来たる10月、各CSチャンネルで韓国時代劇の新作が続々と放送開始となる。

近年の時代劇はアクションやロマンス、ミステリー要素を加えた“フュージョン時代劇”が多く、堅苦しいイメージを払拭したエンタメ性の高い作品が目立つ。

今回のラインナップには、昨年本国で放送された最新作も含まれており、いち早く視聴できる機会となっている。

さらに、日本の大手レビューサイト「Filmarks」での★評価を参考にすれば、数多くの視聴者からのリアルな評価に基づいて作品を選ぶことができる。

そこで本記事では、10月にCSで放送開始となる韓国時代劇の中から、日本のファンからも高評価を得た8作品を紹介する。(2025年9月2日現在 / ※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合がございます)

『チェックイン漢陽 (ハニャン)』(チャンネルA/2024～2025/全20話)

まずご紹介するのは、2024年から今年にかけてチャンネルAで放送された青春ロマンス時代劇『チェックイン漢陽 (ハニャン)』。

物語は朝鮮最高の旅閣「龍天楼」を舞台に、落ちこぼれホテリアー“四人衆”が織りなす波瀾万丈な日々を描く。

男装のヒロインとイケメン3人という王道の設定が人気を博し、豪華なセットや美しい衣装が時代劇らしい壮大さを演出した。

最終回は自己最高視聴率4.2％を記録し、多くの視聴者の支持を得て幕を閉じた。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.6/50件
●日本初回放送情報：
【第1話先行放送】アジアドラマチックTV/2025年10月4日(土) 15時30分～、2025年10月12日(日) 5時～
【本編】アジアドラマチックTV/2025年10月16日(木) 9時30分～(レギュラー放送)、2025年10月23日(木) 22時～(追っかけ放送)
●番組ページ：
【第1話先行放送】https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011265/
【本編】https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011259/

『ノクドゥ伝～花に降る月明り～』(KBS/2019/全16話)

続いてご紹介するのは、2019年にKBSで放送されたラブコメディ時代劇『ノクドゥ伝～花に降る月明り～』。

絶世の女装美男子ノクドゥとおてんば女子ドンジュが織りなす恋模様を描き、軽快かつ胸キュン必至の物語として高い人気を得た。

脚本には『雲が描いた月明り』を手掛けたイム・イェジン氏が参加し、ラブコメ時代劇として完成度を一層高めている。

主演のチャン・ドンユンとキム・ソヒョンは『2019 KBS演技大賞』で優秀賞とベストカップル賞を受賞し、作品の話題性を証明した。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.9/420件
●日本初回放送情報：アジアドラマチックTV/2025年10月8日(水) 11時30分～(レギュラー放送)、2025年10月29日(水) 24時～(追っかけ放送)
●番組ページ：https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011258/

『仮面の王 イ・ソン』(MBC/2017/全20話)

3作目は、2017年にMBCで放送された歴史ドラマ『仮面の王 イ・ソン』をご紹介する。

仮面で顔を隠して育った世子イ・ソンが、秘密結社「辺首会」との対立を通じて王座と国を取り戻す壮大な戦いを描いた本作。

ユ・スンホとキム・ソヒョンの熱演が光り、サスペンス・感動・青春要素が巧みに融合した作品として高い評価を得た。

さらに本作は『第10回コリアドラマアワーズ』で作品賞を受賞し、時代劇の名作として位置づけられている。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.8/199件
●日本初回放送情報：チャンネル銀河/2025年10月12日(日) 22時～23時20分
●番組ページ：https://www.ch-ginga.jp/detail/kamennoou/

『チャン・オクチョン』(SBS/2013/全24話)

4作目にご紹介するのは、2013年にSBSで放送された歴史ドラマ『チャン・オクチョン』。

キム・テヒ、ユ・アイン、ホン・スヒョン、KARAのハン・スンヨンら豪華キャストが出演し、最高視聴率11.4%を記録した本作は、「トンイ」の宿命のライバルであり、朝鮮三大悪女と呼ばれた張禧嬪を王を狂おしいほどに愛したがゆえに罰せられた悲劇の女性として描いている。

権力争いや党派対立、側室としての葛藤が絡み合い、愛と陰謀に翻弄される人間模様をドラマチックに描き出している。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.9/132件
●日本初回放送情報：チャンネル銀河/2025年10月14日(火) 21時30分～23時
●番組ページ：https://www.ch-ginga.jp/detail/tyan-okuchon/

『猟奇的な彼女』(SBS/2017/全16話)

5作目は、2017年にSBSで放送されたラブコメディ時代劇『猟奇的な彼女』をご紹介する。

チュウォンとオ・ヨンソが主演を務め、2001年に公開され大ヒットした名作ラブコメ映画を朝鮮時代に舞台を移してドラマ化した。

愛嬌たっぷりな王女と頭脳明晰な青年の掛け合いが織りなす物語は、宮廷を舞台にしながらも深刻になりすぎず軽快に展開される。

時代劇初心者でも気軽に楽しめるコメディタッチの明るい作風が魅力の一作である。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.6/84件
●日本初回放送情報：アジアドラマチックTV/2025年10月22日(水) 6時～(レギュラー放送)
●番組ページ：https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011232/

『オクニョ 運命の女』(MBC/2016/全51話)

6作目は、2016年にMBCで放送された大作時代劇『オクニョ 運命の女』。

『チャングムの誓い』や『トンイ』を手掛けたイ・ビョンフン監督による作品で、韓国時代劇ファンの間では必見の名作と称されている。

監獄で生まれ育ったヒロイン、オクニョが逆境を跳ね返し愛と人生を切り開いていく姿は多くの視聴者の心を打った。

最高視聴率22.6%を記録し、韓国ドラマ史に残るヒロイン像を描いた作品として高く評価されている。

●Filmarks評価/コメント件数：★4.0/171件
●日本初回放送情報：チャンネル銀河/2025年10月24日(金) 14時30分～16時
●番組ページ：https://www.ch-ginga.jp/detail/okunyo/

『世子が消えた』(MBN/2024/全20話)

7作目は、2024年に韓国MBNで放送された『世子が消えた』をご紹介する。

EXOのスホが時代劇に初挑戦し、世子が世子嬪にポッサムされるというユニークな設定から物語が幕を開ける。

歴史的な風習を巧みに取り入れつつ、愛と成長を紡ぐロマンス時代劇として注目を集めた。

斬新な題材と新鮮なキャスティングで、韓ドラ時代劇に新たな風を吹き込んだ一作である。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.5/20件
●日本初回放送情報：アジアドラマチックTV/2025年10月25日(土) 8時～(一挙放送)
●番組ページ：https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000011235/

『于氏王后』(TVING/2024/全8話/PG12相当)

最後にご紹介するのは、2024年に韓国で公開されたTVINGオリジナルドラマ『于氏王后』。

チョン・ジョンソ、キム・ムヨル、チョン・ユミ、イ・スヒョク、チ・チャンウクら豪華キャストが集結。

王の急逝により、于氏王妃が24時間以内に新たな王を立てるため孤軍奮闘する姿を描いたアクション時代劇だ。

女性の強さと宮廷の権力闘争が交錯するスリリングな展開で、新感覚の時代劇として注目を集めた。

●Filmarks評価/コメント件数：★3.5/20件
●日本初回放送情報：衛星劇場/2025年10月27日(月) 午後11時～
●番組ページ：https://www.eigeki.com/series/18182