• Netflix韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』がENAで初回視聴率2%を記録し、幸先の良いスタートを切った。
  • 韓国1位、グローバル23カ国で1位を獲得し、世界的な注目を集めている。
  • 「料理ドラマは成功しにくい」というジンクスを打ち破る存在となるか注目される。
『隠し味はロマンス』

『隠し味にはロマンス』(画像出典=©GENIE TV)

Netflix新作韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』が、初回から視聴率2%を記録した。

全国平均2%、首都圏では2.2%に達し、ENAという編成チャンネルの特性を考慮すれば、幸先の良いスタート。

好スタートをけん引したのは主演のカン・ハヌル。彼は、財閥2世という役柄を“生活演技”と称される自然体の演技で体現し、作品の世界観を安定させていると評価されている。

この動きは韓国国内にとどまらない。配信開始から3日でNetflix韓国国内ランキングの1位を獲得し、グローバルでも旋風の兆しが見えている。5月14日付のフリックスパトロール(FlixPatrol)の集計によれば、NetflixグローバルTVショー部門で2位にランクイン。さらに23カ国で1位を記録し、アジア圏に加え、北米・欧州でも上位に食い込んでいるという。「韓国ドラマのグローバル市場での競争力を改めて証明する結果だ」との見方もあるようだ。

もっとも、この快進撃の背景には、ジャンル的な困難を抱えているという逆説がある。

韓国ドラマにおいて「料理をテーマにした作品はヒットしにくい」という認識が根強く存在するのだ。味覚や香りといった要素は映像では表現が難しく、また料理シーンが繰り返されることでストーリー展開が単調に映る可能性がある。

過去に公開された『夜食男女』が1.5%、『サンガプ屋台』が3.7%と、低調な数字にとどまった。

こうした“ジンクス”を、『隠し味にはロマンス』が打ち破れるのか‥成功の兆しが見える今だからこそ「なぜこの作品は例外となり得たのか」という問いが浮かび上がる。

ひとつの要因としては、純粋な料理ドラマではなく、恋愛や家族関係といったヒューマン要素が丁寧に組み込まれている点が挙げられるようだ。『宮廷女官チャングムの誓い』や『私の名前はキム・サムスン』といった過去の成功作も、料理だけでなく多様な感情が物語を支えていたと評される。

『隠し味にはロマンス』が今後どのような評価を積み重ねるかは未知数だが、「料理ドラマ=ヒットしない」という先入観を再考させる機会となるかもしれない。


隠し味にはロマンス | 予告編 | Netflix

編集長コラム

Danmee編集長のコラムです。韓国芸能界の出来事やネットの話題を分かりやすく解説しております。日本のマスコミが滅多に取り上げない様々な韓国情報を読者の方々と共有していきたいと思います。

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