- 2023年も残すところあと3カ月となり、韓ドラ界は最後のドラマがスタートした、もしくはもう少しで始まる時期となった。
- 今年も数多くの作品がドラマファンを楽しませたが、中には期待作であったにもかかわらず酷評を受けたものが。
- 日本配信中・放送されているものから、もうそろそろ始まると思われるドラマの中で、残念な結果を残した作品をまとめた。
2023年もあと残り3カ月、韓ドラ界は本年最後の走者がスタートを切った、もしくはもう少しで走り出す時期になっている。
今年最もヒットしたドラマは何だったのか、はたまた惜しくも残念な成績を残したのはどの作品だったのか、そろそろ決着がつく頃だ。
最後まで見守らなければ結果は分からないものの、現時点ですでに明暗分かれた作品が。
そこで本記事では、日本ですでに配信・放送されているものやもうそろそろお目見えするのではないかというドラマの中から、2023年を代表する話題作・人気作には入らないであろう酷評を受けたドラマをまとめた。
期待作であったにもかかわらず、様々な理由により視聴率を獲得できず、静かに退場することになったラインナップとなっている。
ブレインズ ~頭脳共助~
『ブレインズ ~頭脳共助~』(KBS2)は、特別な脳を持つ脳神経科学者と、騙されやすい脳を持つ刑事の凸凹コンビが、脳疾患に絡む犯罪事件を協力して捜査することになり、絶妙なコンビネーションで事件を解決に導いていくサスペンスコメディー。
韓国で初となる”脳科学コミック捜査劇”というジャンルの作品で、斬新さが注目され、主演のジョン・ヨンファをはじめチャ・テヒョンやその他キャストの演技力も好評を得たが、惜しくも視聴率は伸び悩み、期待されていたほどの成績を残せずに最終話を迎えることに。
先の読めるストーリー展開が玉に瑕だったようで、視聴者が離れてしまったのではないかと言われている。

『ブレインズ ~頭脳共助~』(画像出典:KBS)
ブレインズ ~頭脳共助~(動画出典:YouTube U-NEXT韓流・アジア公式)
コクドゥの季節
『コクドゥの季節』(MBC)は、前世で引き裂かれた愛し合う男女が、現世で死神と女医として運命の再会を果たし、繰り広げるファンタジーロマンス。
どことなく不朽の名作『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(tvN/2016)を彷彿とさせるストーリーで、また主演キム・ジョンヒョンの久しぶりのドラマ復帰作とあって話題を集めていた作品だ。
初回放送は視聴率4.8%で幸先のよいスタートを切ったものの、結局第1話を超えることなく幕を閉じ、第15話の視聴率に至っては1.3%で、MBC史上最低となる不名誉な記録を残すことに。
競争作品であった『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN)や『代理店』(JTBC)、『復讐代行人~模範タクシー~』シーズン2(SBS)に数字をもっていかれてしまった格好だ。

『コクドゥの季節』(画像出典:MBC)
コクドゥの季節(動画出典:YouTube NBCユニバーサル アジア)
青春ウォルダム~運命を乗り越えて~
『青春ウォルダム~運命を乗り越えて~』(tvN)は、謎の呪いにかかった世子と、一夜にして一家殺人事件の犯人に仕立て上げられた天才少女の青春ロマンス時代劇。
過去のヒット作に共通する、ヒロインが男装女子という設定と、身分違いの恋という要素を盛り込み、ロマンス演技に定評のあるパク・ヒョンシクを主演に迎えた本作は、さぞかし好成績を残すだろうと予想されていた。
ところが最高視聴率は4.8%で、それ以外の放送回はほぼ3%台で推移するという意外な結果に。中国の小説が原作という点が、一部視聴者に背を向けられた理由ではないかと言われている。
自国の文化を中国文化であるかのように演出したドラマが度々議論となってきた韓ドラ界。歴史に敏感な人にとって本作は、憂慮の念を抱かずにはいられない作品となったようだ。

『青春ウォルダム~運命を乗り越えて~』(画像出典:tvN)
青春ウォルダム~運命を乗り越えて~(動画出典:YouTube tvN drama)
パンドラ:偽りの楽園
『パンドラ:偽りの楽園』(tvN)は、誰もが羨む人生を歩むヒロインが、失くした過去の記憶を取り戻し、自分の運命を裏で操作していた黒幕に反逆する復讐劇。
社会現象を巻き起こした『ペントハウス』シリーズ(SBS/2020、2021)を手掛けるなど、“ドロ沼劇の母”の異名を持つ脚本家キム・スンオク作家がクリエーターとして参加した作品で、脚本は彼女の弟子が手掛けたものの、ドラマファンの間では「『ペントハウス』の再来か」と大いに期待されていた。
ところが、『ペントハウス』の足元にも及ばない視聴率で、1桁台を突破することができずに終わってしまう。視聴者の関心を引く要素は散りばめられているものの、いまいち活かしきれていないという評価で、それに加え二転三転するストーリーが混乱を招くなど、物語に没入しきれない構成が理由だと言われている。

『パンドラ:偽りの楽園』(画像出典:tvN)
パンドラ:偽りの楽園(動画出典:YouTube ディズニープラス)
生まれ変わってもよろしく
『生まれ変わってもよろしく』(tvN)は、19回目の人生を生きるヒロインが、前世で悲しい別れ方をした初恋相手の男性と出会うために奮闘する転生ロマンス。
ここ数年高い視聴率を叩き出している転生を題材に、今を輝くシン・へソンとアン・ボヒョンを主演に迎え、一部ドラマファンからは好評を得た。
しかし、同ジャンルで同じ曜日に放送された『キング・ザ・ランド』(JTBC)という強敵には勝てず、また生まれ変わりを描いたドラマが最近やや食傷気味であることから、最高視聴率は5.7%。
高視聴率を獲得するのが当たり前だった、tvNの週末ドラマ枠で放送されたとは思えない残念な結果だ。

『生まれ変わってもよろしく』(画像出典:tvN)
生まれ変わってもよろしく(動画出典:YouTube Netflix Japan)
ナンバーズ:ビルの森の監視者たち
『ナンバーズ:ビルの森の監視者たち』(MBC)は、高卒の新人会計士が、大手会計事務所に入社し、会社の組織的な腐敗と不正に正義で立ち向かうヒューマンオフィスドラマ。
主人公が会計士であることから、”数字=難しそう”というイメージが先行。ユニークな題材ながら、一部視聴者に拒否感を与えてしまったと言われおり、最高視聴率は4.7%という低い数字。また、放送回のほとんどが2~3%台で推移した。
しかし、サラリーマンの悲哀を描き胸に刺さるセリフや、主人公が成長していく姿が好評を得て大ヒットした『ミセン~未生』(tvN/2014)の会計士版を目指していた作品なだけに、実は完成度が高い。先入観を抱かず視聴した人だけが満喫したようだ。

『ナンバーズ:ビルの森の監視者たち』(画像出典:MBC)
ナンバーズ:ビルの森の監視者たち(動画出典:YouTube MBC drama)
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