- 韓国で有名なナPDの新番組『ソジンの家』のポスターが公開され、話題となっている。
- 出演者には、イ・ソジンを筆頭に“ナPD師団”と言われるトップスターが勢揃い。
- 中には過去、ナPDとの不倫説騒動に巻き込まれたチョン・ユミの姿も。当時2人は、悪質なデマに泣かされたという。
韓国の名物PD(プロデューサー)であるナ・ヨンソクの新番組『ソジンの家』が、2月24日より韓国で放送開始となる。
1月27日にポスター画像が公開されると、SNSではすぐに話題沸騰。「早く本編が見たーい!」と、世界中のファンから期待が寄せられている。
パク・ソジュンやVが出演
tvN『ソジンの家』は、ナPDが演出を務めた『ユン食堂(2017)』『ユン食堂2(2018)』『ユンステイ(2021)』に続くスピンオフ番組。
今回は『ユン食堂』を継承する新たなフランチャイズ食堂をオープンし、“理事”として活躍してきたイ・ソジンが“社長”に昇進。経営者としての手腕を見せる。
これまでは、プルコギやビビンバといった韓国の伝統料理を振る舞ってきたが、今回はもう少し身近な韓国のファーストフードと呼ばれる屋台料理で挑戦するという。
『ソジンの家』は、“ナPD師団”と言われるトップスターが勢揃いしているのも見どころの一つ。チョン・ユミ、パク・ソジュン、チェ・ウシクといった、ナPD番組常連の3人が従業員として出演する。
そして何と言っても視聴者の期待を集中させているのが、新たに“ナPD師団”へ仲間入りした、BTS(防弾少年団)のV。
先日公開された予告映像では、彼がフロアではなく、キッチンにいる様子が映し出され、ファンはびっくり。
あまり料理をするイメージがない彼の実力は未知数だが、予告では、キャパオーバーとなってしまったかのような困惑した表情を見せている。
一体、彼に何があったのだろうか。新入りVと、先輩従業員4人の奮闘に注目だ。
https://twitter.com/chtvn/status/1618760698099634179?s=20&t=gwoxcd0PRXncfR-REI_8qg
5年前、女優チョン・ユミとの不倫説が浮上
今回の新作には、これまでメインシェフを務めてきた女優のユン・ヨジョンの姿がない。そのため、チョン・ユミが唯一の女性従業員となった。
彼女は『ユン食堂』シリーズに全て出演しており、2020年に放送されたtvN『夏休み』は、チェ・ウシクと共にレギュラーメンバーとして出演した。
今やナPDの番組には欠かせない存在の一人であるが、実は彼女は過去に、ナPDとの不倫疑惑に巻き込まれている。
それは今から5年前の2018年10月、彼女が『ユン食堂2』に出演した年の出来事だ。
人気番組のプロデューサーと出演者の不倫説は、韓国ネットで騒然となり、SNSを通じて急速に拡散された。
2人はすぐに「事実無根」と否定。所属事務所を通じて、悪質なデマを書き込んだ人物だけでなく、デマを流布した人物など全員に法的責任を問う構えであることを発表。最終的に両者ともに、名誉毀損および侮辱罪で告訴状を提出した。
不倫報道は「フェイクニュース」だった
警察による調査の結果、2人の不倫説はフェイクニュースだったことが伝えられ、デマを作り流布した人物らが名誉毀損の疑いで起訴され、罰金刑を受けている。
悪質デマが生まれたのには、2つのルートがあったと見られている。
まず2018年10月15日に、出版社に勤めるフリーの作家A氏が、ある放送作家から聞いた“噂”を、知人らにゴシップネタとして伝えようと“不倫説”を作り発信。これを受け取ったIT企業に勤める会社員B氏が、*チラシとして再加工し、会社の同僚らに送信した。
*根拠のない噂や信憑性が低いゴシップネタ、業界で囁かれる裏情報などを指す
そのチラシはSNSを通じて、記者たちのカカオトークのオープンチャットルームにも届くこととなり、急速に拡散された。
また10月14日には、放送作家のC氏が、他の放送作家から聞いた業界の“噂”をカカオトークメッセージで作成し、同僚作家に発信した。これも複数の段階を経て、オープンチャットルームを通じて広がっていった。
韓国メディアによると、不倫説が浮上してから4カ月後の2019年2月時点で、デマの作成など明らかになった当事者は10人。警察は、A氏ら3人以外にも、ブログやオンラインコミュニティーなどに掲載した看護師など6人、関連記事に中傷コメントをした人物も侮辱容疑で立件した。
最終的に、最初にデマを作成した作家らにはそれぞれ罰金300万ウォン、流布した会社員には罰金200万ウォンが言い渡された。
では、そもそもなぜこのような大きな騒動になってしまったのか? それは、メディア各社のスクープ報道のスピード争いが大きな原因だと見られている。
他社に負けたくないと単独スクープを狙うメディアが、業界で囁かれている噂の真相を検証せずにスクープ記事として取り上げたことが、悪質デマをさらに拡散させることにつながった。
悪質デマから始まった不倫説騒動は、2人の芸能人を巻き込む事件へと発展し、大きな注目を集めた。
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