• 『25年7月版 韓国ドラマブランド評判ランキング』が7月8日に公開された。
  • Netflix『イカゲーム シーズン3』がブランド評判1位を獲得し、グローバルでの圧倒的な影響力を証明。
  • ランキングはビッグデータをもとに、メディア露出・話題性・消費者の関心度などを数値化して分析された。

7月8日、韓国企業評判研究所による『25年7月版 韓国ドラマブランド評判ランキング』が発表された。

今回の調査は、2025年6月8日から7月8日までの1カ月間にわたり、国民に愛されているドラマ20作品を対象に行われたもの。

ブランド参加指数、ソーシャルメディアでの言及量、消費者の関心、メディア露出など、多角的なデータを基にブランド価値を分析している。

分析にはコンテンツ価値分析アルゴリズムも導入され、視聴者の“熱量”や“共感”がどのように蓄積・拡散されているかを可視化した。

そこで本記事では、『25年7月版 韓国ドラマブランド評判ランキング』ベスト5をご紹介する。

第5位『トクスリ5兄弟をお願い!』(KBS/2025/全54話)

第5位にランクインしたのは、KBSの週末ドラマ『トクスリ5兄弟をお願い!』。

今回、参加597,402、メディア337,403、疎通524,499、コミュニティ1,344,985、視聴759,916でブランド評判指数3,564,205を獲得した。

今年2月1日より放送がスタートし、現在も好評放送中の本作にはオム・ジウォンをはじめ、アン・ジェウク、チェ・デチョル、キム・ドンワン、ユン・バクといった実力派キャストが揃い、視聴者を惹きつけている。

物語は、伝統的な醸造所「トクスリ酒道家」を継ぐ5人兄弟と、結婚わずか10日目に夫を亡くし、突然“家長”という重責を背負うことになったヒロインが織りなす日々を描いている。個性豊かな兄弟たちとの関係や家族の在り方を、笑いと涙を交えて丁寧に紡いでいく。

全54話構成の本作は、8月3日に最終回を迎える予定。現時点での全国最高視聴率は21.9%を記録しており、テレビ離れが進む近年の地上波ドラマとしては異例の高視聴率である。特に、視聴率低迷が続いていたKBSの週末、イルイル枠において、20%超えを果たしたことは注目に値する。

ファミリードラマならではの温かさと、現代的な家族観のバランスが取れた本作は、老若男女を問わず幅広い層からの支持を得ており、最終回に向けた展開にも期待が高まっている。

●日本放送情報:KBS World/2025年4月26日(土)~現在放送中
【本放送】(土・日) 21時10分~22時30分
【再放送】(土・日) 10時30分~11時50分
【再々放送】(水・木) 13時45分~15時
【再々再放送】(水・木) 12時30分~13時45分
●番組ページ:https://www.kbsworld.ne.jp/program/detail?prSn=1715

画像出典:KBS
トクスリ5兄弟をお願い!
ホーム
KBS/2025/全50話

あらすじ

長い伝統を受け継いできた「トクスリ酒造」の個性豊かな五兄弟と、結婚して10日で夫が亡くなり、家の大黒柱になった義姉が繰り広げるホームドラマ。

キャスト

オム・ジウォン、アン・ジェウク、チェ・デチョル、キム・ドンワン、ユン・バク 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:KBS Drama

第4位『グッドボーイ』(JTBC/2025/全16話)

第4位には、現在韓国JTBCで放送中のドラマ『グッドボーイ』がランクインした。

ブランド評判指数は6,266,526ポイントを記録し、参加・メディア・疎通・コミュニティ・視聴の各項目で安定した数値を見せた。5月31日から放送がスタートし、すでに高い話題性と視聴者からの支持を獲得している。

主演を務めるのは、パク・ボゴム。Netflixオリジナルドラマ『おつかれさま』に続く今年2本目の主演作であり、これまでの“爽やか青年”というイメージから、正義感に満ちた“熱血青年”への鮮やかな変身を遂げた点も注目を集めている。

共演にはキム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテ、テ・ウォンソクなど豪華キャストが名を連ねる。

物語は、国家代表出身のメダリストたちが特別採用で警察となり、理不尽な社会や不正に立ち向かう青春捜査劇。コミカルな要素とアクション、そして心に刺さる社会性を織り交ぜた展開が視聴者の共感を呼んでいる。また、人気ボーイズグループTWSがOST Part.4「Brand New Day」を担当し、作品の世界観にさらなる彩りを加えている。

