- BTS(防弾少年団)ジンが発売したソロアルバムが、韓国内主要チャートで1位となった。
- 一方で、一部販売サイトでは在庫が不足し、発送が遅延。初動売上に反映されない事態も発生しているという。
- 中には公式販売サイトも含まれており、ファンからは対応の悪さに不満の声が上がっている。
「アルバムの在庫がない!?」韓国オンラインコミュニティーには、BTS(防弾少年団)ジンのソロアルバムの販売状況を伝えるスレッドが上がった。

ソロシングルを発売したBTSのジン (画像出典:BTS 公式Twitter)
ファンからは、彼のアルバムの初動販売数(発売後、1週間のアルバム販売枚数)を巡り、不満の声が上がっている。
10月28日に発売されたジンのソロシングル『The Astronaut』は、シングルアルバム販売量の新記録を打ち立てた。
K-POPリアルタイムアルバム/音源販売量チャートであるハントチャート基準では、70万954枚の販売数を記録。これはハントチャート史上、ソロシングルアルバムの発売初日最多販売の新記録だという。
ジンのアルバムは、タイトル曲1曲だけの収録にもかかわらず、異例の高い販売量で世界的な人気を証明した。

ソロ活動のプロモーションには、新キャラクター“wootteo”も登場 (画像出典:wootteo Instagram)
サークルチャート(旧ガオンチャート)では、オフラインアルバム小売店の販売量を集計する“Retail Album Chart”で42万枚が集計され、2位と圧倒的な差をつけて1位となっている。
韓国オンラインコミュニティーに投稿された情報によると、韓国内オンラインサイトのアラジンでは、「注文数量より入庫が少ないため、10月28日以降の入金完了注文分は11月初めに発送予定」と案内されているとのこと。
ファンからは、「急いで作ったアルバムなの? 在庫がないなんておかしい」「予販期間に買ったのに、まだ発送通知も来ない」「後日発送だと、初動成績に反映されない!」など、発送が遅れることで初動売上に反映されないことを嘆く声が上がっている。

アルバム発売記念に、weverseで生配信を行ったジン (画像出典:BTS 公式Twitter)
この初動成績に関わる発送問題は、NCT DREAM(エヌシーティードリーム)が5月に発売した2ndフルアルバムのリパッケージ『Beatbox(ビートボックス)』でも起こった。
このアルバムは週間アルバムチャートで1位を占め、初動で80万枚を突破したが、韓国通販サイトのKTOWN4U(ケータウンフォーユー)で購入された分が、初動販売数にうまく反映されていないという疑惑が持ち上がった。
その理由は、大量購入した中国ファンの大半が”予約販売”であったため、実際にKTOWN4U側に物品が入庫されず、正式な初動販売数と見なされなかったことが原因だと見られている。もしきちんと反映がされていれば、”初動100万枚達成”という快挙になっていた。

アルゼンチンではcoldplayのメンバーとステージを披露 (画像出典:coldplay 公式Instagram)
ジンは、今回のソロ活動のスケジュールが終了次第、入隊手続きに入ることが伝えられている。
だからこそファンは、彼の入隊前の記念すべきアルバムで「在庫がない」「初動にカウントされない」という問題が起きたことに苛立ちを隠せない様子。
「会社がアーティストのために努力しないといけないのに、逆に台無しにしている気がする」
「予想よりも売れたってこと? たくさん準備しておいて欲しかった」
「まさか、意図的に売れないようにしようとしてる訳じゃないよね?」
「ソロのプロモーション中に、BTSの写真集の予約日をぶつけてきたのもおかしい」
「入隊することを発表したのだから、予約が増える可能性は絶対に予想できたはず」
など、所属事務所の対応に疑問を呈する声が強くなっている。
また、アルバムの発送が遅れている販売サイトの中には、公式サイトのWeverse Shopも含まれているという。
身内の残念な対応に、ファンの不満はますます強くなっているようだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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