• 韓国ドラマは進化し続けているが、軸となる部分は現在も各作品に息づいている。
  • クラシックな作品には、韓ドラが長きに渡って愛されてきたポイントが目白押し。
  • 来週から日本のテレビで放送される予定の視聴率20%越えを果たしたクラシックな韓国ドラマを紹介する。

韓国ドラマは、時代と共に進化し続けているが、根幹となる部分は近作にも息づいている。

例えば、日本で絶大なる支持を得るきっかけとなった『冬のソナタ』(KBS/2002)のような、当時韓ドラの定番とされていたタイプのものは近年あまりみられない。

しかし、視聴者を虜にしたポイントは最近のドラマにも引き継がれており、世代を超えて多くのドラマファンを楽しませている。クラシックな作品には、韓ドラが長きに渡って多くの人に愛されているポイントが詰まっているといっても過言ではない。

そこで本記事では、来週からBSまたはCSで放送される予定のクラシックな韓国ドラマをご紹介。本国放送当時、視聴率20%越えを果たした大ヒット作に限定してピックアップした。

現在と視聴環境が異なり、数字を獲得しやすかった時代ではあるが、それを鑑みても驚異的な視聴率を叩き出したラインナップだ。

コーヒープリンス1号店 (MBC/2007)

『コーヒープリンス1号店』は、27.8%を獲得した大ヒットドラマ。日本をはじめ中華圏や東南アジアでも絶大なる支持を得た。

また、それまで作品に恵まれず、あまり脚光を浴びることのなかったコン・ユを、一躍スターの座に押し上げた作品としても有名だ。

韓ドラのヒットの法則の1つである“男装女子”が、作品における重要な要素となっており、男装してカフェで働く平凡なヒロイン(ユン・ウネ扮)と、カフェを経営する男性(コン・ユ扮)のトキメキたっぷりな恋模様が大きな見どころ。

女性であることを知らず、同性を好きになってしまったと戸惑う姿や、ブロマンスを思わせるやり取り、コミカルなワンシーンまで、多くの韓ドラファンの記憶に残り続けている男装女子ドラマの決定版だ。

●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年9月7日(日)5:00~※第1話先行放送
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011256/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:MBC
コーヒープリンス1号店
ラブコメディ
MBC/2007/全17話

あらすじ

冷徹な大企業の御曹司チェ・ハンギョル(コン・ユ扮)は、ある日祖母の命令によりカフェ"コーヒープリンス1号店"の社長をすることに。一方、一家の大黒柱として働く少女コ・ウンチャン(ユン・ウネ扮)は、イケメンしか働けないコーヒープリンスで働き始めるのだが・・。

キャスト

コン・ユ、ユン・ウネ、イ・ソンギュン、チェ・ジョンアン、キム・チャンワン 他

最高視聴率・受賞歴など

27.8%

口コミ

「ツッコミどころ満載」
「名作と言われるだけあって面白かった」
「令和にはない物語」

予告映像


動画出典:KNTV

華麗なる遺産 (SBS/2009)

『華麗なる遺産』は、放送回の後半部から視聴率40%台に乗り、最終的には45.2%で有終の美を飾ったホームドラマ。ハン・ヒョジュとイ・スンギ主演作で、それぞれ平凡な女性と財閥3世に扮してロマンスも盛り込みながら展開される。

当初は26話完結の予定であったが、あまりの人気と高視聴率により、急遽2話追加して全28話に。作品の温かな世界観が多くのドラマファンを魅了した。

特に逆境を乗り越える主人公の姿をはじめ、彼女の成長と成功が視聴ポイントで、くじけることなく困難に立ち向かう主人公の姿が印象的。近年よくみる、登場人物の内面的変化を描いたヒューマン要素が魅力となっている。

それに加え、父を失い継母に財産を奪われるなど過酷な生活を送るが、ひょんなことをきっかけに、莫大な遺産を相続することになるドラマチックな展開も韓ドラらしさを感じるポイントだ。

●日本初回放送情報:BSフジ/2025年9月5日(金)10:00~11:00
●番組ページ:https://www.bsfuji.tv/kareinaruisan/pub/index.html
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SBS
華麗なる遺産
ロマンス
SBS/2009/全28話

あらすじ

家族の不幸や裏切りに見舞われたヒロイン、ウンソンとわがまま御曹司ファンが出会い、繰り広げるロマンス。

キャスト

ハン・ヒョジュ、イ・スンギ、ムン・チェウォン、ペ・スビン、ヨン・ジュンソク 他

最高視聴率・受賞歴など

47.1%

口コミ

-

予告映像


動画出典:KNTV

雲が描いた月明り (KBS/2016)

『雲が描いた月明り』は、本国で最高視聴率23.3%を記録した大人気宮中ロマンス時代劇。第3話にして初回放送の約2倍となる視聴率16%を叩き出し、以後ほぼ18~20%台で推移するなど、多くのドラマファンを夢中にさせた作品だ。

朝鮮時代を背景に、男装した内官とイケメン世子の恋模様を中心に展開され、三角関係やツンデレ、男装女子、身分差のある者同士の禁断の恋という鉄板要素がふんだんに盛り込まれている。

その他、主演を務めたパク・ボゴムとキム・ユジョンのケミストリーも物語を盛り上げた理由の1つで、『2016 KBS演技大賞』でベストカップル賞に輝いた演技は一見の価値あり。

大絶賛されたパク・ボゴムの韓服(ハンボク)姿や、ヒロインへのまっすぐな愛情表現、世子としての顔と好きな人の前で見せる顔とのギャップも見逃せない。

●日本初回放送情報:テレ朝チャンネル1/2025年9月3日(水)午後2:50スタート
●番組ページ:https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/drama/0922/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:KBS
雲が描いた月明り
時代劇/ラブコメディ
KBS/2016/全18話

あらすじ

ツンデレ王のイ・ヨン(パク・ボゴム扮)と、恋愛相談家のホン・ラオン(キム・ユジョン扮)が繰り広げる時代劇ラブコメディ。幼少期から男装をして生きているラオン。彼女は恋愛相談家として生計を立てている。ある日、代筆を頼まれ恋文を送っていた相手と会うことに。しかしその人物は、この国の世子ヨンで・・。

キャスト

パク・ボゴム、キム・ユジョン、ジニョン、チェ・スビン、クァク・ドンヨン 他

最高視聴率・受賞歴など

最高視聴率23.3%を記録した本作。主演のパク・ボゴムは「第5回アジア太平洋スターアワード」で男性新人賞、「第1回アジアアーティストアワード」でAAAアジアスター賞、AAAベストスター賞(俳優部門)、「2016KBS演技大賞」で男性最優秀賞、ベストカップル賞、ネチズン賞、「第53回百想芸術大賞」でTV部門男性人気賞、「第12回ソウルドラマアワード」で韓流ドラマ男性演技者賞を獲得した。

口コミ

「軽い気持ちで観られる」
「主演のパク・ボゴムに合った役柄」
「ストーリーが分かりやすい」

予告映像


動画出典:NBCユニバーサル アジア

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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