8月27〜29日、日本で約3年ぶりとなる『SMTOWN LIVE 2022 : SMCU EXPRESS TOKYO(以下、SMTOWN LIVE)』が開催された。

8月27〜29日、日本で約3年ぶりに開催された『SMTOWN LIVE』のポスター(画像出典：SMTOWN 公式Twitter)

ライブではSMエンターテインメントの所属アーティストたちが、多彩な楽曲とパフォーマンスを披露。

会場である東京ドームを熱狂に包み、3日間で約15万人のファンを魅了した。

特に今回のライブは2019年以降、3年ぶりに日本で開かれたオフラインの『SMTOWN LIVE』で、当初の予定であった27日、28日のチケットは全席完売。

観客の要望や声援に応えるため、29日には追加公演が決定し、開演前からファンを盛り上げていた。

そんな『SMTOWN LIVE』のビハインド映像が11月15日、SMTOWNの公式YouTubeチャンネルで公開された。

11月15日、『SMTOWN LIVE』のビハインド映像が公開された(画像出典：SMTOWN 公式Twitter)

当時の盛り上がりをプレイバックできると好評を博す一方で、動画内に登場する、あるシーンが話題になっている。

グループごとにリハーサルが行われ、その様子を見守っていた統括プロデューサーのイ・スマン。

画面が切り替わると、公演を控えたアーティストたちが控えスペースに集まり、イ・スマンの話に耳を傾ける様子が映し出された。

ビハインド映像のワンシーンが宗教のようであると賛否を起こしている(画像出典：SMTOWN YouTubeキャプチャー)

注目してみると、アーティストたちはイ・スマンの話を聞きながら目を閉じ、下を向いて何かをお祈りしているようにも見える。

このように団体で祈りを捧げているような姿が、まるで宗教のようであると賛否を起こしているのだ。

韓国オンラインコミュニティーを見てみると、様々な反応が確認できる。

「教会でやる儀式みたい」

「みんなで頑張ろうって目をつぶって、祈りを捧げる人たち、見たことある？やっぱり新興宗教感は否めない」

「結束力を高めるために、決起会をするのはいいこと！」

「イ・スマンの話の内容も問題ないし、とやかく言うことではない」

「”アーメン”と言ってないじゃん～どこが宗教なの？」

と、宗教的な雰囲気を問題視する声の一方で、宗教とは全く関係ないと声を上げるファンも多い。

韓国は宗教に敏感な側面があり、過去には芸能人と宗教の繋がりが、取り沙汰されることもあった。

2018年にはJYPエンターテインメントのパク・ジニョンが、”救援派”と呼ばれるカルト宗教団体の一員であると報道が流れ、大きな話題を呼んだ。

最終的にパク・ジニョンが関係を否定し、騒動は落ち着いたが、疑惑の目は向けられたままである。

今回、イ・スマンがアーティストの前で行った話は、「ファンを楽しませるために頑張ろう」という趣旨のもので、特に宗教的な内容は含まれていない。

しかし、イ・スマンはクリスチャン(カトリック系)であることが知られており、自身の宗教の色をSMエンターテインメントのアーティストにも押し付けているのではないかと、一部で心配されているのも事実だ。

『SMTOWN LIVE』で行われた宗教色の強い、アイドルの団体儀式には、現在もネット上で賛否の声が寄せられている。

今回、話題の中心となったプロデューサーのイ・スマンは、2022年12月31日付でSMエンターテインメントとのプロデュース契約を早期終了することを明かしている。

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