- 9月18日、韓国の俳優、ピョン・ヒボンさんの訃報が伝えられた。
- 様々なドラマに出演してきたベテラン俳優は、映画界でも活躍し、世界的巨匠ポン・ジュノ監督作品の常連。
- 多くの韓国メディアは、ピョン・ヒボンさんが「ポン・ジュノのペルソナ」だったと報じている。

9月18日に亡くなった、俳優ピョン・ヒボンさん (写真提供:ⓒ スポーツ韓国)
9月18日、韓国のベテラン俳優、ピョン・ヒボンさんがこの世を去った。享年81歳だった。
遺族と関係者によると、過去に完治判定を受けた膵臓がんが再発。最近は急激に病状が悪化し、闘病の末、この日の午前に亡くなったという。
ピョン・ヒボンさんは1942年生まれ。1966年にMBC声優公開採用2期で芸能界デビューし、声優として活動後にテレビドラマに進出し、1970年に反共ドラマで演技デビューを果たした。
これまでに数多くの作品に出演し、ドラマファンには『ホジュン~宮廷医官への道~(MBC/1999)』や『1%の奇跡(MBC/2003)』、『ソル薬局の息子たち(KBS2/2009)』、『火の女神ジョンイ(MBC/2013)』、『ピノキオ(SBS/2014)』などで顔を知られた。
また、ドラマだけではなく映画界でも活躍し、映画『パラサイト 半地下の家族(2019)』のポン・ジュノ監督作品の常連でもある。
ポン・ジュノ監督は、彼を『パラサイト 半地下の家族』にもキャスティングしようとしたが、当時ピョン・ヒボンさんの健康状態が悪化し、出演は叶わなかったという。
ピョン・ヒボンさんの訃報を伝える記事では、多くのメディアが「ポン・ジュノのペルソナ」と呼ばれたことを取り上げ、2人の関係を紹介している。

映画界の巨匠、ポン・ジュノ監督 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

ポン・ジュノ監督(左)とピョン・ヒボンさん (画像出典:YouTube SBS news 動画キャプチャー)
世界的な巨匠ポン・ジュノ監督とピョン・ヒボンさんの縁は、監督の長編映画デビュー作『ほえる犬は噛まない(邦題/原題:フランダースの犬/2000)』から始まった。
しかしピョン・ヒボンさんは、監督がシナリオを持って訪ねてきた際、役柄が警備員である上に犬を捕まえる話だと知り、断ったのだそう。
ところが監督が、小さい頃からピョン・ヒボンさんのファンで、時代劇を見ながらどれほど長い間尊敬してきたかを伝え説得。そんな監督の情熱に感動し出演を決めた、というエピソードが伝えられている。
その後、彼は『殺人の追憶(2003)』、『グエムル -漢江の怪物-(2006)』、『オクジャ/okja(2017)』と監督の映画作品7本のうち4本に出演した。
そしてポン・ジュノ監督は、長年尊敬してきたピョン・ヒボンさんに対する愛情を「役名」で表現。
『ほえる犬は噛まない』ではピョン警備員、『殺人の追憶』はク・ヒボン、『グエムル -漢江の怪物-』はパク・ヒボン、『オクジャ/okja』ではチュ・ヒボンと、彼の名前を取り入れた。

2017年公開の映画『オクジャ/okja』のイベントにて (写真提供:ⓒ スポーツ韓国)
世界的巨匠である「ポン・ジュノ監督のペルソナ」と呼ばれ、観客に強い印象を残してきた、俳優ピョン・ヒボンさん。
長い役者人生を歩んできた彼の訃報を受け、ポン・ジュノ監督やソン・ガンホなど、映画関係者たちが弔問に訪れている。
葬儀場には、『グエムル -漢江の怪物-』でピョン・ヒボンさんの息子・娘役を演じたソン・ガンホとパク・ヘイル、ペ・ドゥナの名前が書かれた花輪などが並んでいる。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
イ・ミンホ、圧倒的支持で1位!「25年7月版 人気韓国俳優」アンケートで1位
-
あの名匠が帰ってくる!韓国を代表する脚本家が放つ新作(9~10月)ドラマ4選
-
SEVENTEEN スングァン、ハワイでの最新ショット公開!自然体の表情にファン癒やされる
-
BTS ジン、アムステルダムで見せた輝き!洗練のデニムファッションでステージを支配
-
aespa カリナ、オールブラック×クリスタルアクセで魅せる圧倒的オーラ
-
ソン・ジュンギ&チョン・ウヒ主演JTBC新ドラマ「マイ・ユース」メインポスターでときめきを予告!
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
Stray Kids フィリックス、ブランド「ルイ・ヴィトン」のイベントに出席!(PHOTO14枚)
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
シン・ミナ、ブランド「ルイ・ヴィトン」のイベントに出席!(PHOTO8枚)
-
23時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
コン・ユ、ブランド「ルイ・ヴィトン」のイベントに出席!(PHOTO6枚)
-
日本で観られるのは?2025年9月 本国放送 & 配信スタート予定の最新韓国ドラマ12選
-
寝不足には要注意!来週(9月1日~) CSチャンネルで観られる「深夜枠」韓国ドラマ5選
-
マ・ドンソク、17年ぶりのKBS復帰作に期待!25年8月第4週 最新韓国ドラマ 視聴率ランキング
-
DKB、東京・大阪で単独ファンコンサートを開催!カバー曲や多彩な企画でBBと特別な時間を共有
-
NCT ロンジュン、新ビジュアル公開・・柔らかな眼差しにファン心酔
-
“変身の女王” パク・ミニョン、「コンフィデンスマンKR」で見せる華麗な七変化
-
tvN新ドラマ「暴君のシェフ」、ユナ×イ・チェミンの運命的出会い!ロマンスと権力闘争が開幕
-
MONSTA X「Do What I Want」パフォーマンス映像公開でカムバック熱高まる
-
KARA パク・ギュリ、自然体で輝く夏の瞬間・・日常ショットに反響
-
年内に観られるかな?2025年公開が噂される「編成未定」韓国ドラマ4選
-
ソ・イェジ、ブランド「NICK&NICOLE」のローンチ10周年記念イベントに出席!(PHOTO10枚)
-
Stray Kids、4thフルアルバム「KARMA」のカムバック記者懇談会に出席!(PHOTO26枚)
-
パク・ジョンミンら、韓国映画「顔」の制作報告会に出席!(PHOTO24枚)
-
【全75選】名作から話題作まで!25年9月BS・CSで楽しめる韓国映画 放送スケジュール
-
どこか親しみを感じる‥2025年下半期「既視感たっぷり」韓国ドラマ4選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。