• 8月26日、『8月第3週 韓国ドラマ話題性ランキング』が発表された。
  • グッドデータ・コーポレーションが各種メディアやSNSでの反応を分析したもので、今回、新作や未公開作品もランクイン。
  • 1位には8月23日より放送開始のユナ(少女時代)主演『暴君のシェフ』が輝いた。

8月26日、韓国のドラマ市場をめぐる熱量を測る『8月第3週 韓国ドラマ話題性ランキング』が発表された。

「話題性ランキング」とは、韓国の専門調査機関グッドデータ・コーポレーションが、テレビやOTTで放送・配信中、または公開予定のドラマや出演者を対象に、ニュース記事、ブログやコミュニティ、動画、SNS上の関連情報と反応を総合的に分析したもの。

8月後半にかけて新作が続々と登場しており、前週と比べても視聴者の関心の対象に変化が見られる点が特徴的だ。

今回のトップ10には、8月18日~24日の間に放送・公開された新作4作品が早くも名を連ね、さらに公開前から期待を集めるタイトルの姿も確認された。

そこで本記事では『8月第3週 韓国ドラマ話題性ランキング』のトップ5をご紹介する。

第5位『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』(SBS/2025/全12話)

第5位は、話題性占有率6.09%を獲得したSBS金土ドラマ『TRY 〜僕たちは奇跡になる〜』。

7月25日より放送が始まった本作は、ユン・ゲサン、イム・セミ、キム・ヨハンらが出演し、走ることや球技に全てを懸ける青春たちが、世界に体当たりしながら自ら“奇跡”を作り上げていく姿を描いた感性豊かな青春スポーツドラマ。

8月16日放送の第8話では視聴率6.8%を記録し、同局で過去に放送されたスポーツドラマ『ラケット少年団』の最高視聴率(6.2%)を上回り、新たなヒット作として存在感を示した。

“青春版『ストーブリーグ』”とも評される一方で、ラグビーを題材にしているにもかかわらず、競技の描写が比較的少ない点については一部視聴者から惜しまれる声も上がっているという。

SBS金土ドラマ史上、『ストーブリーグ』に続く2作目のスポーツ作品として制作された本作は、青春群像劇としての要素と競技の熱量をどのように融合させていくのか、今後の展開に注目が集まっている。

●日本配信情報:Netflix (2025年8月27日現在)

画像出典:SBS
TRY ~僕たちは奇跡になる~
スポーツ/コメディ
SBS/2025/全12話

あらすじ

走ることとボールを追うことに全力をかける若者たちが、傷つきながらも社会に真正面からぶつかり、自ら“奇跡”を起こしていく成長の軌跡を描いた物語。

キャスト

ユン・ゲサン、イム・セミ、キム・ヨハン 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

第4位『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』(JTBC/2025/全12話)

第4位にランクインしたのは、JTBCで8月2日から放送が始まった『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』。

今回の話題性占有率は8.78%を記録し、前週比で6.05%減少したものの依然として高い関心を集めている。

主演を務めるのはイ・ジヌクとチョン・チェヨン。物語は、正義感が強く堂々としていながらも社会経験には不慣れな新人弁護士ヒョミンが、冷徹な雰囲気を纏いながらも実力は群を抜くパートナー弁護士ソクフンと出会い、やがて真の弁護士として成長していく姿を描いている。

初回視聴率は3.7%で幕を開けたが、放送回を重ねるごとに着実に上昇し、8月24日に放送された第8話では全国平均8.7%を記録するに至った。

残り4話を残す今、視聴者の関心は結末がどのように描かれるのかに集まっている。

さらに本作は、『グッド・パートナー〜離婚のお悩み解決します〜』(SBS/2024)や、同時期に放送された『瑞草洞<ソチョドン>』(tvN/2025)に続き、現職の弁護士が自ら脚本を手掛けた3作目のドラマとしても話題を呼んでいる。

●日本配信情報:Netflix (2025年8月27日現在)

画像出典:JTBC
エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち
法廷/ヒューマン
JTBC/2025/全12話

あらすじ

正義感が強くしっかり者だが、社会人経験に不慣れな法律事務所「ユルリム」の新米弁護士ヒョミンが、世間に冷たいオーラを放ちながらも実力は最高レベルのパートナー弁護士ソクフンとの出会いを通じて、一人前の弁護士へと成長していく大手法律事務所を舞台に繰り広げられる弁護士たちの訴訟ストーリー。

キャスト

イ・ジヌク、チョン・チェヨン、イ・ハクジュ、チョン・ヘビン、クォン・アルム 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

第3位『エマ』(Netflix/2025/全6話)

第3位に浮上したのは、8月22日にNetflixで配信が始まったオリジナルドラマ『エマ』。今回の話題性占有率は9.53%を記録し、新作として大きな注目を集めた。

主演を務めるのはイ・ハニとバン・ヒョリン。物語は1980年代の韓国で社会現象を巻き起こした官能映画『愛馬夫人』の誕生過程を背景に、華やかなスポットライトの裏に隠された暗い現実に果敢に立ち向かうトップスターのヒランと、新人女優ジュエの物語を描いている。

単なる刺激的な題材として消費されがちな素材を逆手に取り、当時の映画業界が抱えていた影の部分をリアルに映し出し、同時に2人の女性主演の物語を丁寧に積み重ねていく点は高い評価を受けている。

一方で、全6話構成の中で大きな事件が駆け足で進み、結末も急ぎ足で描かれたように感じられるため、作品全体に対する評価は好評と物足りなさが分かれる傾向が見られる。

それでも強烈なテーマ性と主演2人の熱演が際立ち、8月第3週の話題性ランキングでも存在感を示す結果となった。

●日本配信情報:Netflix (2025年8月27日現在)

