• キム・ゴンモは90年代を代表する韓国の国民歌手であったが、2019年の性暴力疑惑により芸能界から姿を消した。
  • 2022年に無罪が確定したものの、世間の視線は冷たく、復帰の見通しは立っていない。
  • 事件の影響で彼の家庭も崩壊し、現在も再評価の機会が得られない状況のようだ。

 

キム・ゴンモ

キム・ゴンモ(画像出典:MBC文化放送)

韓国の“国民歌手”として90年代を代表する存在だったキム・ゴンモが、再び注目を集めているようだ。

2019年に浮上した性暴力疑惑により芸能界から姿を消していたが、最終的に嫌疑なしとなったにもかかわらず、依然として公の場にはほとんど姿を見せていない。

キム・ゴンモは、1992年にデビューし、1990年代を代表する韓国の国民的シンガーの一人とされている。特に『핑계(言い訳)』や『잘못된 만남(誤った出会い)』などのヒット曲は、今でも多くの人々に親しまれおり、R&Bとファンクを融合させた独特なスタイルで、韓国音楽シーンに大きな影響を与えた人物と称される。

そんなキム・ゴンモに暗い影が差したのは2019年。ユーチューブチャンネルを通じて、女性A氏が2016年にソウル市内の飲食店でキム・ゴンモに性暴力を受けたと主張し、告訴したことで事件が発覚した。この告発は大きな波紋を呼び、彼の音楽活動にも大きな影響を与えた。

キム・ゴンモ側は一貫して無実を主張し、A氏を名誉毀損および虚偽告訴で逆提訴。その後、2022年11月に韓国検察は彼に対して「嫌疑なし」の処分を下し、A氏の再審請求も棄却された。これによりキム・ゴンモは正式に無罪とされたわけだが、それにもかかわらず、世間の視線は冷たいままだ。

今回、キム・ゴンモの事件が再注目されたきっかけになったのは、2月27日に配信されたウェブバラエティー番組『ノンノンノン』。

同番組に出演したタレントのカン・ビョンギュは、この事件について強い憤りを表し「結局無罪になったが、一度のスキャンダルで国民歌手の地位を完全に奪われてしまった」と語っている。

また「被害者を名乗る女性が謝罪を求め、彼女の弁護士や一部の記者は金銭を要求していた」という主張も展開しており、事件の裏に複雑で且つ不可解な事情があった可能性を示唆している。

さらに、同番組に出演したシン・ジョンファンもこの件について言及し「彼の家庭は崩壊し、生活も完全に破壊された。今でも多くの人々が無罪判決を知らず、事件の存在だけを覚えているのではないか」と指摘している。

事件の真相は明らかになったものの、キム・ゴンモの復帰は未だ実現していない。無罪であったにも関わらず、芸能界への影響は甚大で、再び活動を再開できるのかどうかも不透明なままだ。

ダンミ ニュース部

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