- 何年経っても色褪せないレジェンドドラマといえば、『私の名前はキム・サムスン(MBC/2005)』。
- 韓国ではシンドローム級の大ヒットとなり、日本でもサムスンの魅力にハマる人が続出した。
- 15年前には、スピッツが韓国公演のアンコールで、ドラマにまつわる曲を披露して話題に。その曲とは?

シンドロームを巻き起こしたドラマ『私の名前はキム・サムスン』(画像出典:allure)
2005年に韓国MBCで放送され、最高視聴率50.5%というとんでもない数字を叩き出したドラマ『私の名前はキム・サムスン(以下、キム・サムスン)』。
韓国ドラマ史に残る、ロマンティック・コメディーのレジェンド作品である。
ストーリーは、彼氏にフラれ、職場もクビになったパティシエのキム・サムスン(キム・ソナ扮)と、若いイケメン御曹司のヒョン・ジノン(ヒョンビン扮)の契約恋愛から始まる恋物語なのだが、このドラマの魅力はそんな簡単に説明できるものではない。
放送当時の韓国では、女性視聴者の共感を呼ぶ展開と、先の読めない2人の恋愛模様が注目を集め大ヒット!
特に絶大な人気を得たのが、主人公・サムスンだった。
サムスンは、韓国人であれば「三女かな?」と想像がつくダサい名前と、ぽっちゃりな体型にコンプレックスを持ちながらも、パティシエという仕事に誇りを持ち、自分らしく生きていくアラサー女子。
そんなサムスンを演じたのは、女優のキム・ソナ。
役作りのため、短期間で体重を8キロ近く増やしたのは有名な話だが、まさに彼女の存在感や空気感が、平凡でどこにでもいるようなリアリティーあふれる主人公を、より魅力的なキャラクターに輝かせた。
世の女性たちの等身大でもあったサムスンは、「サムスン・シンドローム」が巻き起こるほど多くの女性から支持を獲得。
日々抱える悩みや複雑な心情をサムスン自らが語るナレーションや、恋愛観や仕事観などを含め、彼女が発するセリフは共感度が高いと爆発的な愛を受けた。

主演を務めたキム・ソナとヒョンビンは相性抜群! (画像出典:MBCドラマ)
サムスンの恋のお相手ジノンを演じたのは、俳優のヒョンビン。
ジノンは、ある出来事をきっかけに、サムスンを自身のレストランで働かせ、契約恋愛を持ちかけるのだが、物語前半は御曹司として傲慢な性格が目立つ。
しかし、サムスンとの出会いで徐々に変化していく彼は、後に彼女の家族から“サムシク”という愛称で可愛がられ、年下彼氏の魅力を存分に発揮。
ツンデレキャラで、多くの女性視聴者を刺激したヒョンビンは、このドラマで一躍ブレイクを果たし、一気に知名度がアップした。
日本では、CSチャンネルやWOWOWでの放送を経て、2010年1月にフジテレビの韓流α枠で放送された。
笑いあり涙ありのストーリーは、従来の韓国ドラマのイメージをガラッと変えたと同時に、日本の新たな韓流ファンを増やすきっかけにも繋がった。
『キム・サムスン』の名シーンの一つに、夜のレストランで、サムスンとジノンがお酒を飲みながらピアノを弾くシーンがある。
この後、良い雰囲気となりキスをするのだが、思い出して欲しいのは、その前のシーン。サムスンがジノンの元恋人について質問するものの、彼が答えずにピアノを弾き始める場面である。
その時弾いた曲は、サムスンも知っていた古い曲で、彼女は彼の伴奏に合わせて口ずさむ。
曲名は『美しい人』。劇中でサムスンも説明しているが、この曲は韓国のギター歌手として有名なソ・ユソクが、ヘルマン・ヘッセの詩に曲をつけたもの。
実は、この印象的なシーンで歌われた楽曲を、韓国のコンサートで披露した日本のロックバンドがいた。スピッツである。
彼らは、2008年に行った韓国公演のアンコールで『美しい人』を韓国語で披露。そして、MCも韓国語で行うなど、韓国のファンを喜ばせた。
ボーカルの草野マサムネは、ファンの間で韓ドラ好きと知られており、自身のラジオ番組では『愛の不時着(tvN/2019)』や『宮廷女官チャングムの誓い(MBC/2003)』などの話題に触れたことも。
日本のスピッツファンの中には、彼の影響を受けて韓国ドラマを見始めたという人もいるそうだ。
スピッツをも魅了した、名作ドラマ『キム・サムスン』。何度も見たという方も、サムスンの歌声を聴けば、再び彼女に会いたくなるはず。
●現在視聴可能な動画配信サービス(9/22現在):
・TELASA
・U-NEXT
・Amazon Prime Video
・Hulu
・Abema
・FOD
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