• 新作ドラマ『アイショッピング』が、韓国でドラマファンを虜にしている。
  • 親が子どもを返品するという奇妙な設定が特徴の、ヨム・ジョンアが主演を務めるアクションスリラーだ。
  • 多くの視聴者の関心を刺激しているストーリーと見どころ、本国での反応の一部をご紹介。
『アイショッピング』

『アイショッピング』(画像出典:ENA)

R15指定ドラマ『アイショッピング』(原題:아이쇼핑/ENA/2025)が、多くのドラマファンを虜にしている。

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(JTBC/2018)での活躍で知られるヨム・ジョンア主演のアクションスリラーだ。

残念ながら日本では配信されていない(2025年8月4日現在)ものの、韓国では7月21日に初回放送を迎えるやいなや大きな話題に。破格的な設定で視聴者の関心を一身にうけている。

ありえない話だがファンタジーとは違う、どこか現実味を感じさせるからこそ観ずにはいられない『アイショッピング』。親が子どもを返品するという、なんとも奇妙なストーリーと見どころ、本国での反応を一部紹介する。

ざっくりあらすじ

『アイショッピング』は、養子縁組後に、養子として迎え入れた子どもを気に入らなければ、無料で返品することができる不法養子縁組カルテルを題材に、返品処理された子どもたちの壮絶な生存劇と復讐を描いた作品だ。

ヨム・ジョンアは、『アイショッピング』で主演を務めている

『アイショッピング』で主演を務めているヨム・ジョンア(画像出典:ENA)

表向きは慈愛に満ちた医療財団の代表だが、裏では不法養子縁組組織を牛耳るヨム・ジョンア扮するキャラクターが、上流階級を対象に子どもを商品にして“アイショッピング”なる事業を展開。

ウォン・ジナが、返品処理されたもののなんとか生き残って、自分と同じ境遇の子どもたちのリーダー的存在となる役を。そんな彼女を密かに助ける養子縁組組織のメンバーをチェ・ヨンジュンが演じている。

奇妙すぎる衝撃の設定

物語序盤から視聴者の視線を奪ったのはなんといっても、子どもを物のように扱うという奇妙かつ衝撃的な設定。放送開始前からプロットが公開されていたものの、想像以上の仕上がりに驚いた視聴者が多かったよう。

勉強ができるなど、完璧な子どもだけを求める親から存在価値を否定され返品処理となり、その挙句、在庫を廃棄処理するかのごとく命まで奪うという組織のシステムが度肝を抜く。

『アイショッピング』

『アイショッピング』(画像出典:ENA)

例えば、ある男の子は参観日の日に、母親の期待に応えられず払い戻しされることに。同じクラスの子が立派な発言をしたのに対し、それに及ばなかったのが返品理由だ。

淡々と返品依頼をする親の姿と、愛する両親に捨てられてしまったことを知って悲しむ男の子の姿にあまりにもギャップがあり心が痛むエピソード。

また、ウォン・ジナ扮するキャラクターが、“品質不満”を理由に両親から手放された事実に直面するワンシーンも。真実はさることながら、人を表現するのに適切ではない言葉も強烈だ。

見方によっては、子に対する期待が大きすぎた家庭の究極の末路や、子どもへの期待値が高すぎる親への警告と皮肉、反省を促しているかのようにもとれる内容。子どもを持つ人なら、考えさせられるメッセージ性をもった作品となっている。

韓国でのその他の反応

その他、視聴者からは、役者陣の高い演技力に称賛を送る声が多く、息の合った掛け合いと熱演が物語への没入感を高めているとの評価。

映画のようなクオリティーを誇るアクションと演出に驚きを隠せなかった人もいるようで、どんでん返しを繰り返す息つく暇もないストーリー展開と相まって、観る者を虜にしているようだ。

ウォン・ジナは、『アイショッピング』で主演を務めている

『アイショッピング』で主演を務めているウォン・ジナ(画像出典:ENA)

一歩間違えると、倫理的な観点から辛辣な意見が飛び出してもおかしくない強烈でデリケートな素材を扱った作品だが、全体的に良い反応を示している人が多い『アイショッピング』。日本でお目見えされる機会があれば、ぜひご覧になってはいかがだろうか。


『アイショッピング』予告映像(韓国語)




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