視聴率は放送初期から5〜6%台をキープし、安定した人気を証明。現在放送は終盤に差し掛かり、残り4話でどのような結末を迎えるのかに注目が集まっている。

熱くまっすぐな若者たちの奮闘が、視聴者の心を打つ本作は、まさに今夏を代表する青春ドラマの一つといえるだろう。

●日本配信情報:Amazonプライムビデオ (2025年7月10日現在)

画像出典:JTBC
グッドボーイ
コメディ/アクション/捜査
JTBC/2025/全16話

あらすじ

オリンピック特別採用により警察官となったメダリストたちの物語を描いたコメディアクションドラマ。

キャスト

パク・ボゴム、キム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテ 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Prime Video JP - プライムビデオ

第3位『広場』(Netflix/2025/全7話)

第3位には、Netflixオリジナルドラマ『広場』がランクイン。

参加数1,287,154、メディア露出1,830,880、疎通1,574,452、コミュニティ指数1,379,998、視聴505,441という数値で、ブランド評判指数は6,577,924を記録した。

6月6日の配信開始以来、力強いテーマ性と重厚な演技が話題を呼び、短期間で大きな反響を得ている。

主演を務めるのは、約3年ぶりのドラマ出演となったソ・ジソブ。『ドクター弁護士』(2022)以来となる本作で、彼は復讐に燃える男“ナム・ギジュン”役に扮し、95kgから70kg台まで体重を絞り込むというストイックな役作りに挑戦した。

共演には、ホ・ジュノ、コンミョン、チュ・ヨンウ、イ・ボムス、チャ・スンウォン、イ・ジュニョクら演技派が揃い、まさに男たちの世界が濃密に描かれている。

ストーリーは、裏社会から足を洗ったギジュンが、弟ギソクの死をきっかけに11年ぶりに現場へと戻り、復讐のためにその背後を探るノワールアクション。登場人物の大半が男性で構成されており、組織内の権力闘争や義理・裏切りなど、硬派な男社会の縮図を鋭く描き出している。

さらに本作は、ソ・ジソブ、イ・ジュニョク、コンミョン、イ・ボムスらにとってNetflixオリジナルドラマ初出演作でもあり、プラットフォームとしての注目度も高い。ダークでハードな作風ながら、映像美と緻密な演出が光る一作として、多くの視聴者を惹きつけている。

“復讐”と“義”を主軸にした本格ノワール『広場』。韓国ドラマの多様性を改めて体感させてくれる本作の存在は、ブランド価値を一層高める要因となった。

●日本配信情報:Netflix (2025年7月10日現在)

画像出典:Netflix
広場
アクション/ノワール
Netflix/2025/全8話

あらすじ

自らアキレス腱を切って組織を離れたギジュンが、組織のナンバー2だった弟ギソクの死によって11年ぶりに戻り復讐を繰り広げるノワールドラマ。

キャスト

ソ・ジソブ、ホ・ジュノ、アン・ギルガン、イ・ボムス、コンミョン 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

第2位『未知のソウル』(tvN/2025/全12話)

第2位には、6月29日に最終回を迎えたtvNドラマ『未知のソウル』がランクイン。

参加1,535,752、メディア1,465,792、疎通1,508,797、コミュニティ2,359,883、視聴642,554というデータを集め、ブランド評判指数は7,512,779を記録した。ドラマ終了後も高い関心を維持しており、視聴者からの厚い支持を裏付けている。

主演は、パク・ボヨンとパク・ジニョン(GOT7)、リュ・ギョンス。

物語は、顔は同じだが性格も人生もまったく異なる双子の姉妹が、互いの人生を入れ替える嘘を通じて、本当の愛と自分らしい人生を見つけていくというロマンティックな成長譚。双子設定を生かした緻密な構成と、感情の変化を丁寧にすくい取る演出が光る。

中でも注目されたのが、パク・ボヨンによる“1人4役”と評される演技力である。性格の異なる姉妹それぞれを演じるだけでなく、姉妹が互いになりすます展開により、入れ替わった状態のキャラクターまでを演じ分ける複雑な構成を見事に消化。明るく柔らかな雰囲気と、シリアスな感情演技のギャップが絶妙に融合し、視聴者を魅了した。

最終回では全国視聴率8.4%を記録し、有終の美を飾った。前作『いつかは賢いレジデント生活』のような世界観共有型ではなく、完全オリジナル作品として誕生した『未知のソウル』の成功は、tvNのドラマ制作力の高さとパク・ボヨンのスター性を再認識させる結果となった。

