- イ・ビョンホンが、10月5日に開催された『第32回釜日映画賞』で主演男優賞を受賞した。
- 彼は高い演技力を誇る俳優で、1992年から約20年の間に出演した韓国ドラマは1度もコケたことがなく成功へと導いている。
- 主演作はもちろん、特別出演や友情出演した作品までも好成績を残してきたイ・ビョンホンの不敗神話を振り返る。
イ・ビョンホンが、10月5日に開催された『第32回釜日映画賞』で主演男優賞に輝いた。
今年公開された映画『コンクリート・ユートピア』での好演が評価されてのことだ。
“믿고 보는 배우(ミッコポヌンペウ)”。直訳すると”信じて観る俳優”という意味だが、韓国では、「この俳優が出演しているなら面白いに違いない」と、思わせてくれる実力のある役者をこのように表現する。
まさにイ・ビョンホンがその代表格で、この言葉で修飾される演技者の中でも彼は頭一つ抜けていると言っても過言ではない。
事実、1991年にKBSの公採タレントとしてデビューした翌年、『1992 KBS演技大賞』で新人賞を手にして以降、ほぼ毎年のように何らかの栄誉ある賞を受賞。大賞に輝いたのも一度や二度ではなく、演技力の高さが度々称えられてきた。
彼の受賞スピーチはもはや、本人やファンにとって毎年の恒例行事のような感覚になっているのではないかと想像させられるほどだ。
そんな高い演技力を持つ俳優なだけに、ヒットさせた作品は数知れず。なんとドラマ界では1992年に放送された『明日は愛』から直近の『私たちのブルース』(tvN/2022)まで、約20年間に渡って出演作を成功へと導いてきた。
しかも、計25作中20作で主演を務め、残り5作は友情出演または特別出演だが、出番の少ないいわゆる”チョイ役”で携わったドラマさえも好成績を残している。ここまでくると、韓ドラ界には”イ・ビョンホン=ヒット”という法則があるのではないかと思うほど。
例えば『星を射る』(SBS/2002)は、最高視聴率25.8%を叩き出した作品として有名。イ・ビョンホンが出演したのは第1話で、重要な役柄ではなく制作陣側が話題性の獲得を狙ったかのように投入した配役となっており、彼の顔が映ったのは10秒にも満たない程度だった。
また『ATHENA -アテナ-』(SBS/2010)は、イ・ビョンホンが主演を務め大ヒットした『IRIS-アイリス-』(KBS2/2009)のスピンオフ版ということから、オリジナル版とはキャストは異なるものの、制作発表の段階ですでに熱い視線を浴びていた。
しかも初回放送では『IRIS-アイリス-』の回想シーンが流れイ・ビョンホンが登場。視聴率はいきなり25.9%を記録し好調なスタートを切ることに。制作・演出ともに、明らかに『IRIS-アイリス-』の享受を期待して作られたドラマだった。
『イカゲーム』(Netflix/2021)に至っては、あえて紹介する必要もないほど、全世界で多くの人に愛された作品。これまで主にアジアで支持されていた韓国ドラマが、欧米諸国でも親しまれるコンテンツとなるきかっけを作ったドラマだ。
優れた脚本や主演の熱演が光る1作だが、特別出演したイ・ビョンホンの活躍も見逃せない。
物語の重要な鍵を握る黒幕の1人でマスクをかぶって登場、明らかに大物感を漂わせているのだが、誰が演じているのか分からないまま物語が進行し、視聴者の関心が最高潮になったところでビョン様のお顔解禁。まさかの配役に驚いた人が多かった。
正体の公開を劇最後まで引っ張ったため、期待値が上がりすぎて観る者ががっかりする恐れのある構成だったが、さすがイ・ビョンホン。視聴者をあっと言わせ、物語を盛り上げるのに大きく貢献した。
もはや登場するだけで、もっと言えばキャストに名を連ねるだけで、その作品の価値や話題性、人気までも一気にアップすることのできるパワーを持つ役者と言っても過言ではないだろう。
ところがそんな彼にも唯一、例外となったドラマが『外交官・黒田康作』(フジテレビ/2011)だ。
主人公の黒田康作(織田裕二扮)と旧知の仲で、韓国系アメリカ人の情報提供者役として特別出演。制作発表会にも参加するなど、日本の各メディアに取り上げられ話題性は得たが、彼がキャストに名を連ねたわりには、残念ながら数字には繋がらなかった。
しかしこの20年の間でたった1作のこと。イ・ビョンホンは、韓国が産んだ最高の俳優であることに間違いはない。
そんな彼の次期作は、2024年に配信予定の『イカゲーム』シーズン2。シリーズものの場合、続編が大コケする作品も多いが、果たしてシーズン1同様世界的ヒットを記録することができるのだろうか。イ・ビョンホンの韓ドラ不敗神話が続くのか期待される。
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