• 中国の人気女優のファン・ビンビンが主演を務めた映画『緑の夜』が公開を控えている。
  • 実は彼女は劇中で相手役を務める韓国女優のイ・ジュヨンに、直筆の手紙で出演オファーを送っていたという。
  • 世界的スターが魅了される、イ・ジュヨンの魅力をチェックしていこう。
女優ファン・ビンビンはある韓国女優に直接手紙を書き、ラブコールを送った

ある韓国女優に直接手紙を書き、ラブコールを送った女優ファン・ビンビン(画像出典:ファン・ビンビン 公式Instagram)

中国の女優のファン・ビンビンがある韓国女優に直接手紙を書き、作品への出演オファーをしていたことが明らかとなった。

規模の大きな中国の芸能市場で大活躍している彼女は、中国を代表する人気女優の一人であり、世界的スターとして注目を浴びている。

カンヌ映画祭やベルリン国際映画祭など、数多くの国際舞台に出席し、度々華やかなドレス姿が話題となっているファン・ビンビン。

今年5月に開催された『第76回カンヌ映画祭』では、竹林と虎がデザインされた個性的な中華風ドレスを身にまとい、約5年ぶりに表舞台に登場。”アジアンビューティー”の称号を持つ彼女は、カリスマ的な美しさを放ち、圧倒的な存在感で視線を釘付けにした。

そんなファン・ビンビンが主演を務める映画『緑の夜』が、11月1日に韓国で公開される。

彼女の復帰作となる本作は、韓国で抑圧された人生を送るジン・ジャと、ミステリアスな緑色の髪の女性が出会い、自由と解放のために大きな賭けに乗り出す物語。

実はファン・ビンビンはこの作品に出演するに当たり、相手役の女優に直筆の手紙でラブコールを送っていたという。

イ・ジュヨンは映画『緑の夜』でファン・ビンビンと共演した

映画『緑の夜』でファン・ビンビンと共演したイ・ジュヨン(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

その手紙を受け取ったのは、韓国人女優のイ・ジュヨン。2020年に放送されたJTBC『梨泰院クラス』で、トランスジェンダーのマ・ヒョニ役を演じたことでも知られている今注目の女優だ。

ファン・ビンビンがイ・ジュヨンのキャスティングを希望し、手紙を送ったという事実は、10月27日に映画『緑の夜』側が明らかにした。

過去には彼女が手紙について言及し、「共演したい女優に直筆の手紙を書いたのは初めてです。心と心が通じるのを願って、心を込めて書きました」と語っていたという。

現在、ファン・ビンビンの手紙は、スタジオDHLの公式インスタグラムに掲載されており、彼女の思いが込められたメッセージを確認することができる。

彼女は「ジュヨンさんが出演した映画『春の夢』を見たのですが、サッカーをして、詩を書いて、バイクに乗る姿が自由で美しく、純粋でありながらとても手の届かない存在に感じて、とても素敵でした」とイ・ジュヨンの演技を称賛。

さらに「あなたの笑顔はとても晴れやかで、人を動かす魅力があります。ジュヨンさんがまさに私たちが探している”緑髪の女性”だと感じました」「このオファーを気に入ってくれることを願い、監督も私もあなたとの共演を楽しみにしています!」と付け加えた。

ファン・ビンビンがイ・ジュヨンに書いた直筆の手紙

ファン・ビンビンがイ・ジュヨンに書いた直筆の手紙(画像出典:スタジオLDH 公式Facebook)

中国の大女優から直接オファーを受け、見事に共演を果たしたイ・ジュヨン。ファン・ビンビンの心を動かす彼女は、一体どんな魅力を持つ女優なのだろうか。

イ・ジュヨンは『梨泰院クラス』で一躍知名度を高め、映画『野球少女(2019)』や『ベイビー・ブローカー(2022)』など、映画界でも活躍を見せている。

独特なキャラクターを魅力的に演じる彼女は、表現力の高さに定評のある女優だ。さらに自身の考えや思いを積極的に発信しており、過去には”女優”という言葉に対するイ・ジュヨンの価値観が関心を呼んだ。

2016年10月、彼女は自身のSNSを更新し、「”女優”は女性嫌悪的な言葉です。この簡単な問題が理解できなければ、もっと勉強をしてください」と投稿した。

どうやらイ・ジュヨンは男性役者を”俳優”とする一方、女性の演技者を指し示す際には”女”という言葉をつけ、”女優”と表現する現状に違和感を感じていたようだ。

彼女はさらに「一般的に男性俳優を”男優”と呼ばないのに、女性俳優を象徴するときは”女優”と書きます。これは人間のデフォルトが男性だという視線による単語のため、女性嫌悪になります」と伝えている。

当時、韓国ではフェミニズムに関する活動が積極的に行われていた。社会が敏感な反応を見せる時期に投稿された彼女の発言は、一部の人々の反感を買い、ネガティブな意見が寄せられるように。

しかし、彼女は「人類の半分の声を止めることはできません。応援の声だけを聞くようにします」とコメントしている。

そんなイ・ジュヨンの発言が世間で取り沙汰された際、芸能人へのインタビューなどでも、この問題が提起されるようになった。

女優のキム・ヘスは「”女優”という表現が女性嫌悪だと思うか?」という質問を受けた際、「その呼び方に固定概念が含まれているのは事実です。男女どちらも”俳優”と呼ぶのがより良いことだとは思いますが、”女優”が否定的な表現とは思っていません」と語ったことでも、注目を浴びた。

イ・ジュヨンは女優としての実力だけではなく、このような既成の価値観に囚われないアウトサイダー的な一面も人気を集めている。

ユニークで芯がある彼女の姿に、アジア一の美貌を誇るファン・ビンビンも魅了されたのではないのだろうか。

映画『緑の夜』は、2024年1月19日に日本でも公開予定だ。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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