日本でも放送が始まり、韓ドラファンから注目を集めているSBS『ヘチ 王座への道』。劇中、王子を守り抜く正義感あふれた青年パク・ムンスを演じた俳優のクォン・ユルが、ドラマさながらの処世術を持っていると話題だ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

今年2月から日本のNHKで放送をスタートし、韓ドラファンの注目を集めているSBS『ヘチ 王座への道』。

このドラマは、王になるはずではなかった問題児の王子が繰り広げる愛と友情のストーリーを描いている。
俳優のチョン・イルが下女から生まれた王子、後の朝鮮第21代王・英祖(ヨンジョ)の青年期を演じることでも話題を集めた作品で、王の波乱万丈な生涯を壮大なスケールで描き上げ、韓国だけでなく日本の視聴者も魅了している。

俳優のチョン・イルは日本でも放送中のSBSドラマ『ヘチ 王座への道』で主演を務める

日本でも放送中のSBSドラマ『ヘチ 王座への道』で主演を務める、俳優のチョン・イル(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

本作の魅力は何と言っても、巨大権力に屈しない正義を貫く姿が描かれた数々の名場面だろう。
特に視聴者の心を掴んだのは、不遇の王子イ・グム(チョン・イル)の友人で、常に王子を守ってきた正義感あふれる青年パク・ムンス(クォン・ユル)が暗行御使(汚職を調査する国王の特使)として活躍するシーン。

ある時に起きた乱。これが鎮圧されたのと同時に追捕されたのが、権力という言葉に憑りつかれた監察長の上官ウィ・ビョンジュだ。
彼を尋問した人物こそがパク・ムンスなのだが、この時、命乞いをするウィ・ビョンジュに対し「そんなに生きたいのか」と嘲笑し「堂々と死ね!」と一喝したパク・ムンス。

これに対し、ウィ・ビョンジュは「お前は違うとでも思うか? お前もいつか俺と同じ目にあう時が来るだろう」と抗弁するも、パク・ムンスは「そうするかもしれない‥。しかし、お前のように死を恐れ、生きようと必死にもがかない。堂々と死ぬ」とキッパリと言い放つのであった。

このような経緯で2人の悪縁が終わることになる痛快なシーンは、本作の魅力を詰め込んだような名場面として語られている。

俳優のクォン・ユルはパク・ムンス役で視聴者を魅了。さらに現実世界でも多くの芸能人を魅了し続けている

パク・ムンス役で視聴者を魅了した俳優のクォン・ユル。現実世界でも多くの芸能人を魅了し続けている(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

権力争いに巻き込まれ、処世術が問われる時代。
それを生き抜いた司憲府(サホンブ)の監察であるパク・ムンスを演じた俳優のクォン・ユル自身も、キャラクター同様、芸能界で生き残る”人脈”や”処世術”を持った人物であるのだ。

芸能界に知り合いや友人が多いことでも知られている、クォン・ユル。
大学生時代には俳優のチョン・ギョンホと口パクダンスチームを結成し、また、俳優のハ・ジョンウやヒョンビンと同居していたこともあるそうだ。

彼がハ・ジョンウと同居することになったのは、大学の新入生時代のモノマネのおかげだという。これを見た先輩ハ・ジョンウはクォン・ユルをルームメートに選んだ(?)そうだ。また、ヒョンビンとは6カ月ほど同居をしており、その時の縁で現在もなお格別な愛情を抱いている。

ビッグネームばかりが名を連ねるクォン・ユルの芸能界人脈。
親友である歌手兼俳優のユン・ゲサンは、彼がここまで多くの人脈を持っている理由を「彼の目線でのトークでは」と分析し、クォン・ユルの陽気な人柄に加え、優れたMC能力を持ち合わせていることを明かした。

俳優として伸びやかで豊かな表現力を披露しているクォン・ユル。
ドラマ『ヘチ 王座への道』で描かれる険しい時代でも暗行御使として活躍を見せた彼は、現実世界でも厳しい芸能界を確実に生き抜ける”優れた処世術”を持った人物であるようだ。







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