- 朝鮮第22代国王・正祖(チョンジョ)ことイ・サンは、数多くの時代劇作品に登場する名君。
- 韓国ドラマにおいては「登場すれば成功する」とも言われているほどの有名な人物である。
- そこで今回は、これまで様々な俳優が演じた「正祖」が登場する時代劇ドラマを5つご紹介する。

正祖イ・サンが主人公のドラマ。左から『イ・サン』、『赤い袖先』(画像出典:MBC)
韓国ドラマの成功法則といえば、シンデレラストーリーやマクチャン(ドロ沼劇)、そして時代劇などが挙げられる。
特に時代劇作品においては「登場すれば成功する」とも言われている人物がいる。「韓国人から最も愛される名君」として知られる、朝鮮第22代国王・正祖(チョンジョ)こと、イ・サンである。
朝鮮王朝時代を描いた作品には頻繁に登場するため、「イ・サン」という名にピンと来た方も多いのではないだろうか。
そこで本記事では、主人公としてに限らず、脇役も含めて「正祖イ・サン」が登場した時代劇ドラマを5つご紹介しよう。数々の作品で、様々な俳優が演じてきた国王の姿を比較してみるのも楽しいのでは?
イ・サン (2007)
まずは、2007年にMBCで放送された『イ・サン』。物語の主人公イ・サンを演じたのは、最近はバラエティーでも活躍中のイ・ソジン。
朝鮮王朝史上、最も波乱に満ちた人生を歩んだと言われる正祖(チョンジョ)の生涯を描いたフィクション時代劇で、政治や権力争いを中心としたストーリー。また歴史に忠実な内容で描かれているため、硬派で本格的な時代劇を求める方におすすめである。
当初は60部作の予定だったが、高い人気を受けたことで、なんと17話も延長。平均視聴率は26.4%、最高視聴率35.5%を記録した大ヒット作品である。

『イ・サン』で主演を務めた、イ・ソジン (画像出典:MBC)
●出演:イ・ソジン、ハン・ジミン、イ・スンジェ、キョン・ミリ 他
●現在視聴可能な動画配信サービス(10/5現在):
・Abema
・FOD
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
風の絵師 (2008)
2008年放送のSBS『風の絵師』は、18世紀の朝鮮時代、密命により王の肖像画を描いていた元老画員の謎の死をきっかけに、それを調査していた画員らも次々と殺される事件が勃発。
シン・ユンボク(ムン・グニョン扮)は、父の死の謎を明かすために男装し、女人禁制の図画署の絵師となる。そこで天才画家キム・ホンド(パク・シニャン扮)の弟子となり、事件の真相を探ってゆく。
このドラマに登場する正祖役は、日本では『華麗なる遺産(SBS/2019)』や『トンイ(MBC/2010)』などで知られる、ペ・スビンが演じている。

『風の絵師』で正祖を演じた、ペ・スビン(画像出典:SBS)
●出演:パク・シニャン、ムン・グニョン、リュ・スンリョン、ペ・スビン 他
●現在視聴可能な動画配信サービス(10/5現在):
・FOD
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
トキメキ☆成均館スキャンダル (2010)
『トキメキ☆成均館スキャンダル(KBS2)』は、正祖が国王時代を背景に、“ジャルグム4人組”と呼ばれる成均館(ソンギュングァン)の儒生たちの成長を描いたラブコメ時代劇。
パク・ミニョンやパク・ユチョン、ユ・アイン、ソン・ジュンギといった、今では考えられない豪華キャスティングの若手時代が楽しめる作品である。
劇中で、儒生を国の未来だと考え、惜しみなく支援する正祖に扮したのは、チョ・ソンハ。彼は『キム・マンドク〜美しき伝説の商人(KBS/2010)』でも同じ役を演じている。

『トキメキ☆成均館スキャンダル』で正祖を演じた、チョ・ソンハ (画像出典:KBS)
●出演:パク・ユチョン、パク・ミニョン、ユ・アイン、ソン・ジュンギ 他
●現在視聴可能な動画配信サービス(10/5現在):
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
・Rakuten TV
・Hulu
・Netflix
ペク・ドンス (2011)
『ペク・ドンス(SBS)』は、朝鮮時代後期、正祖の護衛武士を務めた朝鮮最強の武士ペク・ドンス(チ・チャンウク扮)と、正祖の暗殺を企てる刺客集団との対決を描いた物語。
正祖を演じたのは、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~(SBS/2016)』『王は愛する(MBC/2017)』で知られる、ホン・ジョンヒョン。
本作は、時代劇初作品となったチ・チャンウクとユ・スンホの熱演が好評を得た作品。さらに、ペク・ドンスの子ども時代を演じたヨ・ジングの若かりし頃も楽しめる。

『ペク・ドンス』で正祖を演じた、ホン・ジョンヒョン(画像出典:YouTube SBS drama 動画キャプチャー)
●出演:チ・チャンウク、ユ・スンホ、ユン・ソイ、シン・ヒョンビン 他
●現在視聴可能な動画配信サービス(10/5現在):
・U-NEXT
・FOD
・Hulu
・Abema
・Rakuten TV
・TELASA
・みるアジア
赤い袖先(2021)
最後は、イ・ジュノ(2PM)が、世子から国王になるまでのイ・サン役を演じた『赤い袖先(MBC)』。
愛より国を優先しなければならなかった王イ・サンと、自身の人生を生きようとした宮女ドギム(イ・セヨン扮)との切ない宮中ロマンスが描かれている。
新しい解釈で表現されたイ・サンのロマンス物語は好評を博し、時代劇でお馴染みの国王を、これまでとは違った魅力的なキャラクターに仕上げた。
主演を務めたイ・ジュノは、君主としての責任の重さや、初恋を通じて経験するトキメキまで幅広い感情演技を披露し、『第58回百想芸術大賞』をはじめ、数々の演技賞を総なめにした。

『赤い袖先』でイ・サン役を演じたイ・ジュノ (画像出典:MBC)
●出演:イ・ジュノ(2PM)、イ・セヨン、カン・フン、イ・ドクファ 他
●現在視聴可能な動画配信サービス(10/5現在):
・FOD
・TELASA
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
以上5作品の他にも、正祖イ・サンは、ドラマ『キム・マンドク〜美しき伝説の商人(KBS/2010)』や『秘密の扉(SBS/2014)』などにも登場。
また、映画では『永遠なる帝国(1995)』、ヒョンビン主演の『王の涙 -イ・サンの決断-(2014)』がヒットした。
(関連記事)『赤い袖先』の甘いイ・サンの後は、ヒョンビン演じる ‘肉体派’ イ・サンを!
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