役者としてのプロ意識を磨き続ける俳優イ・ジュンギ。現在、tvNドラマ『悪の花』に出演中の彼が、先日ファンに向けて発信した言葉ーー「役者には年齢なんかない!」が話題となっている。
韓国の人気俳優 イ・ジュンギが、ファンからの質問にラフに反応して話題となった。

インスタライブを通じてファンと疎通したイ・ジュンギ(写真提供:©スポーツ韓国)
イ・ジュンギは、自身のインスタグラムを通じてライブ放送を行い、ファンと疎通した。この日イ・ジュンギは、ファンからの質問に答える中で「年齢は?」という質問に対し「役者には年齢なんかない! キャラクターに合わせて生きるのだ。お爺さん役を引き受けたのなら、お爺さんとして生きる」と、役者としてプロ意識の高い”正論(?)”を、神経質に語ったのだ。イ・ジュンギの過敏反応に、ファンからは「ジュンギさん、可愛い」「さすがプロの役者さん」などのコメントが寄せられた。
イ・ジュンギは現在、tvNドラマ『悪の花』で、連続殺人鬼の息子として、自身も殺人容疑がかけられているド・ヒョンス役を熱演中。回を重ねることに”サスペンス☓メロドラマ”という新ジャンルの開拓と、メディアやドラマファンから大きな好評を得ている。ヒョンスは感情を一切感じることができない冷血漢でありながら、身分を隠すために結婚した相手に愛情を抱くようになる人物で、イ・ジュンギは心理描写を繊細に演じ、ドラマ人気を牽引している。

tvNドラマ『悪の花』でド・ヒョンス役を演じるイ・ジュンギ(画像出典:tvN『悪の花』HP)
思わず感嘆してしまうほど、出演するドラマや映画で様々な”顔”を見せてくれるイ・ジュンギ。これほど多彩な役作りと演技を可能にしたその背景には、人並外れた”プロ意識”がある。実はイ・ジュンギ、新人時代にあるコンプレックスを抱えていたという。オーディションを受けても、ことごどく落ちる日々を過ごしていた彼は「※刀握りの役でも探してみれば?」と、細くて鋭い目や個性的な顔立ちをからかうような言葉を、オーディション関係者に言われていた。
※刀握り:韓国語”칼잡이”の直訳 時代劇の武士や警察ドラマの殺人犯のように刀や凶器で人を殺傷する人
しかし、イ・ジュンギは自身のコンプレックスを武器に変え、韓国で1,300万人の観客を動員したヒット映画『王の男』で、妖艶な目つきで世の男性を誘惑するコンギルを見事に演じる。自分の可能性を信じ、ストイックに”役者”としてもう一人の自分と向き合った結果が実ったのだ。イ・ジュンギが自身のコンプレックスと限界を認めて、刀握り役を転々とする俳優になっていたら、韓国映画史に残るコンギル役も、今のイ・ジュンギも存在しなかったと思うと、恐ろしい事である。

映画『王の男』で、妖艶な目つきで世の男性を誘惑するコンギルを見事に演じたイ・ジュンギ(画像出典:movie.naver)
そしてもう一つ、自らの力でつかみ取ったはずのコンギル役で一躍有名俳優となったものの、イ・ジュンギには常に”シンデレラボーイ”という肩書が付きまとうようになる。自分の力で勝ち取ったコンギル役なのに、世間からは”運のいい役者”と見下される。そう、イ・ジュンギにとって”コンギル”はもう一つのコンプレックスになってしまったのだ。
これから長い役者人生を考えた結果「”コンギル”がもたらしてくれた”甘い成果”に安住していてはいけない! “コンギル”を忘れさせるような、素晴らしい役者になる!」と、イ・ジュンギはストイックに自分に言い聞かせ、今日までやってきたのだ。
イ・ジュンギはセルフプロデュースが上手な俳優だ。年齢をまったく感じさせない容姿、俳優業のオン・オフ、サービス精神の旺盛さ。どれを取っても魅力的な”イ・ジュンギ”であることに変わりはなく、また、どう魅せればファンが喜んでくれるのかを知っている男だ。
だからなのかどうか、真意は分からないが実生活で熱愛説が浮上した際、最終的に交際を認めて公開恋愛をすることになった時のイ・ジュンギは、得意としていたはずの”セルフプロデュース”というハンドルをうまく握れていないような印象があった。地に足のついていないような不思議な雰囲気。それは、過去に彼から感じたことのないものだった。
そして結局、公開恋愛からわずか4カ月で別離の道を選んでしまう。この時のイ・ジュンギの心労たるや、想像に難くない。
たまには”人間”として、イ・ジュンギという人に触れてみたい時がある。しかし、夢を追い続けるために自分を追い込む”プロの役者”イ・ジュンギも応援したい。
すでに大俳優と称されるようになった、イ・ジュンギの年齢を感じさせない演技はこれからもずっと期待”大”だ。
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