• イ・ジュノ主演の新作ドラマ『CASHERO(Netflix)』が12月26日に公開される。
  • 生活費と正義の間で揺れる“最も非効率な超能力”を描いた生活密着型ヒーロー物語。
  • 同日配信の『ストレンジャー・シングス 未知の世界』最終章が最大の難敵となり、初動順位の行方に関心が集まっている。
イ・ジュノ主演の新作ドラマ『CASHERO(Netflix)』が12月26日に公開される

イ・ジュノ主演の新作ドラマ『CASHERO(Netflix)』が12月26日に公開される(画像出典:Netflix Korea)

イ・ジュノ主演の新作ドラマ『CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜(以下、CASHERO)』が明日(12月26日)公開日を迎える。

『CASHERO』は、結婚資金に追われる平凡な会社員サンウンが、“手に持ったお金の分だけ力が強くなる”という特殊な能力を得るところから始まる「生活密着型ヒーロー物」。能力を使えば使うほどお金が消えていくという、極めて非効率な超能力を抱え、生活費と正義の狭間で揺れ動く姿が描かれる。

サンウンは、9年間交際してきた恋人ミンスクとの結婚を控えているが、上がり続ける住宅価格と資金不足に直面している。こんな状況の中で得た能力は、危機を救う一方で幸せな結婚への夢を破壊(?)しかねない代物だ。能力を使えば破局が見え、使わなければ災厄が迫るというジレンマが、物語の緊張感を生んでいるようだ。

そこに現れるのが、自称・超能力者協会を名乗る弁護士や、強烈な個性を放つウンミといった人物たち。さらに、超能力者を狙う犯罪組織まで動き出し、サンウンは自身の給料では到底背負いきれない現実に巻き込まれていく。財布を守るのか、それとも世界を救うのかという選択が、物語の軸となる。

主演を務めるイ・ジュノは、『キング・ザ・ランド(JTBC/2023)』『テプン商事(tvN/2025)』などを通じて興行俳優としての地位を確立。本作でもVODグローバルランキング上位を狙う構えだとみられる。等身大の悩みを抱える人物像と、コミカルかつ皮肉の効いた設定が、海外視聴者にもどう届くのかが注目点となる。

一方で、公開初日から強力なライバルの存在も浮上している。同じ12月26日には、Netflixを代表する人気シリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の最終章となるシーズン5・パート2が配信開始となる。

米インディアナ州ホーキンスを舞台に、少年少女たちが不可解な事件に立ち向かってきた物語の完結編であり、世界的な注目度は依然として高い。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は韓国でも根強いファン層を持つ作品であり、視聴ランキングにおいては『CASHERO』にとって最大の難敵になる見込み。年末という視聴時間が伸びやすい時期に、全く異なるジャンルの話題作が同日投入される形となり、ランキング争いの行方は一層読みづらくなっている。


『CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜』予告編 – Netflix

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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