• 歴代の韓国ドラマのなかには、社会現象を巻き起こした作品がいくつかあります。
  • 韓ドラ人気に貢献するだけでなく、新たなブームの起点になるなど、様々な面において多くの人の記憶に残り続けています。
  • 来週から日本のテレビで放送される予定の、かつて社会現象を巻き起こした韓国ドラマをご紹介。

歴代の韓国ドラマのなかには、単なる娯楽を超え、社会現象を巻き起こした作品がいくつかあります。

特に視聴者の共感を呼んだ人気作は、韓国のみならず日本でも話題に。韓ドラ人気に貢献するだけでなく、新たなブームの起点となったり韓国ドラマに対する大衆の価値観を変えたりするなど、様々な面において多くの人の記憶に残り続けています。

Danmee(ダンミ)読者の皆さんのなかにも、作品に触発されたことがある人は多いのではないでしょうか。

来週からはそんな、社会に大きな影響を与えた韓国ドラマがBS・CS・ローカル局で放送される予定。韓ドラ史において切っても切り離せない名作をご覧いただけます。

2000年代序盤に脚光を浴びブームに終わるかと思われたものの、今日まで日本で愛され、多くの人の日常に溶け込んでいる韓国ドラマ。なぜ20年以上にも渡って人々を夢中にさせてきたのか、その理由を感じていただけるでしょう。

冬のソナタ (KBS/2002)

『冬のソナタ』は、2000年代序盤に、日本に初めて韓流ブームを巻き起こしたことで知られるペ・ヨンジュン＆チェ・ジウ主演のラブストーリー。本作をきっかけに、韓国のドラマのみならず俳優や音楽、その他の文化にまで関心を示す日本人が急増しました。

ヒットの大きな理由は、なんといっても懐かしさと切なさが混在する純愛ストーリー。美しい風景を背景に、昭和を彷彿とさせる素朴な恋愛模様が多くの視聴者の心を射止めました。

また、悪女キャラが登場して主人公2人の恋を邪魔するのも面白いポイント。すれ違いを繰り返すじれったいストーリーや、予想だにしなかった急展開などと合わせて、観る者の好奇心を刺激し、韓ドラ史に残る名作として今もなお語り継がれています。

●日本放送情報：TOKYO MX/2025年10月14日(火) 13:04～14:00
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典：KBS
冬のソナタ
ロマンス
KBS/2002/全20話

あらすじ

愛し合う男女2人が、運命に翻弄される甘く切ないラブロマンス。チョン・ユジン(チェ・ジウ扮)と、彼女に想いを寄せるキム・サンヒョク(パク・ヨンハ扮)が通う学校に転校してきたカン・チュンサン(ペ・ヨンジュン扮)。サンヒョクの思いをよそに惹かれ合う二人だが、チュンサンは交通事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。それから10年の月日が経ち、ユジンはサンヒョクと婚約することに。しかしユジンの目の前にチュンサンそっくりの男イ・ミニョン(ペ・ヨンジュン扮)が現れ、彼女の気持ちは揺らいでしまい･･。

キャスト

ペ・ヨンジュン、チェ・ジウ、パク・ヨンハ、パク・ソルミ、イ・ヘウン 他

最高視聴率・受賞歴など

28.8%

口コミ

「観出したら止まらない。中毒性がある」
「いつ観ても大号泣」
「1話からすんなりと物語に入れる」

私の名前はキム・サムスン (MBC/2005)

『私の名前はキム・サムスン』は、韓国で最高視聴率51.5%を獲得し、日本でも大ヒットを飛ばしたヒョンビン＆キム・ソナ主演のロマンチックコメディー。年齢や名前、外見、学歴などにコンプレックスを持つ普通の女性と、オレ様キャラの御曹司が繰り広げる恋物語が大きな反響を得た作品です。

ロマンス物といえば韓国では、健気でかわいらしい女性が登場して裕福な家庭の男性と結ばれるシンデレラストーリーが定番でしたが、本作のヒロインはどこまでも現実的な設定。

視聴者の身近にもいそうな、もしくは自分自身と重ね合わせることのできるキャラクターで共感を呼ぶことに成功しました。新たなロマンスドラマの形を生み出した作品と言われています。

●日本放送情報：BS10/2025年10月17日(金) 夕方5:00～夜6:00
●番組ページ：https://www.bs10.jp/program/korea/my-lovely-sam-soon/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典：MBC
私の名前はキム・サムスン
ラブコメディ
MBC/2005/全16話

あらすじ

30歳のパティシエ、キム・サムスン(キム・ソナ扮)は、クリスマスイブの日に恋人ミン・ヒョヌ(イ・ギュハン扮)に振られたうえに、働いていたお店もクビになってしまう。不運続きのサムスンは、売り込みにいったホテルのベーカリーでワガママ御曹司のヒョン・ジノン(ヒョンビン扮)と出会う･･。

