• ちょうど16年前の2007年7月、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)が主演を務めた映画が公開された。
  • しかし、事前に行われた制作報告会の場に、キュヒョンの姿だけがなかった。
  • 実は彼は、映画の撮影期間中に大事故に遭い、ただ一人、出演が叶わなかったのである。
映画『花美男(イケメン)連続ボム事件(2007)』で主演を務めた、SUPER JUNIOR

映画『花美男(イケメン)連続ボム事件(2007)』で主演を務めた、SUPER JUNIOR (画像出典:SMエンターテインメント)

16年前の2007年7月5日、デビュー3年目の初々しいSUPER JUNIOR(スーパージュニア)が、ステージに上がった。

ただし、ステージとはいっても、歌やダンスを披露したわけではない。

SUPER JUNIORのメンバーは、映画『花美男(イケメン)連続ボム事件(2007)』で主演を務め、スクリーンデビュー。その制作報告会のステージに、メンバー“12人”が登場したのである。

映画コンテンツを主に紹介する韓国メディアのマックスムービーが、当時のエピソードを紹介している。

映画『花美男連続ボム事件』は、彼らの所属事務所SMエンターテインメントが、映画事業進出のために設立したSMピクチャーズが初めて制作した作品。

コメディー映画である本作は、高校生に扮したメンバーたちが繰り広げるドタバタ劇となっている。

ストーリーは、ある高校で“イケメン”が襲撃される事件が発生。それは、ボム(汚物入りの袋)を投げつけられるというものだった。しかし「襲われるのはイケメンの証」という噂が広がり、自称“イケメン”高校生らが自らボムを受けようと奮闘する様子が描かれている。

映画の劇中写真。“イケメン”高校生を演じたメンバーたち

映画の劇中写真。“イケメン”高校生を演じたメンバーたち (画像出典:SMピクチャーズ)

映画制作陣は、13人いるメンバーの中で、誰を主演級の“イケメン”として登場させるか悩んだという。

苦心の末、各メンバーの演技力とイメージなどを基準に、ソンミンとハンギョン、イェソンを1次被害者に、続いてシウォン、ヒチョル、カンインを2次被害者の“イケメン”に設定した。

当時、SUPER JUNIORは大人気のアイドルだっただけに、制作陣にとって、ファンの視線は相当負担になったよう。

さらに、撮影現場に多くのファンが訪れるため、集まったファンを管理するスタッフを別に配置することもあったという。

そして、制作陣もメンバーも努力した映画が完成。俳優デビューを飾ったメンバーたちは、制作報告会に出席した。

メンバーで唯一映画出演が叶わなかった、キュヒョン

メンバーで唯一映画出演が叶わなかった、キュヒョン (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

しかし、実際に制作報告会に参加したのは、メンバー13人中12人だけ。

メンバー総出が期待されていた映画には、残念ながら出演が叶わなかったメンバーがいたのである。

それは、キュヒョン。彼は2007年4月、マネージャーとメンバー3人と一緒に乗っていた車が横転するという大事故に遭った。

車外に投げ出された彼は、肋骨と骨盤を骨折、さらに気胸という重傷。一時意識不明の重体となり、4日間昏睡状態が続いたと言われている。

怪我は命に関わる非常に深刻な状態だったが、奇跡的に回復し、同年7月に退院した。

マックスムービーの情報によると、キュヒョンが事故に遭ったのは、撮影2回目の直後だったという。そのため彼は出演できなかったのだ。

それから16年、SUPER JUNIORはメンバーの脱退などを経験し、現在は事実上9人での活動となっている。

キュヒョンの降板が残念でならないが、映画『花美男連続ボム事件』は、当時大所帯グループとして有名だった彼らの活躍を知る方々にとっては、懐かしい作品なのではないだろうか。

酒井知亜

韓国のデパ地下が大好き、酒井知亜です。韓ドラファン歴が長いですが、主にK-POP関連の記事を発信しております。韓国SNSで話題の最新イシューやスターの気になる素顔などを、読者のみなさんにわかりやすく伝えることをモットーに奮闘中です。

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