TV CHOSUNのフュージョン時代劇『カンテク〜運命の愛〜(2019)』が、10月5日からBS日テレで放送がスタートした。今年『社内お見合い(2022/SBS)』で注目を浴びたキム・ミンギュが主演を務める作品だ。本記事では彼を紹介する。

TV CHOSUNのフュージョン時代劇『カンテク〜運命の愛〜(2019)』が、10月5日にBS日テレにて放送がスタートした。

『カンテク〜運命の愛〜(2019)』は、TV CHOSUNのフュージョン時代劇。

TV CHOSUNのフュージョン時代劇『カンテク〜運命の愛〜(2019)』。(画像出典:2019-20 TV Chosun)

19世紀の朝鮮王朝で、王や王子の配偶者を選ぶ“揀択(カンテク)”という儀式がテーマの物語で、双子の姉を殺した犯人を見つけるため、王妃になろうとするヒロインと、予知夢を通してその女性を見る王との愛、そして必ず王妃にならなければならない者たちの戦いが描かれている。

出演者は、『オクニョ 運命の女(ひと)(MBC/2016)』や『不滅の恋人(TV CHOSUN/2018)』などで好演を繰り広げたチン・セヨンに加え、『アビス(tvN/2019)』をはじめ数多くの作品で名脇役として活躍してきたイ・シオンなど、韓ドラに欠かせない役者ばかり。

そんな中、時代劇初挑戦にもかかわらず王役に抜擢され、甘いマスクで世の女性の心を虜にした俳優がいる。

今年『社内お見合い(2022/SBS)』で、注目を浴びたキム・ミンギュだ。

キム・ミンギュは、今年『社内お見合い(2022/SBS)』で注目を浴びた。

今年『社内お見合い(2022/SBS)』で、注目を浴びたキム・ミンギュ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

主人公カン・テム(アン・ヒョソプ扮)の秘書室長チャ・ソンフンを熱演し、相手役ソル・イナとの大人の恋愛や“メガネキス”シーンが、視聴者にときめきを与え話題をさらった人物。

キム・ミンギュは、『社内お見合い(2022/SBS)』で、秘書室長チャ・ソンフンを熱演した。

『社内お見合い(2022/SBS)』で、秘書室長チャ・ソンフンを熱演したキム・ミンギュ。(画像出典:krosspictures)

昨年は、チョン・ヘインとBLACKPINK(ブラックピンク)ジス主演のJTBC『スノードロップ』で、血も涙もない冷徹な南派工作員を見事に演じきり、これまでに見たことのない新たな一面を披露した。

キム・ミンギュは、JTBC『スノードロップ』で俳優としての新たな一面を見せた。

JTBC『スノードロップ』で俳優としての新たな一面を見せたキム・ミンギュ(左)。(画像出典:JTBC)

その他これまでに、『シグナル(tvN/2016)』、『この恋は初めてだから~Because This is My First Life(tvN/2017)』、『パフューム ~恋のリミットは12時間~(KBS2/2019)』、『コンビニのセッピョル(原題/SBS/2020)』、『だから俺はアンチと結婚した(NAVER TV/2021)』、『わかっていても(JTBC/2021)』などに出演。

2013年にtvNドラマ『モンスター ~私だけのラブスター~』でデビューして以降、ロマンス、スリラー、ファンタジーなどジャンルを問わず、主にドラマ界で活躍を繰り広げてきた。

そんな彼は現在27歳(日本年齢)で、小学生の頃に映画『ロード・オブ・ザ・リング(2001)』を見て俳優を夢見たのがきかっけで役者の道に進むことに。

デビュー当初は、“千戸洞(チョノドン/地名)のイケメン”と呼ばれ有名だったという。

芸能界入りする前、ある日、待ち合わせ時間に来ていない友人に対し、千戸洞に早く来るよう動画を撮って自身のフェイスブックに投稿したところ、優れたビジュアルが注目され、瞬く前にSNSのスターになったことでついた別名だ。

また、5歳から中学生まで水泳をしていたそうで、試合時には彼を見るために、明け方から女学生が競技場で待っていたという。

このような逸話を持つだけに、彼が韓国芸能界において似ていると言われる俳優はイケメン揃い。パク・ボゴムやコン・ユ、チ・ジニ、キム・ウビン、イ・ヒョヌの名前が挙がったことがある。

それに加え、彼と言えば183cmという高身長をはじめ、がっちりとしたフィジカルも魅力の1つ。

かなりの運動マニアだそうで、趣味はボーリング。ファンミーティングでは腕立て伏せを披露し、ある時は1分間に57回もやってのけたのだとか。

負けず嫌いな性格だと言われており、もしかするとそれが一役買っているのかもしれない。

私生活では猫を3匹飼っているそうで、あるメディアのインタビューで溺愛ぶりを明らかにした。

その他、海産物を口にしないことや、お酒は飲めず好きではないと話したことも。

2019年にトーク番組にパネラーとして出演した際には、撮影現場で実施されたうつ病の判定テストの結果、自身が該当することが分かり世間を驚かせたことがある。

彼は「(日頃)多くの人の視線を感じて、個人的な話はしなくなり、外出しないようになりました。1人の人間としてのキム・ミンギュと、俳優としてのキム・ミンギュの2人が存在するような感じです」と、苦しい日々を送っていることを吐露し涙を流した。

2019年といえば、前出の『パフューム ~恋のリミットは12時間~』で、初めて地上波の主役を務めた頃だ。

当時は、彼の熱演を取り上げるメディアが多く、世間から注目されていたが、華やかな活躍の裏には、知られざる苦悩があったようだ。

うつ病が完治したのかは不明だが、現在までお茶の間を楽しませ続けているキム・ミンギュ。

多くの人に愛されている彼だけに、今後の活躍を期待するファンは多いだろう。

(構成:西谷瀬里)




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