• ロマンス×時代劇は、韓ドラ界におけるゴールデンコンビといっても過言ではなく、抜群の相性を誇る。
  • 史実や権力争い、時代ならではの社会的背景と思想などがロマンスと組み合わされば、現代劇とは一味異なるラブストーリーが生まれる。
  • 来週から日本のテレビで放送がスタートする予定のロマンス時代劇を紹介する。

韓ドラ界においてロマンスと時代劇は、抜群の相性を誇る定番ゴールデンコンビ。

社会制度や階級差など、その時代ならではの社会的背景と思想が、一筋縄ではいかない恋模様を作りだして物語をドラマチックにする。

また史実や権力争いといった要素がロマンスと組み合わされれば、さらにストーリーに深みが生まれ、現代劇とは一味異なるラブストーリーに。日本の韓ドラファンのなかにも、根強い固定ファンがいるジャンルの1つだ。

そこで本記事では、来週からローカル局とCSで放送される予定の“ロマンス×時代劇”を5つご紹介する。

ラインナップは、壮大な感動作から、コミカルで笑えるもの、史劇初心者でも観やすいものなど様々。好みに合わせて選んでみてはいかがだろうか。

恋人~あの日聞いた花の咲く音~ (MBC/2023)

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』は、2023年に多くのドラマファンを虜にした大人気作。すれ違いロマンスが生み出すドラマチックな展開が好きな人におすすめだ。

うまくいきそうでいかない歯がゆさが醍醐味の1つとなっており、丙子(へいし)の乱に翻弄される恋人たちの姿と恋模様が繊細に描かれている。

主演ナムグン・ミンのファンでなくても、観ているうちに彼の虜になること間違いなし。ナムグン・ミンだけのツンデレ演技と、徹底した役作り、秀でた演技力がさらに物語を盛り上げている。

●日本初回放送情報:フジテレビTWO/2025年9月8日(月)15:30~16:40
●番組ページ:https://otn.fujitv.co.jp/b_hp/925200141.html
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:MBC
恋人~あの日聞いた花の咲く音~
ロマンス/時代劇
MBC/2023/全21話

あらすじ

1636年の春、成均館の儒生たちの注目を浴びるほど容姿端麗でありながらも世間知らずな両班の令嬢、ユ・ギルチェ(アン・ウンジン扮)。片思いの相手であるナム・ヨンジュン(イ・ハクジュ扮)が親友のキョン・ウネ(イ・ダイン扮)と婚約しており、想いが届かず焦る日々を過ごしていた。花摘み行事の日、ヌングン里に突如現れた謎の男、イ・ジャンヒョン(ナムグン・ミン扮)にギルチェは注意を引こうとしてブランコ作戦を決行する。しかし、チマの裾から覗くギルチェの足に誘われて男たちが群がる中、ヨンジュンは無関心な様子。悔しがるギルチェがブランコを揺らし、バランスを崩した瞬間、ジャンヒョンが彼女を抱きとめた。ギルチェに惹かれ、実はお高くとまっているギルチェに戸惑いつつも懸命にアプローチするジャンヒョン。一方で、ギルチェは彼の構ってくれる様子に戸惑いつつも心の中で喜びを感じていた。しかし、ある日、清の軍隊が国境を越えて朝鮮の首都・漢陽の近くまで迫るという知らせが届き・・。

キャスト

ナムグン・ミン、アン・ウンジン、イ・チョンア、イ・ハクジュ、イ・ダイン 他

最高視聴率・受賞歴など

12.9%

口コミ

「2023年の最優秀作品」
「素晴らしい史劇」
「2000年代のメロドラマのような世界観」

予告映像


動画出典:KNTV

火の女神ジョンイ (MBC/2013)

『火の女神ジョンイ』は、身分違いの恋が生み出す独特の切なさと焦燥感を楽しめる人にぴったりの1作。朝鮮時代に、女性としては初めて宮廷陶工“沙器匠”の座に上り詰めた主人公の波乱万丈な半生を描いた作品だ。

主人公が夢に向かって一歩ずつ歩んでいく様と彼女の内面的成長を描いた骨太の時代劇だが、その過程で王子である光海君と恋に落ちる。

一途に想いを寄せる光海君に対し、身分の差によってそれを受け止めきれず戸惑うヒロイン、そしてそこに権力争いや三角関係が盛り込まれ、感動的なストーリーが繰り広げられていく。

●日本初回放送情報:テレビ大阪/2025年9月11日(木)あさ8時00分スタート
●番組ページ:https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/asi/jungyi/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:MBC
火の女神ジョンイ
時代劇/ロマンス
MBC/2013/全32話

あらすじ

16世紀の朝鮮王朝時代を舞台に、女性として初めて沙器匠の座に上り詰めた陶工ユ・ジョンの波瀾万丈な人生を描いたロマンス時代劇。

キャスト

ムン・グニョン、イ・サンユン、キム・ボム、パク・ゴニョン、ソ・ヒョンジン 他

最高視聴率・受賞歴など

12.0%

口コミ

「1話からグッと引き込まれる」
「かなり面白かった」
「OSTがよかった」

予告映像


動画出典:ポニーキャニオン WE LOVE K

猟奇的な彼女 (SBS/2017)

