• 女優ク・ヘソンが元夫アン・ジェヒョンの番組出演に不快感を示した。
  • 「間接的な言及は二次加害」とSNSで警告を発信。
  • 沈黙の合意が破られた可能性として波紋を広げている。

写真=©TOPSTAR NEWS

韓国女優ク・ヘソンが、自身の離婚を巡るメディアの取り扱いに不快感を示した。

元夫で俳優のアン・ジェヒョンの番組出演を念頭に置いたものとされ、SNS上で思いを綴った内容が波紋を呼んでいる。

ク・ヘソンは8月8日、自身のSNSを通じて「私と元配偶者の離婚過程においては相反する主張が存在したが、最終的に真偽を問わず合意に至ったのであれば、それは当事者間における黙示的な約束であり、人としての道理とも言えるのではないか」と言及。

続けて彼女は「離婚の過程が円満でなかったにもかかわらず、業界内で同じ立場にある自分を連想させるような、間接的な言及や発言が続くのは卑怯である」と述べ、名前を出さない形での言及であっても、それが自身に向けられたものであると強く感じているようだ。

さらに、バラエティ番組での扱いにも苦言を呈した。「刺激的なゴシップをつくる番組関係者が、当該話題を引き出すような質問をしたり、慰めるふりをするのは、事実上の二次加害だと自覚してほしい」と主張。「たとえ笑いのための軽口であっても、当事者が不快に感じるのであれば、直ちにやめるべきである」と綴られている。

その上で、「元配偶者が、私という素材ではなく、自身の本来のアイデンティティと誠実さによって活動し、注目され、成長していくことを望んでいる」と、個人への直接的な攻撃ではなく、節度ある距離を保つ姿勢を見せた。

ク・ヘソンとアン・ジェヒョンは2016年に結婚し、2020年に離婚している。当時はク・ヘソンがSNSで一方的に暴露を重ねたこともあり、両者の対立が世間の耳目を集めた経緯がある。

離婚後、ク・ヘソンは学業に専念。2023年には成均館大学映像学科を首席で卒業し、現在はKAIST(韓国科学技術院)の科学ジャーナリズム大学院に在学中とされる。最近ではベンチャー企業との関わりが報じられ、新たなキャリアにも関心が集まっている。

一方のアン・ジェヒョンは、近年バラエティ番組での自身の離婚に言及する姿を度々見せている。今年5月に出演したMBCの『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』では、20年来の友人たちと再会し「離婚当時が辛かった」と語る場面も。友人たちとの連絡が絶たれていたことも明かし、視聴者の共感を呼んだようだ。

また最近放送されたKBSの『行く情、来る情 イ・ミンジョン』では「ひとりは寂しい」と語り、MCからの「結婚しなさい」という言葉には「もうこれ以上の痛みはない」と返していたという。

ク・ヘソンの投稿は、こうしたアン・ジェヒョンのメディア上での発言を受けてのものとみられている。名前こそ出してはいないが、両者の過去を知る者にとっては、その矛先は明白に映ったようだ。

芸能人同士の離婚は、しばしばパブリックな関心を呼ぶが、その舞台裏には個々の尊厳と沈黙の合意がある。今回のク・ヘソンの言葉は、その“暗黙の了解”が破られつつあることへの警鐘とも取れる。

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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