tvN(Netflix)ドラマ『シスターズ』が、10月9日に成功裏に最終回を迎えた。韓国のみならず日本でも人気を誇る本作は、一時、大バッシングを受けたある女優の活躍が大きかったと言われている。
tvN(Netflix)ドラマ『シスターズ』が、10月9日に惜しまれつつ有終の美を飾った。
放送期間中、韓国で最も注目された本作は、最終話で最高視聴率11.1%に達し2桁台を記録、多くの人の支持を得て人気、話題性ともにトップで駆け抜けた。
そればかりか、日本でもNetflix“今日の総合TOP10”の1位に連日登場し、いまだなおその座をキープしてる。
また、メディアで取り扱われる頻度においてもナンバー1で、今秋の韓国ドラマを代表する話題作の1つとなった。
では、なぜここまで人々に愛されているのだろうか。それには意外にも、特別出演のチュ・ジャヒョンが大きく関わっていたようだ。
彼女が、ある意味“トップ営業マン”のように、作品を視聴者に売り込んだと言われている。
ドラマを見た人なら覚えているだろう。第1話から登場し、会社でいじめを受ける主人公オ・インジュ(キム・ゴウン扮)の唯一の友達で職場の同僚、チン・ファヨンを演じていた女優だ。
彼女の活躍により、今後のストーリー展開が気になり、すっかりドラマにハマってしまった人は多かったとか。
事実、韓国のオンラインコミュニティーには、初回放送で見せたチュ・ジャヒョンの演技に魅了されて、「最終話まで見た。第1話がレジェンド」という意見があったほど。
また、出演シーンが少ないにもかかわらず彼女の「存在感が半端じゃない」、「演技がとてもよくて、もう少し出演したらいいのに」など絶賛の嵐だ。
ある韓国メディアも「第1話からミステリアスな雰囲気を醸し出し、視聴者の興味を掻き立てた」と報じている。
もちろん主演のキム・ゴウンをはじめ、姉妹役を演じた女優陣の活躍には目を見張るものがあった。
加えて、政治家の妻で美術館の館長ウォン・サンア役に扮したオム・ジウォンにも、チュ・ジャヒョンに匹敵するほど、賛辞の声が寄せられている。
しかしどうやら、ドラマを成功に導く最初のきかっけを作った立役者は、第1話から存在感を発揮し、視聴者を物語に没入させたチュ・ジャヒョンだったようだ。
彼女は少し前にも、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『ナルコの神(邦題/原題:スリナム)』で、主人公カン・イング(ハ・ジョンウ扮)の妻役を演じて話題に。
この際も特別出演で登場シーンは少なかったものの、役者としての力量を遺憾なく発揮して視線を集めた。
こうして今年出演した作品で立て続けに好評を得ているチュ・ジャヒョン。今まさに韓国のドラマ界で最もホットな女優と言える。
ところがそんな彼女が、本国で激しいバッシングを受け、現在の世間の反応からは想像もできないほど、一時冷たい視線を向けられていたのをご存じだろうか。
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ある日自身のSNSに投稿した動画で、韓国の漬物であるキムチを中華漬け料理の”泡菜(パオツァイ)”と紹介したことが韓国人の間で*波紋を呼んだのだ。
*中国では、韓国のキムチ文化の起源が中国の”泡菜”にあると主張しているため
母国よりも中国で活動を繰り広げてきただけに、中国ファン向けに発信したのだが、「中国に帰化すれば?」「中国の金に魂を売ったのか」と、強い批判を受けることに。
それに輪をかけるかのように夫の浮気疑惑騒動などもあり、役者としての活動よりも、彼女にとってよくないイシューばかりが目立つようになっていったのだった。
しかし前出の2作で、これまでの世間の反応を覆す逆転劇を見せたチュ・ジャヒョン。マイナスイメージを見事、演技で挽回した彼女の力量には改めて驚かされる。
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