キャスト

キム・ソナ、ヒョンビン、チョン・リョウォン、ダニエル・ヘニー、キム・ジャオク 他

最高視聴率・受賞歴など

49.1%

口コミ

「昔ながらの演出だけど、面白かった」
「観て後悔はしない作品」
「韓ドララブコメの代表」

予告映像


動画出典：amusesoftchannel

キルミー・ヒールミー (MBC/2015)

『キルミー・ヒールミー』は、ドラマの視聴方法が多様化し始めた時代に放送された作品で、最
高視聴率は11.5%(韓国)。そこまで高い数字を獲得できなかったものの、ネット上では大きな話題を呼んだ作品です。

熱狂的ファンまで存在し、放送終了後にはブルーレイやDVDが制作されたほど。“視聴率＝作品の人気度”という公式が、絶対とは言えない時代の到来を知らせたとも言えるドラマです。

支持された理由はいくつかありますが、なかでも視聴者から大きな反響を得たのが、主演チソンの秀でた演技力でした。7つの人格を持つキャラクターを卓越した演技力で演じ分け、感動までプレゼントして大成功へと導いたのを覚えている人は多いでしょう。

●日本放送情報：LaLa TV/2025年10月19日(日)17:30～
●番組ページ：https://www.discoveryjapan.jp/lalatv/kill_heal/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典：MBC
キルミー・ヒールミー
ラブコメディ
MBC/2015/全20話

あらすじ

アメリカで暮らす御曹司のチャ・ドヒョン(チソン扮)は、多重人格という家族にも明かせない秘密を持っていた。ある日、多重人格の一人であるセギの仕業により、いつの間にか韓国行きの飛行機に乗っていた。そして帰国途中に覆面小説家のオ・リオン(パク・ソジュン扮)と精神科医のリジン(ファン・ジョンウム扮)兄妹と出会う‥。

キャスト

チソン、ファン・ジョンウム、パク・ソジュン、オ・ミンソク、キム・ユリ 他

最高視聴率・受賞歴など

11.5%

口コミ

「ラブコメだけど重たい話」
「涙が止まらない」
「チソンの多重人格の演技がすごい」

予告映像


動画出典：コンテンツセブン

復讐代行人2～模範タクシー～ (SBS/2023)

『復讐代行人2～模範タクシー～』は、韓ドラの人気シリーズもの『復讐代行人～模範タクシー～』の第2弾。今年11月には、第3弾がお目見えされる予定で、韓国はもちろん日本でも今もなお多くの人に愛され続けている犯罪スリラーです。

勧善懲悪の構図をとっており、法で裁くことのできない悪人を社会的弱者に変わって制裁したり、不正を正したりする者たちの姿を描いた爽快感抜群のストーリーが醍醐味。

シーズン1では、個人間の復讐劇に対して倫理的な観点から様々な意見が上がるなど、本国では一時議論が巻き起こりましたが、それを上回る人気がシリーズ化へと繋がったようです。

●日本放送情報：ホームドラマチャンネル/2025年10月15日(水)午後0:00
●番組ページ：https://www.homedrama-ch.com/series/17861
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典：SBS
復讐代行人2 ～模範タクシー～
アクション/復讐
SBS/2023/全16話

あらすじ

ベールに包まれたタクシー会社と、タクシー運転手のキム・ドギ(イ・ジェフン扮)が、被害者の代わりに復讐する私的復讐代行劇。タクシー運転手として働くドギが勤めるタクシー会社は裏で被害者の代わりに復讐を代行する"模範タクシー"を運営していた。ドギとともに悪に立ち向かった仲間は、各自の場所に戻ったものの再び集結する。ある日、彼らのもとに新たな依頼が入ってきて･･。

キャスト

イ・ジェフン、キム・ウィソン、ピョ・イェジン、チャン・ヒョクジン、ぺ・ユラム 他

最高視聴率・受賞歴など

21.0%

口コミ

「シーズン1より面白かった」
「コミカルに描いてあるので、気持ちが落ち込まずに観られる」
「悪い者を成敗する方法が面白い」

予告映像


動画出典：PLAN Kエンタテインメント

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

記事一覧を見る(1356件)


胸キュン作品も！来週(10月6日～)日本のテレビで観られる「時代劇」韓国ドラマ５選
『暴君のシェフ』(tvN/2025)が9月28日に最終話を迎えた。“ロス”になっているドラマファンは多いのではないでしょうか。時代劇だからこその魅力を存分に活かし...

韓国ドラマの思わぬ楽しみ方！「秋に染まる恋」を感じさせる歴代作品７選
日中はまだ暑い日が続いていますが、ここ最近、朝晩は涼しくなり過ごしやすくなってきました。解放的な気分になる夏が終わり、どこか物悲しくセンチメンタル...

来週(10月6日～)日本のテレビで観られる「ラブコメ」韓国ドラマ９選
9月28日、イム・ユナ(SNSD)＆イ・チェミン主演の『暴君のシェフ』(tvN/2025)が惜しまれつつ最終話を迎えました。本国はもちろん、日本でも大きな話題となった...

ご意見を自由にコメントしてください！

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

こちらも投票お願いします！

アンケートTOP

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています！

最新記事

RECENT TOPICs