- 連日報道されている、俳優ユ・アインの薬物使用事件。先日、彼が務めるはずだったドラマの代役が発表された。
- しかし、韓国俳優界において、映画やドラマに引っ張りだこだった彼が抜けた穴は大きい。
- 「俳優ユ・アイン」という個性的な存在は、まさに“代替不可能”のようだ。

演技派、そして個性派俳優として知られるユ・アイン (画像出典:ユ・アイン 公式 Instagram)
新たな薬物の使用が発覚したと報道された、俳優ユ・アイン。
最初は疑惑からのスタートだったものの、検査の結果、向精神薬であるプロポフォールの常習投薬、大麻の陽性反応などが明るみとなり、彼には「当分、復帰は無理だろう」との声が向けられている。
そして今、それが、より現実味を帯びてきた。
3月2日、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『地獄が呼んでいる』シーズン2のキャスティングが公開された。
シーズン1の主演を務めたのは、ユ・アイン。ドラマは公開当時、ワールドランキング1位となり、韓国はもちろん海外でも大きな反響を呼んだ。
原作は、同名のウェブトゥーン。ある日、突如地獄行きを予告された人々の元に使者が訪れ、命を奪われるというスリル溢れるサスペンススト-リー。混乱に乗じて復興した新興宗教団体“新真理会”と、彼らを阻止しようとする人々の死闘を描いている。
彼は、“新真理会”の議長(教祖)、チョン・ジンス役を演じた。しかし、シーズン2の出演者の中に、ユ・アインの名前は見当たらない‥。
彼に代わってシーズン2で議長となるのは、キム・ソンチョル。舞台やミュージカルでも活躍する、演技力に定評がある俳優だ。
韓国メディアは「彼であれば、ユ・アインに劣らない魅力でキャラクターを消化してくれるとの信頼で、キャスティングされた」との関係者の話を紹介している。

『地獄が呼んでいる』シーズン2で、ユ・アインの代役を務めるキム・ソンチョル (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
今回、ユ・アインが抜けた穴は、キム・ソンチョルが埋めてくれることになったが、韓国俳優界において、「俳優ユ・アイン」という存在は“代替不可能”という声も上がっている。
彼は、映画やドラマに引っ張りだこの個性派俳優。「憑依型のカメレオン俳優」とも言われ、作品ごとに異なるキャラクターを見事に演じ分けてきた。
『地獄が呼んでいる』の教祖役も然り、強烈なカリスマ性とミステリアスな雰囲気で人々を魅了した。

『地獄が呼んでいる』ユ・アインは宗教団体の教祖役を演じた (画像出典:Netflix)
他にも、ユ・アインが演じて来た役柄は、まさに「彼以外に考えられない」と高い評価を受けるものばかり。
SBS『ファッション王(2012)』では、ファッション界での成功を目指す役柄を演じた。不器用だけども野心と度胸はある、魅力的なキャラクターを作り上げ、ドラマの進行に合わせて、徐々に雰囲気が変わっていく彼の演技が好評を呼んだ。
JTBC『密会(2014)』では、年上の人妻と恋に落ちる、天才ピアニスト役。20歳ほど離れた相手役の女優キム・ヒエ扮する芸術財団の企画室長との大人の恋愛に溺れる青年をリアルに演じた。

ユ・アインの演技力の高さが光った『六龍が飛ぶ』(画像出典:SBS)
SBSフュージョン時代劇『六龍が飛ぶ(2015)』では、これまで多くの俳優が演じてきた歴史的人物イ・バンウォン役を務めた。説得力ある演技で、ユ・アイン版のイ・バンウォンを誕生させた。本ドラマは、彼の演技力の高さが光る作品とも言われている。
tvN『シカゴ・タイプライター ~時を越えてきみを想う~(邦題/2017)』では、ツンデレの両面が楽しめる。一人二役で、両極端の魅力を持つキャラクターを演じ分けた彼は、まさにカメレオン俳優そのもの。

『シカゴ・タイプライター ~時を越えてきみを想う~』では1人2役を披露 (画像出典:tvN)
映画『ベテラン(2015) 』も代表作の一つ。傍若無人の財閥御曹司役で、見事なまでに振り切った悪役演技が大きな話題に。刑事役を務めた名優ファン・ジョンミンと熾烈な対決を繰り広げ、世間に演技派俳優というイメージを植え付けた。
そして『ベテラン』の財閥御曹司とは全く別の姿を披露し、世間を驚かせたのが、映画『バーニング(2018)』。作家志望の田舎の素朴な青年を演じた彼は、言葉を通してではなく、表情やたたずまいで繊細な感情を表現。持ち前の演技力の高さはもちろんのこと、演技の幅の広さも見せつけた作品である。

映画『ベテラン』では、見事なまでの悪役演技を披露 (画像出典:CJエンターテインメント)
この他にも代表作と言える作品は数多くあるが、どの役も自身のものにし、彼ならではの魅力をキャラクターに吹き込んできた。
それが多くの人に「彼の代わりはいない」と言わしめる理由。独特な表現力や存在感が、ユ・アインの個性であり魅力である。
最初に彼の薬物使用疑惑のニュースが飛び込んできた時、ドラマや映画の関係者は、きっと一斉に頭を抱えたことだろう。
しかし、彼の犯した罪は重く、復帰は当分見込めそうにない。けれども、韓国俳優界において、彼が抜けた穴も、当分埋められそうにない。
「俳優ユ・アインをキャスティングできない」という現実が、今、制作陣の悩みを深めている。
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