【韓流20周年企画-キム・ヘジャ編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか‥今回は、韓国で”美しい母親役”を演じたら右に出る者はいないと称される、女優キム・ヘジャの魅力に迫る。
“国民のお母さん”として親しまれている、女優のキム・ヘジャ。
1960年代から70年代のテレビ放送初期から旺盛に活動し、”20世紀の最高俳優”として国民的人気を博しているベテラン女優だ。
キム・ヘジャは、1941年9月生まれで、現在80歳(日本年齢)という高齢ながらも、特有の可愛らしさを持ち、哀切ながらも爆発的な演技力で、韓国では全世代にわたり愛と尊敬を受けている。
また韓国国内だけでなく海外にも名を知らせており、日本の韓国ドラマや映画ファンにはお馴染みのベテラン女優として愛されている。その高貴な雰囲気と整ったビジュアルから、日本でいうところの、女優 吉永小百合のような存在だという声も聞かれている。
あらゆる母親像を演じてきた、キム・ヘジャ
彼女が”国民のお母さん”と呼ばれるのは、1980年に放送されたドラマ『田園日記』から。
この作品は、農村を背景に描いた家族ドラマで、子どもから老人まで全世代の物語と、変化する時代の中で起きる様々な悩みや人間関係、家族愛、人生の価値と教訓など盛り込んだヒューマンドラマ。
韓国歴代のテレビドラマ最長寿放映記録を残し、現在までも最高傑作と評価されている本作で母親役を演じ切り、国民の心の中に”親しみを感じるお母さん”という記憶を残した。
また、俳優のウォンビンとともに主演を務めた映画『母なる証明(2009)』でも、印象深い母親役を演じている。
劇中、殺人事件の容疑者になってしまった息子の無実を信じ、たった1人で真相に迫るべく孤軍奮闘する母親に扮し、母親の持つ”狂気”を見事なまでに演じきった。
余談であるが、本作のメガホンを取ったのは、『パラサイト 半地下の家族(2019)』のポン・ジュノ監督だ。彼はこの作品で、キム・ヘジャの魅力を存分に引き出している。
本作は日本でも上映され、観客に大きな衝撃と感動をもたらせた。ここで、韓国の名優キム・ヘジャの名がさらに広まっていく。
ドラマや映画だけでなく、食材の広告モデルでも活躍を見せていたキム・ヘジャ。ここでも、数々の作品で披露している”国民のお母さん”らしいイメージが描かれ、CMの中で使用された「そう、この味だ」というフレーズが爆発的な人気を得た。
近年、様々なジャンルのドラマで活躍。あの話題作にも出演
最近では、2016年に放送されたtvN『ディア・マイ・フレンズ』に出演し、韓国を代表する大女優らとともにおばあちゃんたちの青春物語を描いた。また、2019年にはJTBC『まぶしくて -私たちの輝く時間-』で、ハン・ジミンと2人1役に挑戦。心温まるファンタジーロマンスを届けた。
そして現在、去る9日から放送がスタートした、tvN『私たちのブルース』に出演中だ。
日韓のドラマファンから多大な期待を寄せられている本作、その理由は豪華すぎるキャストから。
イ・ビョンホン、シン・ミナをはじめ、チャ・スンウォン、イ・ジョンウン、ハン・ジミン、キム・ウビン、オム・ジョンファなど、映画作品ではないのかと思わせるようなキャストが名を連ねている。
日本では、このラインナップにドラマファンを沸かせたが、韓国ではキム・ヘジャが出演するというニュースが、錚々たるメンバー出演に負けないほどの話題を呼んでいた。
このエピソードだけでも、キム・ヘジャがどれほど多くの愛を受けているかお分かりになるだろう。
“国民のお母さん”として親しまれるキム・ヘジャ。
そんな理想的なお母さんのイメージを持つ彼女であるが、意外なことにあまり料理が得意ではないそうだ。彼女の夫も、キム・ヘジャが家で家事をするより、俳優活動に邁進できるよう応援していたという。
また、飲食事業に携わっている彼女の息子は、あるインタビューで「子どもに温かく、ほかの母親と同じくらい料理も作ってくれた」と語っているそうだ。
しかし、キム・ヘジャ本人は、お弁当を作っても子どもたちがあまり好きではなく、申し訳ない時が多かった、と感じていたようだ。
出演作やヒット作も多く、全てが完璧に見えるキム・ヘジャ。その一方で、このような親しみやすいエピソードも持っている。彼女が”国民のお母さん”として長年愛されてきた理由がよく分かる。
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