“校内暴力疑惑”で活動を自粛していたStray Kids(ストレイキッズ)のメンバーヒョンジンが、先日リリースされたニューシングル『Mixtape:OH』で活動再開を匂わせている。しかし、これに対して韓国ネットユーザーからは厳しい視線を向けられているようで‥。
今月26日にニューシングル『Mixtape:OH』をリリースした、8人組ボーイズグループのStray Kids(ストレイキッズ)。
この発売とともに、”校内暴力疑惑”で活動を自粛していたメンバーのヒョンジンも活動を再開し、完全体でのカムバックとなった。
ヒョンジンは今年2月、オンラインコミュニティーを通じて、中学生時代に同級生に対して無視や嫌がらせ、暴言を吐いたという数々のいじめ行為が暴露されてしまった。
その後、この事実を認めたヒョンジンは直筆の謝罪文を公式SNSに掲載し、被害者にも直接会って謝罪。彼はこの翌日から芸能活動を中断し、自粛期間へと入った。
ヒョンジンの活動再開について、所属事務所のJYPエンターテインメント(以下、JYP)は「ヒョンジンは活動休止中に、寄付や奉仕活動をしながら自らを省察した」とし「来月からStray Kidsのスケジュールに合流し、より正しい態度と成熟した精神力を持った姿で活動を再開する予定」と説明している。
しかし、活動休止から4カ月ほどでの復帰とあってか、韓国ネットユーザーの反応は冷ややか。
「厚かましい」「寄付と奉仕って? 反省する時間は本当にあったの?」「本当に反省したら脱退じゃない?」「もうテレビで見たくない」「そんなアイドルを抱えるJYPも最悪」「あきれた」など、数々の手厳しい意見が多く見られていた。
この一方で、ヒョンジンの学生時代を見守ったという当時の教師が、彼の過去の過ちについてこう語っている。
同氏は「ヒョンジンが中学2年生の時のクラスは、全体的に荒い性格の学生たちが多く、クラスの雰囲気が尖っていた」とし、「生徒たちがまだ未熟であったためか、お互いの足りない点をかばうよりも、お互いに非難し揶揄する雰囲気があった」と、当時を振り返った。
続いて「ヒョンジンもこうしたクラスメイトの中で、自分を取り巻く厳しい状況のために混乱した時期を経験しており、言葉と行動がやや荒く鋭敏だったようだ」と語った。
その一方で「ヒョンジンが当時、分別のない言葉や行動で誰かを傷つけたかもしれないが、そのようなクラスの状況が、”ヒョンジンが主導して暴力を振るった”と誇張されたのは事実ではないため、非常に残念」と伝えている。
また、「誤った部分について十分に反省し、傷ついた友人に謝罪し許しを求め、それに対する責任を負うのはヒョンジン本人が担うべきことです」とし「しかし芸能人という理由で、その当時クラスであったすべての事に対する非難と責任がヒョンジンにだけ集中することは酷だと思います。ほかの先生方からも”ヒョンジンが性格の悪い子だという烙印を押されてしまうのは残念で不当だ”という意見をいただきました」と強調した。
つまり今回の件は、”芸能人だから”という色眼鏡により、大袈裟に伝わってしまったという面も大いにあるようだ。
大人たちの誰もが経験してきた、未熟な思春期という時代。
思春期は人としての成長過程であり、誰もが通る道だ。様々な感情を抱きながら苦く痛い経験を積むのと同時に、友情や人との繋がりなどで得た信頼感から、ポジティブな感情も育っていく時期だ。
そんな喜怒哀楽に溢れた成長期であり、取り巻く環境=学校がそれなりにタイトだったという事実が明らかになった訳だが、ヒョンジンに対する大衆からの視線はまだまだ厳しい。
彼なりの背景があったことは事実なのだが、ネットユーザーはこれに聞く耳を持たない様子を見せている。活動を再開させたヒョンジンに対し、韓国では引き続き厳しい意見が寄せられているようだ。
(関連動画)Stray Kids ニューシングル ‘Mixtape:愛’ MV公開‥ヒョンジンの姿も!
Stray kids(スキズ)
Stray Kids(ストレイキッズ / ハングル 스트레이 키즈 / 愛称 スキズ)は、Mnetのサバイバル番組「Stray Kids」を通じて選抜された、JYPエンターテインメント所属の8人組ボーイズグループ。
2018年3月25日に、ミニアルバム『I am NOT』でデビューし、2020年3月18日にベストアルバム『SKZ2020』で日本デビューを果たしている。
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