韓国を代表する若手トロット歌手、シン・スンテ。今回、Danmeeではシン・スンテに単独インタビューを実施した。自己紹介から、美空ひばりさんの名曲をリメイクした楽曲について、そして日本のファンに向けたメッセージなどを語ってくれた。

韓国を代表する若手トロット(韓国風演歌)歌手、シン・スンテ。

2020年にシングルアルバム『愛の火』でデビューした彼は、KBS『トロット全国大会』で第4位に上がり一躍名が知られるように。

また、過去には6人組民謡ロックバンド”SsingSsing”としても活動し、アメリカの公共放送NPR『Music Tiny Desk Concert』に出演した経験もある。

今回、Danmeeではシン・スンテの単独インタビューに成功!自己紹介から、美空ひばりさんの名曲をリメイクした楽曲について、そして日本のファンに向けたメッセージなどを語ってくれた。

Q. 簡単に自己紹介をお願いします。

こんにちは。シン・スンテと申します。韓国では「トロット歌手」として知られていますが、並行して国楽活動(韓国の伝統音楽)も行っています。

Q. 日本が誇る伝説の歌手、美空ひばりさんの曲をリメイクされたと聞きましたが、どのような曲でしょうか?

はい、美空ひばりさんの『川の流れのように』をリメイクした『君という花』という曲です。今年の6月にリリースした楽曲で、人生の最期を整理する後悔や恨み、感謝を込めています。

Q. 美空ひばりさんが表現された”人生”を若い男性歌手の方が歌っていると知り、驚きました。どのような部分にフォーカスを置いて歌われたのでしょうか?

私はまだ若いですが、両親そして恩師など人生の先輩方が歩んできた人生のストーリーを聞き、曲に込めました。そして、その方々に対する尊敬と感謝の意味も込めています。

Q. 初めて『君という花』をオファーされた際、どのような心境でしたか?また、美空ひばりさんという存在はご存じでしたか?

『君という花』はオファーされたのではなく、私自身が決めました。原曲を初めて聴いた瞬間、感動と涙が止まりませんでした。これまで人生に関する数多くの曲を聴いてきましたが、歌詞と曲でこんなにも感動したことはありませんでした。なので、制作の方と作詞家の先生にお願いをしてこの曲をリメイクすることになりました。美空ひばりさんは、韓国で大衆音楽を長年されている方なら皆存じている存在でいらっしゃいます。実は若いころから国楽をしているので、私はよく存じ上げておりませんでしたが、今回を機にとても素晴らしい方ということを知りました。

Q. 曲も話題となっていますが、ミュージックビデオも韓国で話題を集めました。どのような方がMVに出演されているのでしょうか?

はい、おそらく日本でも知られているかと思いますが、大物女優のコ・ドゥシムさんが出演されています。実は俳優人生で初めてのミュージックビデオ出演とのことです。オファー当初、お引き受けいただけなかったのですが、1度曲を聴かれたところ、ご快諾いただけました。

Q. 美空ひばりさんの曲を選択した理由は、日本進出を念頭に置かれているということでしょうか?

私の曲を韓国のファンの皆さんだけに聴いていただくよりは、素晴らしい原曲を私なりに新しく歌った曲を日本の方々にもお届けしたいという望みもあります。機会がありましたら、オンラインではなくオフラインで私の曲をたくさんの方々に聴いていただきたいです。

Q. 最後に、シン・スンテさんの日本ステージを楽しみにしている日本のファンに向けてメッセージをお願いいたします。

日本の演歌と韓国のトロットは、縁と母性という大きな共感要素を持っていると思います。”進出”という誇張した表現よりは、大衆歌謡の先進国である日本で修練を積むという覚悟で皆さんにお会いしたいです。そして、私の真面目な人生の物語を歌に込めて、日本のファンの皆さんに必ずお届けしたいです。


君という花

(インタビュー=Danmee)

ダンミ ニュース部

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