MBCドラマ『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』を起点に、日本に巻き起こった韓流時代劇ブーム。今もなおファンは多く、理由には、美しい女優の存在が一役買っているだろう。本記事では、最近の作品を中心に、女神のようなビジュアルを持つ4人の女優を紹介する。
最近、日本でも人気を博したKBS2(Netflix)ドラマ『恋慕(2021)』をはじめ、大ヒットを記録したMBCドラマ『赤い袖先(原題/袖先赤いクットン/2021)』など、根強い人気を誇る韓流時代劇。
韓ドラファンの中には、ドラマから隣国の歴史を学ぶ人も多いようだが、時代劇の醍醐味の1つと言えば、現代劇とはまた一味異なる、俳優陣の衣装やヘアースタイルなどといったビジュアルではないだろうか?
そこで今回は、最近、時代劇で女神のように美しい姿を披露した注目のヒロインを4人紹介する。
パク・ウンビン
まず1人目は、子役としてデビューし、着実に演技力を磨いてきた女優のパク・ウンビンだ。
彼女はこれまで、数多くの作品に出演してきたが、『恋慕』で、男装して王世子(王の世継ぎ)として生き、国王にまで上り詰めたイ・フィ役を演じ、大きな話題を集めた。
一部の韓国のメディアや評論家たちは、パク・ウンビンの凛々しい国王姿に称賛を送り、彼女の男装姿に魅了された視聴者も多かったのだが、それだけに最終話で披露した韓国の伝統的な婚礼服を着用した彼女の姿は、目を見張るものがあった。
淡い色調にピンクの花の刺繍が施された衣装は、彼女本来のキュートさを引き立て、まさに最終回にふさわしい華やかなオーラを放っていた。
イ・セヨン
2人目は、第22代王イ・サンとその傍に仕える女官とのロマンスを描いた、『赤い袖先』に出演した女優のイ・セヨンだ。
彼女は劇中、イ・サン(ジュノ[2PM]扮)と少しずつ関係を深めていく、女官ソン・ドクイム役を演じた。
きらびやかな衣装を着ずとも、彼女自身から滲み出てくる清純で爽やかなオーラと、吸い込まれるような大きな目は、イ・サンが恋に落ちてしまうのにも納得してしまう程のビジュアルだった。
また、髪飾りなどの装飾品なく、シンプルに髪を一つにまとめただけでも、華やかな印象を与えるのは、彼女の美貌があるからこそだろう。
余談だが、イ・セヨンも子役から活動してきた女優だ。
以前には、日本で一大ブームを巻き起こしたMBCの時代劇ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』で、チャングム(イ・ヨンエ扮)とライバル関係にあったチェ・グミョン(ホン・リナ扮)の子役時代を演じ、当時から整ったビジュアルが目を引いていた。
キム・へユン
3人目は、tvNドラマ『御史(オサ)とジョイ(原題/2021)』に出演した、女優のキム・へユンだ。
彼女は劇中、朝鮮時代に幸せを探して突き進むバツイチ女性を演じ、演技力はもちろん、持ち前の弾けるような笑顔と爽やかなビジュアルで、視聴者から好評を得た。
また、かわいらしい顔立ちの中に、彼女の心の強さのようなものも感じられ、様々な魅力をもった女神といったところだろうか。
同ドラマは、既に韓国では放送が終了し、日本では6月にCS放送局の衛星劇場で放送される。
キム・へユンという名前を聞いてもピンとこない人のために彼女を紹介すると、tvNドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016)』の15話に出演していた女優だ。
劇中、戦士した夫と再会するお婆さんの若かりし頃を演じ、短い出演であったものの、迫真の演技で視聴者に感動を与えた。
そして、彼女を一躍有名した作品、JTBCドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~(2018)』では、優秀な頭脳を持つ、プライドの高い高校生 イェソ役を演じた。
当時からその美貌は注目されていたが、『御史(オサ)とジョイ(原題)』では、より一層、磨きのかかった彼女のビジュアルを見ることができる。
カン・ハンナ
最後に紹介するのは、現在放送中のKBS2ドラマ『赤い丹心』に出演する女優、カン・ハンナだ。
劇中、朝鮮の第12代王、イ・テ(イ・ジュン扮)から愛される、ヒロインのユジョン役を演じており、彼女のビジュアルは放送前から話題を呼んでいた。
中でも、カン・ハンナのスチール写真が公開された際には、彼女の明るい笑顔と清楚な魅力が注目を浴びた。
また、ある韓国メディアは、「カン・ハンナの愛らしいビジュアルと熱演は、(ドラマへの)没入度を高めている」「キラキラとした瞳と爽やかな笑顔は、愛らしさが一層滲みでて、視聴者をときめかせる」と、彼女のビジュアルを称賛した。
過去には、tvNドラマ『スタートアップ: 夢の扉(2020)』に出演した際、共演者で歌手兼女優のペ・スジと共に、「優劣つけがたい美貌」と、報じた韓国のメディアもあった。
****
演技はもちろんだが、ビジュアルでも視聴者を引きつける女優たち。
美しい人を見ると、自然と心が惹かれるが、今後、彼女らがどのような姿で視聴者の前に登場するのか期待される。
(構成:西谷瀬里)
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