画像出典:Netflix
エマ
時代劇/コメディ
Netflix/2025/全6話

あらすじ

1980年代初めに韓国で大ヒットした映画『愛馬夫人』誕生過程の中でチョン・ヒランとシン・ジュエの奮闘記を描いたコメディ作品。

キャスト

イ・ハニ、パン・ヒョリン、チン・ソンギュ、チョ・ヒョンチョル 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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第2位『TWELVE トゥエルブ』(KBS/2025/全8話)

第2位にランクインしたのは、8月23日よりKBSで放送が始まった『TWELVE トゥエルブ』。

今回の話題性占有率は13.32%を記録し、豪華キャストと壮大な世界観によって早くも高い注目を集めている。

マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングク、ソン・ドンイル、イ・ジュビンといった豪華なキャストたちが贈る本作は、古代から蘇った邪悪な存在に対抗するため、十二支の守護神が現代ソウルを舞台に戦いを繰り広げる壮大なバトルアクション・ファンタジーだ。

初回は8.1%の視聴率で華々しくスタートしたが、第2話では5.9%とやや数字を落とし、次回以降の巻き返しに期待がかかっている。

特に主演のマ・ドンソクにとっては、2016年放送のOCNドラマ『元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊』以来、9年ぶりの主演作であり、KBSドラマ出演は2008年の『強敵たち』以来、実に17年ぶりとなる。

長いキャリアを経た彼の復帰作としての特別な意味合いも重なり、ファンや業界関係者からは今後の展開に対する大きな期待が寄せられている。

●日本配信情報:Disney+ (2025年8月27日現在)

画像出典:KBS
TWELVE トゥエルブ
ヒーロー/アクション/ファンタジー
KBS/2025/全8話

あらすじ

人間を守るために人間の姿で生きる12人の天使たちが、悪の軍勢に立ち向かう戦いを描いたアクション・ヒーロー。

キャスト

マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングク、ソン・ドンイル、イ・ジュビン 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:ディズニープラス

第1位『暴君のシェフ』(tvN/2025/全12話)

今回のランキングで堂々の第1位に輝いたのは、8月23日よりtvNで放送が始まった新ドラマ『暴君のシェフ』。

話題性占有率は18.43%を記録し、前週比で13.47ポイントの大幅上昇を見せ、放送開始直後から爆発的な関心を集めた。

主演を務めるのは少女時代のユナとイ・チェミン。物語は、人生の最高の瞬間から過去へとタイムスリップした天才シェフが、最悪の暴君でありながら絶対的な味覚を持つ王と出会い、繰り広げられるサバイバル・ファンタジー・ロマンスコメディ。

初回は4.9%でスタートしたが、第2話では1.7ポイント増の6.6%を獲得し、早くも視聴者の期待を裏切らない勢いを見せている。

さらにNCTのドヨンが歌うOST Part.1「I find you」(시간을 넘어 너에게로)が挿入歌として加わり、作品の雰囲気を一層盛り上げている点もファンの間で大きな話題となっている。

●日本配信情報:Netflix (2025年8月27日現在)

画像出典:tvN
暴君のシェフ
ファンタジー/ロマンス/グルメ
tvN/2025/全12話

あらすじ

タイムスリップしたフレンチシェフが、暴君でありながら美食に目がない王と出会い、500年という時代の壁を越えて展開されるファンタジー×サバイバル×ロマンス。

キャスト

ユナ、イ・チェミン、カン・ハンナ、チェ・グィファ 他

最高視聴率・受賞歴など

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口コミ

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予告映像


動画出典:Netflix Japan

25年8月第3週 TV-OTT総合 話題性ランキング トップ10

2025年8月第3週 TV-OTTドラマ話題性ランキング トップ10
順位 作品名 放送局/年度 出演者 話題性占有率/前週比
1 暴君のシェフ tvN
(2025)
イム・ユナ
イ・チェミン
カン・ハンナ
18.43%
(+13.47%)

2
TWELVE トゥエルブ KBS
(2025)
マ・ドンソク
パク・ヒョンシク
ソ・イングク
13.32%

3
エマ Netflix
(2025)
イ・ハニ
パン・ヒョリン
チン・ソンギュ
9.53%
4 エスクワイア:
弁護士を夢見る弁護士たち
JTBC
(2025)
イ・ジヌク
チョン・チェヨン
イ・ハクジュ
8.78%
(-6.05%)
5 TRY 〜僕たちは奇跡になる〜 SBS
(2025)
ユン・ゲサン
イム・セミ
キム・ヨハン
6.09%
(-1.74%)
6 優しい男の物語 JTBC
(2025)
イ・ドンウク
イ・ソンギョン
パク・フン
5.66%
(-0.54%)
7 パイン ならず者たち STAR
(2025)
リュ・スンリョン
ヤン・セジョン
イム・スジョン
4.47%
(-14.28%)

8
かけがえのない私のスター Genie TV, ENA
(2025)
オム・ジョンファ
ソン・スンホン
イ・エル
4.44%
9 初、恋のために tvN
(2025)
ヨム・ジョンア
パク・ヘジュン
チェ・ユンジ
4.25%
(-0.73%)

10
北極星 STAR
(2025)
チョン・ジヒョン
カン・ドンウォン
オ・ジョンセ
4.18%
FUNdex『TV-OTT DRAMA BuzzWorthiness』参照 (2025年8月26日発表) / 「★」は初登場

ダンミ 編集部

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