込み、このような共感が世界的なファンダムの構築に繋がった。
“BTSにならえ”と言わんばかりに、最近デビューするK-POPグループは、ほとんど独自の世界観を出している。BTSの弟分であるTXT(トゥモローバイトゥギャザー)は”夢の章 シリーズ”を通じて夢を追う少年たちの成長を伝えてきた。また、YGエンターテインメントの新人グループTREASURE(トレジャー)も”自分だけの宝物を見つけ出す少年”という”世界観”で活動をスタートさせた。
さらに、CJ ENMとBig Hitエンターテインメントのパン・シヒョク代表がタッグを組んだMnetのオーディション プログラム『I-LAND』は、「鳥は殻を破ろうと闘う。卵は世界だ。生まれたければ1つの世界を壊せ」という小説『デミアン』の”世界観”を全面に出した。

TXT(トゥモローバイトゥギャザー)(画像出典:TXT Twitter)

TREASURE(トレジャー)(画像出典:TREASURE Instagram)

『I-LAND』からデビューするENHYPEN(エンハイフン)(写真提供:©スポーツ韓国)
K-POPの企画会社が”世界観の構築”に精魂を込めるのは、海外市場の攻略にも役に立つためだ。ある大型事務所の関係者は「K-POPの海外進出において、言語の壁を越えたのが世界観だ」とし「言語が違ってもアーティストが伝えるメッセージと世界観に魅了されるファンが増え、海外のファンダムも大きくさせることが出来た」と語っている。
しかし、BTSのように着実なストーリー性を積み重ねたチームでなければ、グループが全面に出す世界観の理解や共感がしづらい。そのため、FNCエンターテインメントのようにグループの世界観を表わす映画を制作する事例まで出てきた。
FNCは、新人アイドルグループP1Harmony(ピーワンハーモニー)のデビューとともに、彼らのアルバムの世界観を描いた映画『P1H:新しい世界の始まり』を10月に劇場で公開する。怒りと暴力性を極大化するウイルスにより、廃墟と化した世界を救うために、別次元に散らばった少年たちが集まって希望の星を探していく物語を描いたSFヒューマンドラマだ。

P1Harmony(ピーワンハーモニー)(画像出典:P1Harmony Twitter)
このように、”世界観マーケティング”が活発になり、類似のコンセプトで登場するグループが益々増加しているK-POP業界。ターゲット層である若者が経験しそうな悩み、冒険、成長、自分探しなどがグループの世界観の主題として使われ、一部では”食傷気味(同じものを見聞きしすぎてうんざり)”との指摘の声も上がっている。
グループ独自の”世界観”が、特に差別化されるわけでなく、単にキャッチフレーズのようになっており、”世界観の安売り”、”世界観戦争の深刻化”とも言われているため、今後、”世界観”のマンネリ化をどう打ち破るのか、各事務所の新たな戦略が注目される。
編集部おすすめ記事
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
“世界を魅了するまなざし” MONSTA X ヒョンウォン、中国雑誌「World Traveller」で韓国初のカバー飾る
-
ロウンが贈る“Friend”の一言・・優しく流れる癒しのひととき
-
ソ・イングク、眼差しで伝える夏の感情‥濡れた前髪×ヴィンテージ空間
-
ナムグン・ミン、抑制の美学と深みのまなざしで魅了するモノクロカット公開
-
韓国ドラマの思わぬ楽しみ方!「夏休みの恋」を感じさせる歴代作品5選
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
KARA 知英 & HIGHLIGHT イ・ギグァン「第29回富川国際ファンタスティック映画祭」に出席!(PHOTO2枚)
-
話題作がずらり!今夏、日本の劇場で楽しめる韓国映画ラインナップ10選
-
【Netflix】背筋を冷やしたいあなたへ!「納涼ホラー」韓国ドラマ&映画5選
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
BTS V、ファッションショー出席のためフランスへ出国!(PHOTO5枚)
-
6時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
IVE「2025 Show! 音楽中心 in JAPAN」出演のため日本へ出国!(PHOTO10枚)
-
VOD未視聴のファン要必見!8月CS放送開始予定「日本のテレビ」初登場の韓国ドラマ3選
-
ASTRO ユンサナ、ファンタジー×ラブコメディ「僕の彼女はサンナムジャ」でときめき加速!
-
POW、3rdアルバム「Being Tender」で音楽番組1位候補に!魅力爆発のステージ披露
-
SUPER JUNIOR ドンヘ、軽やかな夏の出勤姿でファンの心をキャッチ
-
TWICE ミナ、準備の静寂を破る一瞬の輝き・・撮影現場の裏側
-
次の一作を迷っているあなたへ!8月CS放送開始予定「高評価」韓ドラ時代劇11選
-
日本人初の快挙!MEOVV アンナが「25年7月 新人K-POP個人ブランド評判ランキング」1位に
-
今週末(7月4日~) 日本のテレビで観られる「夏夜にピッタリ」痛快なアクション韓国映画5選
-
まさに王道!来週(7月7日~)日本のテレビで観られる「大人の愛憎劇」韓国ドラマ4選
-
韓国アイドルグループXD (旧XEED)、今夏、待望の日本公演を開催!
-
キム・ヨハン、SBS新ドラマ「トライ:僕らは奇跡になる」で高校ラグビー部キャプテン役に!スチール初公開
-
「巫女と彦星」主演チュ・ヨンウが自ら歌声を届ける!OSTで描く“忘れられない初恋”
-
パク・ボゴムが5週連続1位!25年6月第4週 韓ドラ出演者話題性ランキング トップ5
-
【6月の主役】“誕生月カレンダーに載ってほしい韓国俳優” 第1位はイ・ミンホ!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。