- 現在、韓国で放送中のドラマ『わずか1000ウォンの弁護士(SBS)』が、最近の放送休止を巡り「視聴者を弄んでいるのか」と話題に。
- そんな中、SBSは「完成度のため」という理由で「2話分を縮小した12部作で終了する」と発表。
- TENASIAによると、第8話で記録した15%をピークに、わずかながら下落局面を迎えているという。最終話は、11月11日に放送予定。
『わずか1000ウォンの弁護士(SBS)』は、現在放送中の韓国ドラマの中で、本国で最も高い人気を誇っている。
しかし、最近の放送休止を巡り「視聴者を弄んでいるのか」と、思わぬ議論に巻き込まれているようだ。
韓国ネットでは、本作に対する不満の声が多く寄せられており、韓国メディアも問題提起をしているほど。
その一つが、TENASIA(tenasia.hankyung.com)だ。
11月6日、同メディアは「意地を張り放送休止へ‥あと1話なのに“視聴者を愚弄”」という辛辣な見出しで『わずか1000ウォンの弁護士』を問いただしている。
記事によると、ストーリーの終盤にあたる第9話から「特別な理由なしに、突然週1回の編成に変わった」ようだ。
また、10月21日(金)に第9話が放送される予定が、翌22日(土)へと変更。変わりに21日には、第1話から8話までのダイジェスト版が放送され“次話”を楽しみにしていた視聴者を戸惑わせたという。
しかし本作の“そろわない編成”は、これで終わりではなかった。
なんと翌週も放送休止が決定。該当の28日(金)はプロ野球中継が編成され、29日(土)にようやく第10話が放送されたのである。
11月4日(金)も、SBSの社会貢献キャンペーンの中継により、またしても放送が休止。
この状況に、視聴者の不満は大爆発。
ただでさえ、同作はPPL(間接広告)問題が勃発していたところであり、これに加えて放送休止という事態が相次いだため、テレビ局の視聴者掲示板には「視聴者を弄ぶにもほどがある」「せっかくドラマが放送されてうれしかったのに、内容の半分がPPLだなんて」「ナムグン・ミンの熱演がもったいない」「今の視聴率でご満悦か」など、不満の声が殺到したとTENASIAは伝えた。
さらに驚くべきは、“早期終了”を疑う声ま上がった点だ。
SBSは「当初、14部作で企画されていたが、2話分を縮小した12部で終了する」と発表。その理由については「完成度のため」と釈明し、視聴者や業界関係者を驚かせた。
通常韓国では、高視聴率のドラマは“無理をしてでもエピソードを増やす”という慣例があるため、これには「韓国ドラマ史に残る勇気ある決断」だと、称賛の声が集まった。
しかし、10月21日から続く放送休止に「もしかして、ストーリーを縮小させざるを得ない事情があるのでは?」「そういえば、最近余計なエピソードが増えた」「短縮を発表した後、後続作の準備ができていないのでは」という、SBS側の真意を疑う声も。
この絶えない雑音は、果たして視聴率につながるのだろうか。
TENASIAによると、第8話で記録した15%をピークに、9話が14.6%、10話が13.7%、11話が13.6%と、わずかながら下落傾向であると伝える。
10月30日に起きた“梨泰院圧死事故”や、クライマックスを迎える今シーズンのプロ野球など、テレビ局としても“やむを得ない事情”があるだろう。しかし、ヒットドラマの“次回”を楽しみにしている熱血視聴者にとっては、“1週間待たされる”という事ほど、つらいものはない。
TENASIAは「放送休止がなければ、とっくに終わっていたはず。また、特別な理由なしに放送休止になるかもしれない。最終話の放送予定日である11月11日に、“最終話が見られる”ことを視聴者は望んでいる」と、記事を締めくくった。
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