- 12月26日、ついに『イカゲーム2』(Netflix/2024)が一挙公開された。
- 韓ドラファンのみならず、世界中から注目視されていた期待作だ。
- 公開から一夜明け、評価が二分した海外メディアの批評を紹介する。

12月26日に一挙公開された『イカゲーム2』(画像出典:Netflix Korea)
12月26日、『イカゲーム2』(Netflix/2024)が一挙公開された。
高いエンターテインメント性と共感を呼ぶストーリー、人間の本性を赤裸々に描いた描写、韓国の格差社会を浮き彫りにした内容が評価され、世界的大ヒットを記録したシーズン1の続編。2022年に制作決定のニュースが流れて以降、約2年にも渡って韓ドラファンのみならず世界中の人が首を長くして待っていた作品だ。
また、マスコミからも注目されてきた話題作で、既存の登場人物をはじめ新たに投入されたキャストや続編のあらすじから、物語の展開を予測する媒体もいたほど。しかし公開から一夜経て、その反応が一変。好評と酷評に分かれた、海外メディアの批評が交錯している。
平日はなにかと忙しく、年末年始にゆっくり視聴しようと考えている人のために、海外メディアはシーズン2をどうみたのか、好評と酷評そして中立的な評価も紹介したい。
好評
アメリカのエンターテイメント産業専門の業界紙Variety(バラエティ)は、「過激さが増し、観る者の関心を非常にそそる」と評価。2025年に公開予定の第3弾へと続くストーリー展開についても称賛しており、「間違いなく盛り上がる結末を迎えるだろう」とシーズン3への期待まで示した。

『イカゲーム2』(画像出典:Netflix Korea)
その他、イギリスの映画雑誌EMPIRE(エンパイア)は、シーズン2が、シーズン3の橋渡し的なストーリーになっており単独で物語が完結していない点を挙げて、同シーズンだけで完結していないことから80点という点数をつけたものの非常に好感触。シーズン3を盛り上げる前置きとして、全体的に肯定的な反応をみせている。
また、「社会的メッセージ性やディストピア的な魅力がある」と強調し、「前作に続き、観る者を楽しませるシーズンだ」と評価した。
酷評
一方、酷評したのは、アメリカのニュース雑誌TIME(タイム)。なんと40点という低い数字をつけた。
その理由は、シーズン2が持つ作品性。シーズン1は、資本主義や格差問題に対する批判を盛り込んだ政治的メッセージと芸術的な意図が盛り込まれていた一方で、シーズン2はエンターテインメント押しだととらえたよう。作品の本質を侵害し歪曲していると主張している。
また、さらに多くの視聴者を獲得するための要素に集中し、前作の鋭さや辛辣なメッセージがぼやけてしまったと批判して、商業作品という枠に収まってしまったと評価した。
中立的な評価
好評と酷評をみる限り、各社評価の基準はエンターテインメント性とメッセージ性、そして物語の完結がキーポイントとなったようだが、中立的な批評をしたメディアもやはり重きを置いたのはこの部分。
アメリカの音楽専門メディアConsequence(コンシークエンス)は、視聴者を物語に没入させるハイクオリティーな演出が施されていると肯定的に評価した一方で、シーズン2はシーズン3へのつなぎにすぎず未完成であると指摘。続編で観る者の期待を満たすことができなければ、大きな失望感を与える可能性があるとした。
また、アメリカの音楽や政治、大衆文化を扱うRolling Stoneは、作品のクオリティーの高さや面白みなどは認めているものの、前出の各メディア同様、未完成である点が気になった様子。
それに加え、商業的な側面から意図的にストーリーを拡大、無駄な部分が含まれているとし、独創的な世界観で成功を収めたシーズン1に対し、シーズン2は、さらなる利益を創出しようとする目的を感じさせるとの見解を示した。

『イカゲーム2』(画像出典:Netflix Korea)
各社、様々な意見が上がっているが、どうやらエンターテインメント性に優れ、面白いのは間違いない様子。
シーズン1をメッセージ性に重きを置いて視聴した人には少々物足りなさがあるかもしれないが、韓国ドラマはどんでん返しが得意技。一旦、視聴者を油断させておいて最後に一気に引き込んで感嘆させる作品が多い。シーズン3が2025年の公開を控えている以上、現段階でシーズン2を評価するのはまだ早いかもしれない。
イカゲーム シーズン2
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