韓国で新政権が発足する5月10日。この日に行われる大統領就任式に、BTSの公演は白紙に戻ったようだ。4月11日、大統領就任式準備委員会は、記者会見を開き「限られた予算では、BTSを招待することはできない」と発表した。
来る5月10日に開かれる、韓国の新大統領の就任式の全貌が明らかになった。
現在韓国では、尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が第20代韓国大統領に選出され、新政権に向けて動きが慌ただしくなっている。

第20代韓国大統領に選出された尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏(画像出典:フェイスブック)
その1つが、韓国国会で開かれる大統領の就任式の準備だ。
4月11日、大統領就任式準備委員会のパク・ジュソン委員長は、記者会見を開き、就任式準備の進捗状況を公開。
就任式について、いくつかインターネット上で議論となったイシューもあったのだが、その1つがBTS(防弾少年団)の公演である。
これに関してパク委員長は、
「華やかな見た目を追うよりは、日々大変な思いをしている国民へ、新しい希望を与える就任式にしたい」
「限られた就任式の予算では、世界的なアイドルスター(BTS)にお越しいただくことは容易ではないため、招待しないという結論に至った」
と述べている。
新政権発足の幕開けとなる、大統領就任式でのBTS公演可否を巡り、国民の関心がここまで膨らんだ背景には、ある理由がある。
実はパク委員長、ある時事番組(ラジオ)に出演した際「BTSの出演を検討する」という発言をしたのだ。
後に番組側は当時の放送終了後、公式ホームページに「BTSを政治に利用しないで」など、1000件を超える抗議を受けたと明かしている。
(関連記事)BTSの’紫ハート’を政治利用しないで!韓国で叩かれている大統領有力候補
4月6日、BTSが所属しているHYBE側は、パク委員長の発言に対して「(委員会から)招待の連絡を受けたこともなければ、仮に要請が来た時のことを検討するかの議論すらしていない」と反論。同日、委員会も「パク委員長の発言は、委員会の公式的な立場ではない」と一線を引いた。
委員会のずさんな仕事ぶりに、韓国ネットでは「上長の発言を即否定する組織」「新政権の無能さを象徴しているかのよう」と、不信感を露にする声も。
ここ最近、戦時中のウクライナ政府へ10億USD(約1200億円)支援や、大統領府移転など、新政権の”先走り”や政府各省との”食い違い”が問題視されており、BTSの就任式公演も新政権批判の”ネタ”になってしまったようだ。
大統領就任式準備委員会は、韓国ネットの不満を封じ込めるため、あっさりとBTS公演を白紙に戻したと見られる。

世界的なポップスター、BTS(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
しかし、パク委員長の「BTS公演はなかったことに」という発表について、BTSファンは「皮肉のような発言だ」という反応を見せた。
その根拠として”華やかな見た目”、”限られた予算”、”世界的なスター”、”お越しいただく”というワードを挙げながら、「フラれて腹いせしてるみたい」「多分に皮肉ってるね」と読み取っている。またあるネットユーザーは「まるで”委員会が提示した出演料にBTSが満足しなかった”と匂わせるような話法」との指摘も。
一部では「新政権の”御用達芸能人”になれとでも?」「エラい政治家様、悪習は変わってないねー」「BTSが新政権のブラックリストに載って、芸能活動が妨害されるのでは?」と、失笑と憂慮の声があがっている。
さらには「BTSを敵に回したら、韓国は世界の若者からバッシングされる」「そんな愚かな行動はできない(しない)」と、反論する声も寄せられた。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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