没入感のあるストーリー展開と演技派俳優たちの好演により、多くの視聴者の記憶に深く刻まれた『未知のソウル』。その余韻は、ブランド評価の高さにも如実に表れている。

●日本配信情報:Netflix (2025年7月10日現在)

画像出典:tvN
未知のソウル
ロマンス
tvN/2025/全12話

あらすじ

顔以外はすべてが異なる双子の姉妹が人生を交換する嘘で本当の愛と人生を見つけていくロマンスドラマ。

キャスト

パク・ボヨン、パク・ジニョン、リュ・ギョンス、イム・チョルス 他

最高視聴率・受賞歴など

8.4%

口コミ

「パク・ボヨンの演技がすごかった」
「心が癒される作品」
「社会や人間関係に疲れた現代人におすすめ」

予告映像


動画出典:Netflix Japan

第1位『イカゲーム シーズン3』(Netflix/2025/全6話)

第1位に輝いたのは、Netflixオリジナルドラマ『イカゲーム シーズン3』。

参加数1,040,409、メディア1,149,741、疎通1,737,046、コミュニティ2,541,696、視聴1,515,110という圧倒的データを記録し、ブランド評判指数は7,984,003に達した。名実ともに今年の7月を代表する話題作といえる。

6月27日に全世界同時配信がスタートした本作は、シリーズ累計で世界的大ヒットを記録してきた「イカゲーム」の第3弾にして最終章。イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、イム・シワン、カン・ハヌル、ウィ・ハジュン、イ・ジヌクら、韓国を代表する俳優陣が再び一堂に会した。

物語は、自身の目的を胸に再び命懸けのゲームに参加した“ギフン”が、最も大切な友人を失い、“フロントマン”としてゲームに潜入していた人物の正体と対峙しながら、残酷なゲームを生き抜いた参加者たちの最後の運命を描く。シリーズの象徴ともいえる「456億ウォンを懸けたゲーム」が、ついに決着を迎える。

世界的な注目度は依然として高く、配信開始からわずか2週間でNetflix全世界93カ国においてランキング1位を記録。爆発的な視聴数を叩き出し、グローバルな人気を証明した。一方で、韓国国内ではストーリーの方向性や演出面について賛否が分かれ、評価はやや割れている。

それでも“最終章”という位置づけにふさわしいスケールと話題性を備えた本作は、今後も世界中で語られることになるだろう。韓国ドラマのブランド力を象徴する作品として、その存在感は別格である。

●日本配信情報:Netflix (2025年7月10日現在)

画像出典:Netflix
イカゲーム シーズン3
サバイバル
Netflix/2025/全6話

あらすじ

世界的大ヒットNetflixオリジナルドラマ『イカゲーム』のシーズン3。

キャスト

イ・ジョンジェ、イ・ビョンホン、イム・シワン、カン・ハヌル、ウィ・ハジュン 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

2025年7月韓国ドラマブランド評判ランキング ベスト10

2025年7月韓国ドラマブランド評判ランキング ベスト10
順位 グループ名 参加指数 メディア指数 疎通指数 コミュニティ指数 視聴指数 ブランド評判指数
1 『イカゲーム シーズン3』
(Netflix)
1,040,409 1,149,741 1,737,046 2,541,696 1,515,110 7,984,003
2 『未知のソウル』
(tvN)
1,535,752 1,465,792 1,508,797 2,359,883 642,554 7,512,779
3 『広場』
(Netflix)
1,287,154 1,830,880 1,574,452 1,379,998 505,441 6,577,924
4 『グッドボーイ』
(JTBC)
1,361,647 1,322,062 1,596,065 1,257,702 729,051 6,266,526
5 『トクスリ5兄弟をお願い!』
(KBS)
597,402 337,403 524,499 1,344,985 759,916 3,564,205
6 『巫女と彦星』
(tvN)
933,806 706,777 726,471 525,616 543,699 3,436,369
7 『女王の家』
(KBS)
532,184 829,054 848,174 737,767 416,838 3,364,018
8 『労務士のノ・ムジン』
(MBC)
843,400 638,294 634,813 425,340 691,981 3,233,827
9 『私たちの映画』
(SBS)
983,948 880,166 127,105 239,378 420,131 2,650,729
10 『鬼宮』
(SBS)
451,337 543,323 374,830 423,439 754,854 2,547,783
出典:BRIKOREA (韓国企業評判研究所ブランド評判指数)「[브랜드평판] 드라마 브랜드 2025년 7월 빅데이터 분석결과」2025年7月8日発表

ダンミ 編集部

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