新人ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)が、来年(2023年)1月2日に、シングルアルバム『OMG』でカムバックする。

先行曲『Ditto』のMVが話題となっているNewJeans (画像出典：NewJeans 公式Twitter)

12月19日には、先行曲『Ditto』のミュージックビデオ(MV)が公開され、SNSには「見ていて泣きそうになった」「ストーリーがやばい」「胸にジーンとくる‥」など、気になる反応が上がっている。

去る14日には、『Ditto』のティーザー映像『NewJeans 6』が公開された。20秒ほどの映像は、制服を着たメンバーらが教室から飛び出し、廊下を走っているシーン。

しかし、彼女たちの足元を映したカメラの前を、6人の学生が走り抜けて行く。NewJeansのメンバーは5人、どうやら仲間が“一人”増えている。

これにはファンも驚き、「あと一人は誰だろう？」「6人目のメンバーってこと？」「どんな意味が隠されているのかな」など、MVへの期待が膨らんだ。

『Ditto』MVに登場する、6人目のクラスメイトは誰？ (画像出典：YouTube HYBE LABELS 動画キャプチャー)

そして公開されたMVは、『side A』と『side B』の2つ。まるでショートムービーのような世界観で、1人の少女が、女子高生に扮するメンバーとの思い出を全て記録するかのように、ビデオカメラで撮影している。

映像には、楽しいことがあった時も、悲しいことがあった時も6人は一緒。しかし、そばにはいるけれど、5人の輪に入れない時もある。踊っている時は、カメラ越しに見つめている、そんなシーンが盛り込まれている。

その様子から、ファンの間では「『Ditto』はファンソング」「6人目の学生は、“Bunnies(バニーズ：NewJeansファンの名称)」という解釈が多いよう。

MVは、アイドルとファンの関係性を連想させ、どこか切なさを感じさせるストーリーになっている。

MVより。踊るメンバーを撮影中のシーン (画像出典：YouTube HYBE LABELS 動画キャプチャー)

映像を見た人の中には、涙を流した人も。韓国オンラインコミュニティーには「ストーリーがやばい(泣) 昔好きだったアイドルを思い出す‥」「一人ぼっちで撮影した映像を見ているシーンは泣けた」「忘れていた記憶を思い出させてくれるMVだった」など、懐かしさがこみ上げた人が多かったようだ。

たしかに映像には、ビデオカメラやVHSのビデオテープ、ガラケーなどが登場し、1990年代後半を彷彿とさせるような、ノスタルジックな雰囲気が漂っている。

また、カメオ出演している俳優のチェ・ヒョヌクの短髪姿から、頭髪に厳しかった高校時代を思い出した人も。

彼は、今年大ヒットしたtvN(Netflix)ドラマ『二十五、二十一』に出演していたが、このドラマはまさに1998年当時の韓国が舞台。その記憶が新しいだけに、彼の存在がさらに過去の時代を思い起こさせた。

MVには、俳優チェ・ヒョヌクも出演 (画像出典：YouTube HYBE LABELS 動画キャプチャー)

これらの時代背景から、MVに登場する6人目の少女は「プロデューサーのミン・ヒジンでは？」という解釈もされている。

ミン・ヒジンは、SMエンターテインメントの元敏腕ディレクターであり、現在はHYBE傘下レーベルADORの代表とNewJeansのプロデューサーを務めている。

彼女は1979年生まれ。まさに1990年代後半に、10代の青春を過ごした世代だ。

そのため今回のMVは、当時高校生だった彼女の目線で描かれたストーリーだと解釈することもできる。

NewJeansのコンセプトには、1990年代のアメリカ音楽の要素も取り入れられていることから、ファンの間では「ミン・ヒジンは“NewJeans”そのものに、自身の青春時代を投影している」とも言われている。

MVより。6人目のクラスメイトがメンバーを見守るシーン (画像出典：YouTube HYBE LABELS 動画キャプチャー)

韓国のオンラインコミュニティーには、

「みんなの色々な解釈が心に響く。高校生時代が懐かしくなった」

「アイドルに慰められた人たちはみんな、MV見て泣きそうになったと思うよ」

「まさに今オタ活中だから、ジーンと来た‥」

「学生時代に好きだったアイドルを思い出して、すごく感傷的な気分になった」

「アイドルと一緒に過ごした、幸せな記憶を思い出させてくれるね」

「大人になって遠ざかったけど、アイドルは“私の青春だった”と思える存在。Bunniesにとって、NewJeansがそうなることを願うファンソングだと思う」

などの反応が上がっている。MVに登場する6人目のクラスメイトに自身を重ね、懐かしさを募らせた人が多かったようだ。

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