- 5年前の12月、チャン・グンソクは、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの広報大使に任命された。
- ”アジアのプリンス”として人気を誇る彼は、日本のコンサート会場でも積極的に大会をPR。
- 大会成功のために貢献した彼は、韓国で”陰の立役者”として称賛されている。
冬の寒い時期に、日本中を熱く盛り上げてくれた『2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会』。
開会式では、BTS(防弾少年団)のジョングクが大会公式ソング『Dreamers』を披露し、K-POPファンだけではなく、サッカーファンをも熱狂させた。
お隣韓国でもW杯は大きな盛り上がりを見せたが、冬の韓国のイベントと言えば、2018年2月に行われた、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが思い出される。
閉会式には、EXO(エクソ)が登場し、大会のフィナーレに相応しいスペシャルステージを披露。圧巻のパフォーマンスは、当時大きな話題を呼んだ。
しかし、この大会の”陰の立役者”に、チャン・グンソクの名前を挙げる人が多いという。
歌手や俳優、そして”アジアのプリンス”として活躍する彼は、実は大会の成功に大きな貢献をした人物だったようだ。
今から5年前の2017年12月、彼は“2018平昌冬季オリンピック”、“2018平昌冬季パラリンピック”、開催地域の“江原道(カンウォンド)”の3つの広報大使に任命された。
任命の大きな理由は、アジアに多くのファンを保有していること。日本でも、“2017日本が好きな韓国人俳優1位”に選ばれるなど、長年変わらぬ高い人気を誇っている。
そんな彼の影響力が、大会の更なる盛り上がりに一役買ってくれるだろうと、大きな期待を込めての任命となった。
当時、組織委員会の企画広報副委員長は「アジア、特に日本国内でチャン・グンソクが大きな役割を果たしてくれるものと期待する」とし、「大会スローガンである『Passion. Connected.』のように、彼を通じてアジアが一つになり、来年平昌を熱くするように多くの役割を果たしてほしい」と伝えた。
そして彼は、オリンピック・パラリンピック両大会の成功に向けて、様々な広報活動をスタートさせる。
大会直前、日本でアリーナツアー中だった彼は、大阪の会場に特別広報ブースを設け、大会や江原道観光についてPR。
また江原道の副知事や大会公式マスコットキャラクター、スホランとバンダビをステージに呼び、日本ファンに向けて、大会や江原道の魅力を積極的にアピールした。
さらには、オリンピックよりも観覧客が少ないパラリンピックをより広く宣伝するため、彼の公式ファンクラブでは、パラリンピック観覧ツアーを企画。
彼はパラリンピックのアイスホッケーの観戦チケット2018枚を自ら購入し、2018名の国内外のファンを無料招待。このツアーでは、彼と一緒に観戦できるだけではなく、観覧後には特別コンサートも開いたという。
また韓国では、春川(チュンチョン)で開かれた聖火リレーに参加。この時、現場にはチャン・グンソクを見ようと多くのファンが詰めかけた。
ファンによると、聖火リレーは、本人にとっても印象に残る楽しい経験だったようで、コンサートなどで何度も話題に出てくるとのこと。
本人曰く、自身の両側に警備の人が歩く中、短い距離に集まっているファンのため、トーチを持ちながらゆっくりと足踏み状態で走ならければいけないことが辛く、なお且つその状態で、ファンがうまく写真を撮れるように、しっかりと表情管理をするのが大変だったそうだ。
何ともファン思いの彼らしい、微笑ましいエピソードである。
オリンピックなど、国をあげての世界的なイベントには、多くのスターが広報大使に任命される。
その中で、彼が大会の立役者と称賛された理由は、多くのファンを呼び集めたこと、さらにはオリンピックの魅力だけではなく、パラリンピックを積極的に広報したこと。
これらの点で「彼は大会の成功のために大きく貢献した」と、韓国の人たちに高く評価されている。
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