JTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』に出演し、好演した俳優のイ・ミンギは、たった1枚の写真がきっかけでデビューし、現在まで俳優としてドラマと映画で活躍し続けている。本記事では、そんな彼の俳優人生を振り返る。

最近、最終回を盛況裏に終えた、JTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』。

JTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』に出演したイ・ミンギ

イ・ミンギが出演したJTBC(Netflix)ドラマ『私の解放日誌』(画像出典:JTBC)

劇中、主人公3兄弟の2番目で、長男のチャンヒを演じたのが俳優のイ・ミンギだった。

人生における理想と現実の間で悩み、ある時は父親と激しくぶつかるなど、迫真の彼の演技は、視聴者の共感を引き出した。

イ・ミンギは、『私の解放日誌』で、長男のチャンヒを演じた

『私の解放日誌』で、長男のチャンヒを演じたイ・ミンギ(画像出典:JTBC 『私の解放日誌』映像キャプチャー)

ところで、同ドラマ内では自身の人生に苦悩する役を演じたイ・ミンギだが、実際の彼が強運の持ち主で、それにより大きく人生が変わったことをご存じだろうか。

まず1つめのラッキーエピソードは、彼が俳優としてデビューしたきっかけにある。

2003年イ・ミンギは、俳優のカン・ドンウォンが以前に在籍していた所属事務所のTHE MANのコミュニティーサイトに、自身が写った1枚の写真をアップした。

THE MANのコミュニティーサイトに写真をアップしたイ・ミンギ

イ・ミンギが、THE MANのコミュニティーサイトにアップした自身の写真(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

するとこれが、THE MANの代表の目に留まり、当時丁度、主演俳優を探していたKBS2ドラマシティー『イ・ミンギの僕と彼女、そして兄上様(2004/以下、そして兄上様)』側に紹介し、当時モデルとして活動していたイ・ミンギは、突如、俳優としてドラマデビューを果たすことになる。

過去に代表は、イ・ミンギを主演俳優に推薦した理由を、「写真の目つきがすごく新鮮だった」と語った。

写真の中のイ・ミンギに魅了された人物はこれだけではなく、彼のラッキーエピソードはこの後も続く。

『そして兄上様』に出演後、イ・ミンギと親しくなったドラマのプロデューサーが、偶然にも彼のSNSで同写真を目にし、KBS2ドラマシティー『オー!サラ(2005)』の主演に抜擢した。

写真が相当気に入ったのか、劇中でも同じ髪型にするようイ・ミンギに伝えたという。

写真1枚で大きく人生が変わったイ・ミンギは、チャンスを無駄にすることなく、その後、今日まで数々の作品に出演してきたが、彼のすごいところは、様々な役に挑戦し、演技の腕を磨き続けてきた点だ。

デビュー当初は、ロマンス作品を中心に出演していたものの、2009年、放映の映画『おいしいマン』では、耳が聞こえなくなるミュージシャン役を演じ、それまでとは異なる役柄にも挑戦しはじめる。

中でも、映画『TSUNAMI -ツナミ-(2009)』では、海洋救助隊員役で好演が認められ、『第46回百想芸術大賞』で映画部門男性新人演技賞を授賞した。

『TSUNAMI -ツナミ-(2009)』に出演し、スターとしての位置を確立したイ・ミンギ

イ・ミンギがスターとしての位置を確立した映画『TSUNAMI -ツナミ-(2009)』(画像出典:daum movie)

また、同作はスターとしての位置を確立する作品になったのはもちろん、多様なジャンルとキャラクターに絶えず挑戦する彼の情熱を披露した作品にもなった。

そんな彼の活躍にも陰りが見えた時期がある。

それは、29歳(日本年齢)で軍隊に入隊していた時のことだ。

服務期間中に訪れた釜山(プサン)のあるクラブで、性的暴行の疑いである女性から提訴されてしまう。

最終的には、「イ・ミンギとの行為は強制性はない」女性が訴えを取り下げ、嫌疑なしとなったのだが、除隊後の復帰作として予定していたtvNドラマ『明日、キミと(2017)』を降板することに決めた。

tvNドラマ『明日、キミと(2017)』を降板することにしたイ・ミンギ

イ・ミンギが降板することにしたtvNドラマ『明日、キミと(2017)』

イメージダウンにも繋がるこの出来事で、彼の俳優人生もこれまでかと思われたが、2017年に、tvNドラマ『この恋は初めてだから(2017)』で復帰して、見事に返り咲き、現在にいたる。

tvNドラマ『この恋は初めてだから(2017)』は、イ・ミンギの除隊後の復帰作になった

イ・ミンギの除隊後の復帰作tvNドラマ『この恋は初めてだから(2017)』(画像出典:tvN)

強運の持ち主であるのはもちろんだが、チャンスをものにし、また人気にあぐらをかかず、努力を惜しまない前向きな姿勢のイ・ミンギ。

そんな彼が、今後どのような演技を披露してくれるのか期待される。

(構成:西谷瀬里)




ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs