- 「国民のおばぁちゃん」として親しまれている、韓国最高齢の現役女優キム・ヨンオク。
- 祖母役をやり続けて50年余り、という彼女の孫を演じた俳優は数知れず。
- 特に、ドラマ『コーヒープリンス1号店(MBC/2007)』でのコン・ユとのベッドシーン(?)は、当時、多くの人から羨ましがられたという。
![MBCのバラエティー番組『ラジオスター』に出演した、キム・ヨンオク](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/09/MBC-youtube-RadioStar.jpg)
MBCのバラエティー番組『ラジオスター』に出演した、キム・ヨンオク (画像出典:MBC)
9月13日、キム・ヨンオクが、MBCトークバラエティー『ラジオスター』に出演。芸能界の“孫”とのエピソードを明かすなど、彼女のトークセンスが光った。
1938年生まれの彼女は、今年で御年85歳。番組では「85歳の中で最高。韓国現役最高齢女優」と紹介された。
この日、キム・ヨンオクは、少し前に世間を賑わせた、自身の“死亡説”についても言及。実は彼女は、YouTube(ユーチューブ)で嘘のニュースを流布されるという被害を受けたのである。
キム・ヨンオクは「何度も私に向かって死んだという。一瞬みんなびっくりしたって。ある人は未練があってしばらく泣いたと言っていた」と伝えた。
そして「そんな嘘のニュースが出たら、同級生までも連絡して来る。“あなたが死んだって言うんだけど、あなたは知ってる?”と。そうなると私も、“知ってる。死んだというのに生きててどうしよう”と言った」と彼女は、当時のやりとりを面白おかしく話す。
しかし、“死亡説”というフェイクニュースが出たことについては「どうしてそんないたずらをするんだ。なぜなのか。これから生きる日があまり残っていない人にそんなことをするな」と厳しく忠告。
そして「『ラジオスター』で言えば確実じゃないか。“私が生きている”って、早く発表を」と、今回の番組出演を決めた理由について冗談を交えて伝え、場を和ませた。
![劇中で、キム・ヨンオクの孫などを演じたスター俳優が集合](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/09/MBC-youtube-RadioStar-2-1024x576.png)
劇中で、キム・ヨンオクの孫などを演じたスター俳優が集合 (画像出典:YouTube MBCentertainment 動画キャプチャー)
「国民のおばぁちゃん」として親しまれるキム・ヨンオクは、すでに50年もの間、祖母役をやり続けているという。
彼女は「ませていて24歳で結婚して、子どもも産んだ。あまり食べずに仕事ばかりしていたから痩せていた。(頬が)こけているから、扮装しやすいって。29歳でおばさんをやって、31歳からは全部おばあさんだった」と打ち明ける。
そして、これまでに共演したワールドクラス級の“孫”たちについて話が及ぶと、キム・ヨンオクは「コン・ユが孫として出てきた時、どれほど羨ましがられたか」と当時のエピソードを振り返った。
2人が共演したのは、日本でも大旋風を巻き起こしたドラマ『コーヒープリンス1号店(MBC/2007)』。韓ドラファンに長年愛されている名作だ。
コン・ユとユン・ウネが主演を務めた本作は、ヒロインが性別を偽り、イケメン男子しか採用しないカフェで働き始めるラブコメディー。コン・ユは、カフェの経営を任される、大企業の御曹司ハンギョル役に扮し、キム・ヨンオクは、ハンギョルの祖母でドンイン食品の会長役を演じている。
『ラジオスター』では、キム・ヨンオクが「コン・ユと一緒にベッドに横になった」と自慢。するとMCたちからは「ベッドシーンだ!」と笑いが起きた。
実際は、祖母と孫が同じベッドに横たわるシーンだが、彼女は「それだけで羨ましがっていたよ」と明かした。
![多くの人を羨ましがらせた、コン・ユとのベッドシーン](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2023/09/MBC-youtube-RadioStar-1-1024x576.png)
多くの人を羨ましがらせた、コン・ユとのベッドシーン (画像出典:YouTube MBCentertainment 動画キャプチャー)
続けて「イ・ミンホは孫ではないが、王として仕えた」と、SBS『ザ・キング:永遠の君主(2020)』での共演にも触れ、「チョン・ジヒョンは孫娘としてやったし、最近はユナ」と、tvN『智異山(2021)』ではチョン・ジヒョン、最近では、JTBC『キング・ザ・ランド』で少女時代(SNSD)ユナの祖母役を演じたことを伝えた。
キム・ヨンオクは「きれいな子たちは、こっちを見てもあっちを見てもきれいだった。一緒にやって情がわいたので、会いたい」と懐かしさを示した。
また、世界的な大ヒットとなった『イカゲーム(Netflix/2021)』では、イ・ジョンジェ扮する主人公ギフンの母親役を務め、出演分量こそ多くはないものの、視聴者に大きな印象を残している。
残念ながら、彼女が演じた役はすでに亡くなった設定だが、キム・ヨンオクは、シーズン2への出演を熱望。
「私は回想でも出たら嬉しい。天国で元気に暮らしていると話してあげる」と、監督に逆オファーをして笑いを誘った。
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