- ソ・イングクの代表作である、tvN『応答せよ1997(2012)』が放送10周年を迎えた。
- 俳優のイ・シオンは自身のYouTubeチャンネルに、ドラマの10周年を記念する動画を公開。
- 動画内で明かされた撮影当時のエピソードに、注目が集まっている。
俳優ソ・イングクの代表作である、tvN『応答せよ1997(2012)』が放送10周年を迎えた。
『応答せよ1997』は、これまで数多くの作品で主演を務めてきたソ・イングクの出世作であり、日本でも根強く愛される作品のひとつだ。
12月24日、俳優のイ・シオンは自身の公式YouTube(ユーチューブ)チャンネルに、ドラマの10周年を記念する動画を公開した。
”10周年の同窓会”というテーマで進行される動画には、主演を務めたソ・イングク、ウン・ジウォン、ホヤが登場。4人が語った撮影当時のエピソードが注目を集めている。
当時、大ヒットを記録し、韓国ドラマの歴史において重要な分岐点となった作品とも言われている『応答せよ1997』。
しかし、出演者たちはこのドラマがヒットするとは、誰1人として想像していなかったようだ。
「このドラマがここまでヒットするとあなたは予想していましたか?」と質問が投げかけられると、ソ・イングクは「誰もそうなると考えていなかったと思います」と回答。
イ・シオンは、当時ソ・イングクと共に第1話を視聴し「(ドラマは)失敗した。やってしまった」とお酒を飲みながら泣いたという事実を明かした。
ソ・イングクの証言によると、イ・シオンはキャスティングされた頃から、ドラマは失敗すると考えていたという。
さらに彼はその思いをシン・ウォノ監督に直接話したという驚きのエピソードを伝えた。
実はソ・イングクのキャスティングが決まったのは、ウン・ジウォンやイ・シオンよりも後のことだったという。
主人公のキャストが気になり「主人公は誰がやるんですか?」と監督に尋ねたイ・シオン。
言葉を濁しながら「分かるのかな・・ソ・イングクだという・・」と監督が答えた際には、ドラマの失敗を改めて確信したそうだ。
出演者の中にはApink(エーピンク)のウンジや、ソ・イングク、INFINITE(インフィニット)出身のホヤなど、歌手が多いのも『応答せよ1997』の特徴のひとつだ。
しかし、イ・シオンはそのことについて「不満に感じていた」と、当時の心境を吐露。
監督にその旨を伝えた際には「あなたも歌手をすれば?」とあしらわれてしまったと過去を振り返り、出演陣の笑いを誘った。
素直に当時の心境を明かすイ・シオンだが、彼は以前「ソ・イングクがあまり好きではなかった」と驚きの告白をし、話題となったことがある。
2021年10月にソ・イングクとイ・シオンは、所属事務所Story J Companyの公式YouTubeチャンネルに出演。動画内では『応答せよ1997』の台本読み合わせの際に起こったエピソードが明かされた。
ドラマの撮影が始まる前に行われる台本の読み合わせであるが、ソ・イングクは仕事のスケジュールが忙しく、不在のまま進行されたという。
元々キャスティングなどに不満を持っていた中、主役にも関わらず現場に現れないソ・イングクに対し、さらに怒りが込み上げたイ・シオン。
そのため、彼は「ソ・イングクが2時間だけ嫌いだった」と当時の思い出を振り返った。
しかし、その後2人はすぐに親しくなり、現在は「とてもいい人だった」と笑顔を見せている。
イ・シオンが失敗を予感した『応答せよ1997』は、ケーブルテレビのtvNが大きく発展する契機となった作品としても高く評価されている。
これまでに『ヴィンチェンツォ(2021)』や『二十五、二十一(2022)』など、多くの話題作を生み出してきたtvN。
現在は”tvNの神話”と言われるほど、ドラマに強い放送局として世間に認知されているが、『応答せよ1997』のヒットがtvNの土台を作ったと言っても過言ではない。
その後、2013年には続編の『応答せよ1994』、2015年には『恋のスケッチ〜応答せよ1988〜』が制作され、改めて『応答せよ』シリーズの人気を証明した。
イ・シオンの動画には、世界中の『応答せよ1997』ファンから、10周年に対する祝福とキャストの再会に歓喜する声が寄せられている。
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