- 現王の母を指す“大妃(テビ)ママ”という呼び方は、韓国時代劇ファンなら聞きなれたワードだろう。
- 物語の中で鍵を握る設定であることが多いキャラクターで、大抵の場合演じる役者は登場シーンが少ないものの強烈な印象を残す。
- そこで本記事では、大妃ママ役で視聴者の記憶に残る演技を披露した女優5人を紹介する。
「大妃(テビ)ママ~!」、韓国ドラマの時代劇を見ているとよく耳にするワードだ。
先王の正室で現在の王の母を指し、大抵の場合物語の黒幕やキーパーソンとなっていることが多いポジション。演じる役者の出演量はさほど多くないものの、強烈な印象を残すことがほとんど。
逆に言えば、高い演技力と圧倒的な存在感を放つことのできる女優が抜擢される役柄だ。
そこで本記事では数多くの時代劇の中でも、大妃ママ役で視聴者の記憶に残る演技を披露したベテラン女優5人を紹介する。
ヤン・ミギョン
ヤン・ミギョンといえば日本の韓ドラファンは、『宮廷女官チャングムの誓い』(MBC/2003)での活躍を覚えている人が多いかもしれない。
チャングムの母の親友で、チャングムの師匠ハン尚宮(サングン)として出演していた女優だ。
しかし『王と私』(SBS/2007)で演じた貞熹(チョンヒ)大妃役も圧巻。第4第国王世祖(セジョン)の妃で、朝鮮で初めて垂簾聴政(代理政治)を任されたキャラクターに扮し、カリスマ溢れる演技を披露した。

『王と私』(SBS/2007)で貞熹(チョンヒ)大妃役を演じたヤン・ミギョン(画像出典:SBS)
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キム・ヘスク
キム・ヘスクは、現代劇ではお母さん役で定評のある女優だが、昨年放送された『シュルプ』(tvN/2022)では、王イ・ホ(チェ・ウォニョン扮)の母で、影の権力者大妃役を担当し、大活躍を見せた。
言葉を発さずとも登場しただけで独特のオーラを放ち、悪行の元凶であったキャラクターが悲惨な死を遂げるまで見事に演じ切り、なんとか王宮を自分の手に治めようと目論む様子は物語をより一層ドラマチックにした。

『シュルプ』(tvN/2022)で影の権力者である大妃役を担当したキム・ヘスク(画像出典:tvN)
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故キム・ヨンエさん
韓国の国民的女優としてかつて名を馳せたキム・ヨンエさんは、『太陽を抱く月』(MBC/2012)で、世子イ・フォン(キム・スヒョン扮)の祖母・大王大妃(テワンテビ)ユン氏役に扮し、胸を打つ迫真の演技で見る者を魅了した。
彼女が演じたのは、宮廷を制し、暗殺や呪殺するなど権力を手に入れるためなら手段を選ばない強烈なキャラクター。
役になりきり鋭い眼差しと、凄みのあるセリフ回しはさすがとしか言いようがなかった。

『太陽を抱く月』(MBC/2012)で見る者を魅了したキム・ヨンエさん(画像出典:MBC)
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ぺ・ジョンオク
年齢を重ねてもキュートな役から、重みのある役まで幅広くこなすぺ・ジョンオク。ヒョンビン&ソン・ヘギョ主演の『彼らが生きる世界』(KBS2/2008)で大女優役に扮していた女優だ。
フュージョン・コメディー時代劇『哲仁王后~俺がクイーン!?~』(tvN/2020)では、朝鮮第25代王・哲宗(チョルジョン)の祖母で、大王大妃・純元(スヌォン)王妃役を担当、ビジュアル、演技、他の役者とのケミストリーのどれをとっても完璧との称賛を得ている。
鋭い目つきとカリスマでシーンを圧倒したかと思えば、時にかわいく時にコミカルな姿で視聴者を楽しませた。

『哲仁王后~俺がクイーン!?~』で完璧な演技を披露したぺ・ジョンオク(画像出典:tvN)
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・Hulu
故チョン・ミソンさん
チョン・ミソンさんは、『ファン・ジニ』(KBS2/2006)をはじめ、『製パン王キム・タック』(KBS2/2010)や『太陽を抱く月』など数多くのヒットドラマに出演。現代劇と時代劇を縦横無尽に駆け巡り活躍を見せてきた。
その中の1作、『雲が描いた月明り』(KBS2/2016)での朝鮮第23代国王・純祖(スンジョ)の側室・淑儀パク氏役が印象的。
無力感にさいなまれている王を優しく包み込むシーンでは、穏やかで温かな心を持つ役柄を見事に描き出し、見る者の感動を呼んだ。

『雲が描いた月明り』(KBS2/2016)で見る者の感動を呼んだチョン・ミソンさん(画像出典:KBS『雲が描いた月明り』映像キャプチャー)
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