東方神起やSHINeeなど..活動10年を越えた「長寿アイドル」の秘訣とは

韓国アイドル業界は流れの早いことでも有名。結成から間もなく解散してしまうグループがある中で、粘り強いチームワークで10年以上活動を続けているアイドルグループの「秘訣」をご紹介!

流れの早いK-POP業界では、長い期間名声を維持し続けることが容易ではないため、活動期間が10年を超えると「長寿アイドル」と呼ばれるようになる。

「K-POP界の帝王」で代表的な「長寿アイドル」東方神起（画像出典：東方神起 Instagram）

K-POP業界には「魔の7年」「7年目のジンクス」と言われているものがあるが、これらの言葉は、K-POPアイドルたちが結成から7年目を迎えると解散するチームが増えることから言われている言葉だ。

毎年平均4～5チームが解散の便りを知らせており、認知度が低く解散の便りさえ知らされないグループもある。

このようなジンクスを物ともせず、どのグループよりも粘り強いチームワークで人気を維持している「長寿アイドル」の秘訣を見てみましょう！

K-POPアイドルたちがロールモデルにしている神話!!（画像出典：SHINHWA Instagram）

代表的な長寿アイドルグループは、1998年にデビューして今年活動22年目となる神話(SHINHWA / シンファ)。

神話は、数多くのアイドルがロールモデルに選ぶほどK-POP業界で最も歴史のあるグループといえる。

メンバーたちの年齢は30代後半から40代となり、渋みが増して大人の色気を放出し、若い世代からマダム世代まで幅広いファン層の心を掴んで離さない。

神話のメンバーたちは、自分たちの長寿の秘訣として「初心とお互いを尊重する心」を挙げたことがある。

全世界で誰もが知っている東方神起!!（画像出典：東方神起 Instagram）

2003年にデビューした東方神起も、今年で活動16年目になる長寿アイドルだ。

2009年～2010年に、当時メンバーだったキム・ジェジュン、キム・ジュンス、パク・ユチョンがチームを離れたことで解散の危機を迎えたが、その後ユンホとチャンミンの二人でエネルギッシュな活動を繰り広げている。

今年ユンホは自身初のソロアルバムを発売、チャンミンはバラエティ番組に出演するなど、ソロ活動も活発化。

二人は除隊後も世界の各地でコンサートを開催するなど、決して衰えることのない全盛期時代そのままの姿で沢山のファンから愛されている。

10代の頃から生活を共にしてきている彼らは、これまで多くの試練を乗り越えて、家族や兄弟よりもお互いに対する共感と配慮、チームへの愛情が深いと言える。

歌だけでなく、マルチな方面で活躍しているSUPER JUNIOR!!（写真提供：©スポーツ韓国）

SUPER JUNIOR(スーパージュニア)も、今年で活動15年目になった長寿アイドルだ。

毎年メンバーが交替するプロジェクトグループとして出発したSUPER JUNIORは、デビューと同時に人気を呼び、第2次韓流ブームの代表的なアイドルとなった。

これまでのグループとは違い、歌手だけでなくお笑い、タレント、俳優、MCなどの分野でも力量を発揮している彼らは、現在でもメンバー同士の結束力を固めてチームの人気を維持している。

全てのメンバーが除隊し、今年の下半期に完全体でカムバックを予告。

そんな彼らの目標は「ロングラン」だそうだ。

熱い友情は有名..完全体での活動に期待がかかるSHINee（画像出典：SHINee Instagram）

2008年にデビューしたSHINee(シャイニー)は、今年で活動11年目になった。

2017年にメンバーのジョンヒョンが急逝し、深い悲しみに包まれたこともあったが、他のメンバーたちは彼を失った悲しみを胸にしまいながら4人で活動を継続している。

現在メンバーのミンホとオンユ、Key(キー)が軍服務中ということもあり完全体での活動はしばらく中断している状態だが、チーム内の熱い友情はファンの間でも有名だ。

SHINeeのメンバーたちは「各自個性が強くてそれぞれ違うけれど、それを互いに理解して配慮していることにより、一層親しくなった」と長寿アイドルとしての秘訣を明らかにしたことがある。

今回代表的な長寿アイドルの名前を挙げてみたが、このように10年を超えて活動するアイドルグループは、お互いに対する愛情と尊重、音楽に対する情熱と、同じ目標に向かっていくというブレない心で、強い結束力を作り上げていることが分かる。

メンバーの努力とともに、周りのスタッフの努力や、ファンの温かな声援がマッチして良いシナジー(相乗)効果を出しながら、長寿アイドルとしての地位を築き上げていると言える。