• JTBCの新作ドラマ『医師チャ・ジョンスク』が好調なスタートを切った。
  • 物語を盛り上げている役者の1人は、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』で悪霊として登場し、不気味な演技で注目を集めたキム・ビョンチョルだ。
  • 長い下積み時代を経て、脇役から主役の座を勝ち取るに至った、彼の役者人生の一部をご紹介。
JTBCの新作ドラマ『医師チャ・ジョンスク』は、好調な滑り出しを見せた

好調な滑り出しを見せたJTBCの新作ドラマ『医師チャ・ジョンスク』(画像出典:JTBC)

JTBCの新作ドラマ『医師チャ・ジョンスク』が、好調な滑り出しを見せた。

4月15日の第1話で4.9%だった視聴率は、第2話で7.7%に急上昇。今後右肩上がりで推移していくことが期待されている。

そんな作品で物語を盛り上げている役者の1人が、キム・ビョンチョル。名前は知らなくても韓ドラファンなら顔を見れば分かるはず。

不朽の名作『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(tvN/2016/以下、トッケビ)で、悪役パク・チュンホンに扮した俳優だ。

全体の出演量は僅かだったものの物語における重要な役柄を担当し、各シーンで確かな存在感を放った彼。中でも11話の最後で悪霊として登場したシーンは圧巻だった。

2分程度の短いシーンでセリフも一言だけだったが、不気味な舌なめずりに背筋が凍るような表情、不自然な動きは見る者を釘付けに。美しく切ないラブストーリーを、一瞬でホラードラマに変えたと言われるほどだった。

キム・ビョンチョルは、悪役パク・チュンホンに扮した

悪役パク・チュンホンに扮したキム・ビョンチョル(画像出典:tvN)

こうして本作で強烈なインパクトを残した彼は一気に知名度がアップ、これを足がかりにお茶の間で活躍する機会が増えていく。

『太陽の末裔』(KBS2/2016)や、『雲が描いた月明かり』(KBS2/2016)、『ショッピング王ルイ』(MBC/2016)など話題作に出演しながらも、残念ながらそこまで脚光を浴びることのなかったキム・ビョンチョル。『トッケビ』は彼の俳優人生における転機となった。

キム・ビョンチョルは、『ショッピング王ルイ』に出演した

『ショッピング王ルイ』に出演したキム・ビョンチョル(画像出典:MBC)

そして2018年に、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』(JTBC)で人気を確立する。

2003年に映画『黄山ヶ原』で役者デビューし、主に舞台とスクリーンで長い下積み時代を過ごしてきたキム・ビョンチョルのドラマ初主演作品だ。

彼が担当したのはロースクールの教授でノ・スンへ(ユン・セア扮)の夫チャ・ミニョク。

“幸せは成績順”という自身の価値観を息子に押しつけ洗脳、勉強を無理強いする役柄を熱演。狂気を感じさせる怪演は視聴者の目を引いた。

しかしその一方で、妻と子どもに反撃され屈辱を味わうシーンでは愛嬌のある姿を披露。本作のギャグキャラクターとして愛される存在に。

キム・ビョンチョルは、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』でギャグキャラクターとして愛された

『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』でギャグキャラクターとして愛されたキム・ビョンチョル(画像出典:JTBC)

以降、『ドクター・プリズナー』(KBS2/2019)をはじめ複数の作品で主役を担当。現在は冒頭で触れた『医師チャ・ジョンスク』で、オム・ジョンファ扮するチャ・ジョンスクの夫ソ・インホを熱演中。

亭主関白で妻に冷たく二重生活を送る役柄だが、どこか憎めないキャラクターを演じている。

現在本作は、Netflixから視聴可能。長い下隅時代を経て実力で現在の地位を手に入れたキム・ビョンチョルの活躍が気になった人は、是非ご覧になってはいかがだろうか。

西谷瀬里

韓国ドラマが大好きな西谷です。現在はK-POP関連の記事を主に投稿しておりますが、韓ドラの魅力や、俳優&女優さんの活躍も随時紹介していきたいと思います。あらゆる年代の読者の方に、楽しんでいただける記事が届けられたらなという思いです。

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