SMエンターテインメントを代表する第1世代のガールズグループS.E.S。チーム内でセンター的な存在だったユジンが女優としても力量を発揮しており、話題になっている。

韓国で視聴率50%を突破し、驚異の数字を叩き出した2010年のヒット作『製パン王キム・タック』。

劇中、キム・タック(ユン・シユン)の初恋相手シン・ユギョン役を熱演して視聴者を没頭させたユジンは、今や女優として定着しているものの、実は、SMエンターテインメント(以下:SM)のガールズグループS.E.S(エスイーエス)でセンターを務める伝説的なアイドルだった。

ユジンの女優キャリア最高のヒット作になった『製パン王キムタック』

『製パン王キム・タック』はユジンの女優キャリア最高のヒット作になった(画像出典:製パン王キム・タック キャプチャー)

1981年3月、韓国・ソウルで生まれたユジンは、学生時代に、グアムに住んでいた伯父の提案で家族全員でグアムに移住することになる。

高校生の頃、SMのボーイズグループH.O.T.(エイチオーティー)がグラビア撮影でグアムを訪問した際、マネージャーの目に留まり、ユジンが現地で通訳を担当した。H.O.T.と共に市内観光をしながら通訳を終え、自宅に帰る途中、高級セダンに乗ったイ・スマン代表に声を掛けられたことが芸能界に足を踏み入れるきっかけになったと、バラエティー番組でも公開したことがある。

伝説的なキャスティング秘話を語ったユジン

ユジンは伝説的なキャスティング秘話を語った(画像出典:MBC 黄金漁場 キャプチャー)

その後、1997年11月、SMは10代の少女3人で構成されたガールズグループS.E.Sをリリース。人形のような容姿で輝きを放つユジンをセンターに、多くのヒット曲を飛ばすことに。

中でも1999年にリリースされた『Just A Feeling』のミュージックビデオには、V6のイノッチこと井ノ原快彦さんが出演。これは、井ノ原さんとS.E.Sのメンバーのシューが『東亜悲恋』という舞台で共演した縁で成されたそうだ。

井ノ原快彦さんが出演したSESの『Just A Feeling』

S.E.Sの『Just A Feeling』に井ノ原快彦さんが出演(画像出典:Just A Feeling キャプチャー)

そして、2002年5月、5集活動を最後に解散したS.E.S。ユジンは同年の夏、故パク・ヨンハさんと共演したドラマ『Loving You』を通じて本格的に女優の道へと進み、2010年に女優キャリア最高のヒット作『製パン王キム・タック』に出会い、KBS演技大賞優秀賞を受賞。歌手として活動していた時以来、初めてステージ上で涙を流した。

2009年には、MBC週末ドラマ『縁作り』で俳優キ・テヨンと共演し、2人は2年の熱愛期間を経て2011年7月に結婚。2015年4月に第一子を出産している。

ドラマ『ペントハウス』では狂気の演技を見せているユジン

ドラマ『ペントハウス』でユジンは狂気の演技を見せている(画像出典:ユジン Instagram)

このように、シンデレラストーリーを駆け上がってきたユジンは、10月26日から放送されているSBSドラマ『ペントハウス』に出演中。

『ペントハウス』は、100階建ての最上階に位置するペントハウスを中心に繰り広げられる、歪んだ欲望を持つ”プリマドンナ” VS上流社会に向かって疾走する”女”による、復讐を描いたドラマだ。

ユジンは劇中、学生時代は実力派のソプラノ歌手だったが、不慮の事故で声帯に致命傷を負い、声楽の道をあきらめた無資格の不動産コンサルタント、オ・ユンヒを熱演。子供の成功のために欲深い上流社会に向かって人生を疾走するオ・ユンヒに変身し、今まで見せたことの無い狂気に満ちた演技で泥沼の紛争を描き、視聴者を震えさせている。

女性グループの先駆者的存在で、”国民の妖精”から”泥沼の女”という幅広い修飾語で愛されているユジンは、出演作品や演じるキャラクターによって雰囲気を変貌させる演技派女優として、今日も女優キャリアを更新している。


1998年 S.E.Sのセンターを務めたユジン(動画出典:Youtube MBCkpop)