• 韓国ドラマ史に残る名作『イ・サン』(MBC/2007)が、テレビ東京で放送中だ。
  • 本作は、成人俳優の子ども時代を演じた子役俳優の活躍が目立った作品で、かわいらしい姿が視聴者の心を鷲掴みにしていた。
  • パク・チビンやイ・ハンナなど、本作に出演した子役の近況を紹介する。
『イ・サン』は、日本でも絶大なる支持を得た大ヒット時代劇

日本でも絶大なる支持を得た大ヒット時代劇『イ・サン』(画像出典:MBCドラマ)

日本でも絶大なる支持を得た大ヒット時代劇『イ・サン』(MBC/2007)は、日本で初放送以来15年が経った今年も放送をする(テレビ東京/7月10日~)。

本作といえば、朝鮮第22第国王・正祖(チョンジョ)イ・サンの波乱万丈な人生が大きな見どころだが、子役俳優たちの活躍も見逃せないポイント。

放送当時、成人俳優顔負けの演技に愛らしい姿まで披露して視聴者を虜にした。

しかしあれから約16年が経過し、彼ら彼女らはもう立派な大人に。どのように成長し、今は何をしているのだろうか。

かつて見る者の心を鷲掴みにした子役俳優たちの近況を紹介する。

パク・チビン

パク・ジビンは、イ・ソジン扮するイ・サンの少年時代を演じた俳優だ。

現在28歳(日本年齢/以下、年齢は全て日本年齢)となったが当時はまだ12歳だった彼。あどけなさの残る愛らしい姿で、父である思悼世子(サドセジャ)の無念を晴らそうと、涙を流しながら英祖(ヨンジョ)に懇願する演技が視聴者の涙を誘い大きな注目を浴びた。

パク・チビンは、『イ・サン』に出演した

『イ・サン』に出演したパク・チビン(画像出典:MBC)

以降、毎年フィルモグラフィーを更新して主にドラマ界で活躍。昨年は『最愛の敵〜王たる宿命〜』(KBS2/2022)に特別出演、登場シーンは少なかったものの主演イ・ジュンの子ども時代という重要な役を担当。

また『殺人者の買い物リスト』(tvN/2022)ではトランスジェンダーを、『ブラインド』(tvN/2022)では一見親切に見える殺人者役で好演を繰り広げた。

パク・チビンは、『殺人者の買い物リスト』にトランスジェンダー役で出演した

『殺人者の買い物リスト』にトランスジェンダー役で出演したパク・チビン(画像出典:tvN)

来年は『殺人者のショッピングモール』(Disney+)でお茶の間を楽しませる予定だという。

イ・ハンナ

イ・ハンナが演じたのは、ヒロインであるソン・ソンヨン(ハン・ジミン扮)の子ども時代。頭がよく気の利くキャラクターが彼女本来の雰囲気にぴったりで、かわいらしい容姿と相まって見る者に強い印象を残した。

イ・ハンナは、『イ・サン』に出演した

『イ・サン』に出演したイ・ハンナ(画像出典:MBC)

その後、『必殺! 最強チル』(KBS/2008)でク・ヘソン、『タチャ イカサマ師』(SBS/2006)でハン・イェスルの子役を演じ2014年まで着実にキャリアを積んでいった。

そして今年、約9年ぶりに『生まれ変わってもよろしく』(tvN)でお茶の間復帰を果たすことに。

現段階で他の登場人物との関係性が明らかにされていない謎の女性を熱演し、視聴者の関心を誘っている。

イ・ハンナは、『生まれ変わってもよろしく』に出演中

『生まれ変わってもよろしく』に出演中のイ・ハンナ(画像出典:tvN)

今年25歳となりすっかり大人になった彼女の姿に、イ・サンに出ていた子役だと気づいていない人は多いのではないだろうか。

イ・デビッド

イ・デビッドは、イ・サンの腹違いの弟である恩彦君(ウノングン)を演じて、成人俳優顔負けの熱演ぶりで熱い視線を集めた。

イ・デビッドは、『イ・サン』に出演した

『イ・サン』に出演したイ・デビッド(画像出典:MBC)

その後も、『イルジメ~一枝梅~』(SBS/2008)をはじめ『根の深い木』(SBS/2011)など、数々の話題作に出演しスクリーンでも活躍。

近年は『梨泰院クラス』(JTBC/2020)のイ・ホジン役で注目を浴びたのが記憶に新しい。高校時代いじめを受け主人公パク・セロイ(パク・ソジュン扮)に助けてもらう役どころだった彼だ。後にファウンドマネージャーとなって恩返しする姿は物語をより一層盛り上げ、視聴者から熱い視線を浴びた。

イ・デビッドは、『梨泰院クラス』に出演した

『梨泰院クラス』に出演したイ・デビッド(画像出典:JTBC)

以後、2021年10月、27歳で入隊し一時芸能活動に空白期があったが、『イカゲーム2』(Netflix)でお茶の間復帰することが分かっている。

チャ・ウンギ

チャ・ウンギはイ・サンとソン・ソンヨンの子ども、文考(ムニョ)世子・イ・ヒョン役を担当し、愛らしい容姿で見る者を魅了した役者だ。

子役時代は、チャ・ジェドルという名前で活動し、デビューした2007年~2010年まで毎年ドラマに出演。

チャ・ウンギは、『イ・サン』に出演した

『イ・サン』に出演したチャ・ウンギ(画像出典:MBC)

2019年にMnetのサバイバル番組『TO BE WORLD KLASS』に参加し、翌年4月に17歳でTOO(ティーオーオー/後にTO1にグループ名変更)のメンバーとしてアイドルデビュー。2022年6月に脱退するまで華やかな活動を繰り広げた。

チャ・ウンギは、2022年6月までTOOのメンバーとして活動した

2022年6月までTOOのメンバーとして活動したチャ・ウンギ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

今年は、Mnetのオーディション番組『BOYS PLANET』に登場、惜しくも脱落したものの彼らしいパフォーマンスを披露してファンを喜ばせた。

チェ・ウォンホン

チェ・ウォンホンは、恩彦君の息子である常渓君(サンゲグン)・イ・ダム役を担当した役者。現在は22歳ですっかり大人となったが、当時はあどけない表情に釘付けになった視聴者が多かった。

チェ・ウォンホンは、『イ・サン』に出演した

『イ・サン』に出演したチェ・ウォンホン(画像出典:MBC)

7歳で子役デビューして以降お茶の間をメインに着実にキャリアを積み、最後に携わった2018年放送の『ボクスが帰ってきた』(SBS)まで、出演作はなんとドラマだけで30作以上。彼には空白期というものが見当たらない。

しかし2019年に大学に入学し、2020年10月に入隊。2022年4月に除隊しているが学業に専念しているのだろうか、現段階で次期作のニュースはない。

檀国(ダンゴク)大学の演劇映画学科に在学中のチェ・ウォンホン。卒業とともに芸能界復帰し、華やかな活動を繰り広げてくれることが期待される。

チェ・ウォンホンは、『ボクスが帰ってきた』に出演した

『ボクスが帰ってきた』に出演したチェ・ウォンホン(画像出典:SBS)

その他、イ・サンの護衛武士パク・テス(イ・ジョンス扮)の少年時代を演じたクォン・オミンや、イ・サンのライバルチョン・フギョム(チョ・ヨヌ扮)の子ども時代を担当したイ・インソンも出演していたが、それぞれ2009年と2013年を最後にフィルモグラフィーを更新していない。

また、恩全君(ウンジョングン)イ・チャンに扮したカン・サンも、2021年に出演したミュージカルが最後となっている。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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