『猟奇的な彼女』は、時代劇もラブコメも楽しみたい人にもってこい。2001年に大ヒットした同名の映画をリメイクしたチュウォン&オ・ヨンソ主演作だ。

強引で過激な女性と、そんな彼女に振り回される男性という設定は原作そのままに、背景を現代から朝鮮時代に移して描かれており、社会階級の違いや権力闘争などが恋愛に深く関連して史劇独特の面白さを放つ。

その他、儒教的な道徳観念までプラスされているのだが、ヒロインは破天荒でトラブルメーカー。泥酔や外泊、ハイキックまでお見舞いするなど、一見ミスマッチにもみえる個性あふれる世界観が魅力だ。

●日本初回放送情報:アジアドラマチックTV/2025年9月14日(日)20:00
●番組ページ:https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011232/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SBS
猟奇的な彼女
時代劇/ラブコメディ
SBS/2017/全16話(全32話)

あらすじ

大ヒット映画『猟奇的な彼女』をリメイクし、舞台を朝鮮時代にしたラブコメディ時代劇。

キャスト

チュウォン、オ・ヨンソ、イ・ジョンシン、キム・ユネ、ソン・チャンミン 他

最高視聴率・受賞歴など

-

口コミ

「観やすくて面白かった」
「時代劇としては物足りないかも」
「ハラハラドキドキさせられた」

予告映像


動画出典:PLAN Kエンタテインメント

哲仁王后~俺がクイーン!?~ (tvN/2020)

『哲仁王后~俺がクイーン!?~』は、ロマンスと時代劇のみならず、ファンタジーとコメディーまで見事に調和した1作。韓国では最高視聴率17.3%を記録し、日本でも多くの人に愛された。

現代に生きるシェフの魂が、朝鮮時代の王女の体に入って繰り広げられる物語で、主演シン・ヘソンの秀でた演技力はもちろん、魂が入れ替わったことによっておこる出来事の数々が実にユニーク。

外見は女性だが中身は男性の主人公と王の、ブロマンスとも恋愛ともつかない温かな関係性は、他のロマンス時代劇では味わうことのできないだろう。

●日本初回放送情報:日テレプラス/2025年9月9日(火)16:00
●番組ページ:https://www.nitteleplus.com/program/mrqueen/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:tvN
哲仁王后~俺がクイーン!?~
時代劇/ラブコメディ
tvN/2020/全20話

あらすじ

大統領官邸でシェフとして働くチャン・ボンファン(チェ・ジニョク扮)。彼は、自他共に認める生粋の女たらし。ある日、何者かの策略により容疑者となったボンファンは、逃げている途中にベランダからプールに落ち気を失ってしまう。そして目を覚ました彼は朝鮮王朝の王宮にいて‥。

キャスト

シン・ヘソン、キム・ジョンヒョン、ペ・ジョンオク、キム・テウ、ソル・イナ 他

最高視聴率・受賞歴など

17.371%

口コミ

「何度も笑った作品」
「ドロドロなくて観やすかった」
「かなり面白い」

予告映像


動画出典:Hulu Japan公式

鬼宮 (SBS/2025)

『鬼宮(ききゅう)』は、今年6月に韓国で惜しまれつつ放送が終了し、VODを介して配信された日本でも支持されたユク・ソンジェ(BTOB)主演のロマンス時代劇。巫女と悪神が、王家に恨みを持つ八尺鬼に立ち向かう物語だ。

悪心に対して憎しみと恐れを持っていたヒロインが、時間を共にすることで次第に惹かれて恋に落ちる。また、悪神もヒロインの様々な姿を見て温かな感情に包まれるなど、両者の間には強い絆が芽生える。

韓国の伝統的な民話や文化をベースに、相反する2人の距離が徐々に縮まっていくロマンチックな展開から目が離せない作品だ。

●日本初回放送情報:KNTV/2025年9月13日(土)後8:00~10:30 ※2話連続
●番組ページ:https://kntv.jp/program/kn250901/
※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合があります。

画像出典:SBS
鬼宮
時代劇/ファンタジー/ラブコメディ
SBS/2025/全16話

あらすじ

霊媒の運命を拒否する巫女のヨリと彼女の初恋相手ユンガプの体内に閉じ込められたイムギのカンチョルが王家に恨みを持つ八尺鬼に立ち向かうファンタジー・ラブコメ時代劇。

キャスト

ユク・ソンジェ、キム・ジヨン、キム・ジフン、キム・イングォン、ハン・ソウン 他

最高視聴率・受賞歴など

11.0%

口コミ

「重くなくて観やすい」
「この世界観好きかも」
「結構面白い」

予告映像


動画出典:Lemino

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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