東方神起(TVXQ)、少女時代(SNSD)、SUPER JUNIOR(スーパージュニア)、EXO(エクソ)と多くのK-POPスターを世に送り出した韓国の大手芸能事務所、SMエンターテインメント。この事務所の第1号歌手であるヒョン・ジニョンがTV番組を通じて過去の過ちを猛省した。

11日に放送されたKBS 2TV芸能バラエティ番組‘スタンドアップ’に、歌手兼音楽プロデューサーのヒョン・ジニョン(ハングル 현진영)が出演し、過去の過ちについて語った。

この日の放送でヒョン・ジニョンは「買いだめをしない歌手ヒョン・ジニョンだ」と第一声から注目を集め、「しかし、今日は買いだめをしようと思っている。もちろん音源の買いだめではなく、笑いの買いだめをする。法律違反ではないので大丈夫だと思う」と軽快な切り口でトークを始めた。

冒頭から引き込まれるトークを披露したヒョン・ジニョン

冒頭から引き込まれるトークを披露したヒョン・ジニョン(画像出典:ヒョン・ジニョン Instagram)

ヒョン・ジニョンは「私がSMエンターテインメントの1号歌手だ。SMの神秘主義が私から始まったということをご存じですか」と述べ、「イ・スマン先生が私に話をするなと言った。バラエティー番組に出て話し過ぎたらダメだよ。ただ ‘はい、いいえ’とだけ答えてと仰った」と出演前のアドバイスについても触れた。

続いて「だから私が調査を受ける時も‘はい、いいえ’とだけ答えた。他の人はしないという草の葉(=大麻)への愛…」と、過去に大麻で社会問題になった事件のことに触れ、「国がくれる健康食である豆ご飯を食べた(=콩밥을 먹었다※1)。私は幼い頃には想像もできない程の人気を博した。なのでしっかりせずに暴れん坊として生きてしまった。今は過ちを悔い反省し、23年目になる」と付け加えた。

※1:콩밥을 먹다=直訳:豆ごはんを食べる=刑務所暮らしをする の意味

ヒョン・ジニョンは「周りは拘置所の話をとても知りたがっていた。初めて入った時、私は歌とダンス大会に出てパンツをもらった。これは社会で言うと車1台分と同じです。だが最初に入った時、すでにいた人たちがいきなり歌を歌わせた。大声を上げながら‘しない’と言ったが、服役中の方々が歌い始めて、仕方なく一緒に歌った」と拘置所でのエピソードも語った。

さらに「拘置所は本当に行く所ではない。とても大変で考えたくない場所だ。再度申し上げるが、国が法律で禁じていることは本当にしてはいけない」と付け加えた。そして「もし好奇心が勝って悪いことがしたくなったら私に連絡をください。私が閉じ込めて、面会もさせて運動もさせてあげる。全部してあげます。すり減らないパンツも差し上げる」と話し、出演者たちの笑いを誘った。

最後に「賢明な社会生活を送ることを誓う」と締めくくり、過去の過ちへの猛省と未来への約束を語っていた。

SM1号歌手ヒョン・ジニョン

さすがSM1号歌手!衰えぬ人気のヒョン・ジニョン(画像出典:ヒョン・ジニョン Instagram)

自身の口から話すことにためらいを持ってしまう薬物に手を染めた過去を、猛省しつつ軽快なトークで語ったヒョン・ジニョン。
今回の放送の様子を自身のSNSでも公開し、それを見たネットユーザーからは「素敵です」「いつも応援してます」「ハンサム!イケメンだ~」「素敵なお兄さん」など、あたたかい応援コメントで溢れていた。

ヒョン・ジニョンは、1989年にSM企画(現・SMエンターテインメント)の第1号歌手として韓国初のシングル「なまめかしい女」を発表。翌年、ヒョン・ジニョンとワワとして正規1集「New Dance」で正式にデビューした。
その後はソロ歌手として活動し、2ndアルバム「NewDance2」の公開曲「曇った記憶の中の君」が驚異の大ヒットを記録し、トップスターの座を射止めた。

しかし、1993年の3rdアルバム発売直後に覚せい剤使用により拘束・立件、さらに翌年にも再度の覚せい剤使用で拘束されている。この事件は所属事務所であるSMエンターテインメントの経営が危機にさらされるほどに大きな打撃を与えた。また、2014年にはソウル中央地裁から破産宣告を受けていた。

それらの苦難を越え、2016年にデジタルシングル「無念夢想」で9年ぶりのカムバックを果たしている。

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